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2024年5月1日水曜日

けじめをつけた読売、けじめをつけられるか日テレ

 先日買ったパソコン用の無線キーボードですが、購入から1ヶ月もしないうちにEnterキーが硬くなって押しづらくなりました。会社用に同時に買った同じメーカーの有線キーボードも会社でBackspaceキーが異音を出すようになり、いくらなんでも耐久性がなさ過ぎて驚いています。
 レビューを見ると同じようにすぐ壊れたと書いている人が非常に多く、メーカー名は「双飛」ですが、最近この手の安かろう悪かろうな中国製品を見ることが少なくなっていただけに、まだこんなメーカーあったんだなと感慨に耽っています。


 話は本題ですが先日自分もこのブログで取り上げた読売新聞の小林製薬事件を巡る談話捏造問題について、捏造を行った記者を休職させ、記事捏造を暗に促した主任を解雇したとのことです。このほかの上長らも給与返上の処分が下されており、捏造自体は悪いことながら読売はこの問題についてきちんとけじめをつけたという印象を受けます。
 以前の記事にも書きましたが、今回のよりもっと激しい捏造報道を行った中日新聞では担当記者にのみ短い謹慎だけさせており、処分の軽さにほとほと呆れることがありました。記者にとって捏造は自殺も同然であり、本人のみならず関係上長らに対しても処分を行い、また直接責任者を解雇した点は評価できると思います。


 一方、まだやってんのかと呆れてくるのがこちらの日テレのセクシー田中さん問題です。原作者の自殺というショッキングな事件が起きた当初は「関係ないから」という態度を取り、世間の批判を受けて自殺に至った経緯などを調べる調査委員会を作りましたが、その時に5月初めには結論を出すと語っていたものの、このスケジュールだとやっぱ難しいと言い出したのがこちらの報道です。

 かねてから5月に発表すると思って続報なきやと思って検索したら上の記事が出たわけですが、確か制作子会社は直接子会社で実質的に同じ社内であることを考えると、外部脚本家を除けば調査なんてすぐ終わるだろうし、どう長く見繕ったって3日もあれば十分じゃないかと思います。にもかかわらず数ヶ月の時間を敢えてかけたということは、問題の鎮静化を優先するあまり日テレは実態解明をわざと遅らせたていると断言してもいいでしょう。逆を言えば、ハナから原因を究明するつもりすらなかったのかもしれません。

 それだけにこれだけ待たせたんだからさぞや立派な報告書が仕上がってことだろうと、私の中で日テレに対する期待感が膨らんでいます。っていうか厳格に関係者の処分を行えるんだし、読売新聞がこの件についてもっと日テレに対して取材、報道したってもいいんじゃないかと思います。
 ただマジな話、もしこの調査が中途半端な結論に陥った場合、今後日テレのドラマ制作に対する原作提供に影響が出てくる気がします。これを機に漫画原作者らも声を上げるようになってきていますし、実際原作者の地位が日本だとまともな契約書も交わさないなどひどい状況なだけに、きちんと団体同士でガイドラインとかこの際作るべきだと思います。

2 件のコメント:

片倉(焼くとタイプ さんのコメント...

テレビ局は「俺たちが漫画をドラマ化して宣伝してやっているのだから多少の改編で
ごちゃごちゃ言うな」と上から目線で偉そうな事を言っている。
テレビ局の関係者がそう思っているかどうかは不明ですが、視聴者にはそうだと思われて
います。何しろ今まで漫画原作をひどく改変したドラマがいくつもありましたから。

調査報告書といえば宝塚事件 の報告書は批判を受けて後から訂正しました。
この手の調査報告書は「東スポ」 並みの信頼性しかないのかもしれません

花園祐 さんのコメント...

 利害関係のある弁護士や事務所に調査させてる時点で中立性はないことはもとよりですが、他人に納得させるための報告書でイラつかせる辺りは宝塚も世間慣れしてないなと思いました。あんなもの作るなら初めから自分で作ればよかったのに。