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2024年2月6日火曜日

うなりくん

 先日忘年会で育児について語る同僚に対し別の同僚が、「パパ活熱心ですね(´・ω・)」といってました。多分彼は「イクメン」といいたかったんだろう。

 話は本題ですが先々週に日本行ってた際、地元なのにこれまで一度も行ったことがなかったのでまたソ連人民の敵であるうちの親父と成田山新勝寺に行ってきました。相変わらず周辺は千葉特有の雑木林ばかりで景観悪かったですが、新勝寺自体は関東の寺にしては非常に大きく、また境内も手入れされてて思ってたより感動しました。
 その際、興味本位でお土産屋を回っていたところ、「なんだこの珍獣は?」と思うものが目に入りました。


 その珍獣とは上の動画に出てくる、成田のゆるキャラを名乗るうなりくんというキャラクターです。いつ頃から活動しているのか知りませんが、自分が彼を知ったのは今回が初めてでした。

 まず第一印象から語ると、SUICAのペンギンとリアルに見間違えました。っていうかどう考えてもこのペンギンの亜種にしか見えないのですが、キャラクターとしてはうなぎがベースで、それに成田空港があることから無理やり飛行機とくっつけ、元ネタがわかりづらいからまた無理やり「成田」という名札を付けたような感じです。
 なお中国人の同僚にこれ見せたら「鳥?」といわれました。少なくともうなぎよりは鳥に近いと思うし、鳥よりもペンギンに近く、うなぎだと一発で看破できる奴はまずいないでしょう。なおその同僚にはそのあとハゲのAAをまとめたサイトを見せたら爆笑してました。

 このうなりくんで自分が一番奇妙に思った点を述べると、何故今の今まで彼の存在を自分を知らなかったのだろうかという点です。これでも一応千葉県のマッドシティ周辺に実家あるし、長く住んできたし、日本行くときは羽田じゃなくほぼ成田で降りるというのに、このうなり君をこれまで一度も目撃したことがありませんでした。
 成田山の近くの土産物屋であればたくさんグッズを売っているのを見るものの、ここまでマイナーなもんなのかなと思って上海へ帰る前に成田空港を見て回ったのですが、一番のおひざ元である成田空港というのに、うなりくんグッズを売っているお店は第2ターミナル内に1か所しかありませんでした。多分これが、マイナーたるゆえんだと思う。

 ただ明らかにマイナーな存在ではあるものの、そのとてもうなぎには見えないキャラクターと胸の「成田」という漢字のアクセントは強く、変に興味を持ち続けて今これを書いています。中国人も漢字がわかるだけに興味を持つかもしれないので、次回に日本行った際はこの際だからうなりくんの小さいぬいぐるみを大量に買って中国人に配ってみようかなとも検討しています。まぁ中国で人気出たところでなんだって気はしますが。

2024年2月4日日曜日

知られざる北条家のあれこれ

 先々週に日本に行った際、比較的近場ながら一度も行ったことがなかった小田原城と、その先にある戦国時代の北条家のふるさとこと伊豆半島を回ってきました。このうち小田原城に関しては城の中が博物館となっており、なかなかお金をかけてきれいにされている上に展示内容も素晴らしく、一見の価値がありました。中でも解説に関しては、それまで自分でも知らなかったような記述も多く、参考になる点が数多くありました。

 そんな小田原城の解説の中であの三角形を三つ重ねた北条家の家紋について、あの形は「三つ鱗(みつうろこ)」と呼称するという説明がありました。これで何が納得いったかって、いろいろ事業やってていまいち本業がなんだかわからないけど、一応エネルギー事業が本業であろうミツウロコという会社が、何故ミツウロコと呼ぶのかが非常に得心しました。子供のころからよくここのガスボンベを目にしてたけど、北条家と同じ三つ鱗の家紋を会社商標にしているあたり、これがその名用の由来で間違いないでしょう。

 このほか北条家、というより小田原城について知らなかった事実として、よく小田原城は街ごと堀で囲んだ日本にしては珍しく非常に大規模な城郭であった背景がありました。私はてっきり小田原城は初めからそのような総囲い(総構え)だと思っており、だからこそ上杉謙信に攻め込まれても持ちこたえられたんだろうとも思っていたのですが、実はこれは間違いでした。
 小田原城が総構えとなったのは実は秀吉の小田原攻めの直前だったそうです。それまでは確かに敷地の広い城だったけど総構えっていうほどではなく、秀吉が来るってんで防御機能を高めるためあのように総構えになったそうです。

 そんな小田原城を見て学んだあと、そのまま親父と伊豆方面へとドライブに行ったのですが、改めて思ったこととして伊豆半島はやはり交通事情が悪いということでした。熱海までなら割と行きやすいですがそこから伊東に行くならハトヤ、じゃなくて伊東まで行こうとなると海岸沿いの道だと有料道路となって距離の割に結構お金がかかり、海沿いの切り立った崖の道を延々と走ることとなります。
 この崖沿いの道だけでなく、山間部を縫うようにして源頼家も暗殺された修善寺を経由するルートもあるのですがこちらも道が険しく、周りは覆うような山ばかり。なお山の中でもおわん型した大室山は遠目にもわかり一見の価値があります。親父が高所恐怖症のため、上までリフトで上らなかったけど。

 このような伊豆半島を巡ってみて思ったこととして、現在地震の影響で交通が寸断されている能登半島と同じく、半島の交通の険しさというもの改めて感じました。元々、半島というのは地盤が隆起または沈降してできることから、必然的に海側は切り立った崖ばかりとなり、陸地は大小の山々で平地が寸断される形状となりやすいです。能登半島は訪れたことがないのですが、報道や今回の伊豆半島周遊を巡ってみて考えると、その交通手段というか移動路はかなり限定されていたのではないかと思えます。
 それだけに、道が限られていることから源頼家が修善寺に押し込められたのもよく理解できました。道がないので出ようとしても関所に阻まれるし、逃げようとしても山に阻まれるので幽閉にはうってつけだと思います。かのように半島というのは道路において制限が多いと痛感するとともに、北条氏が韮山から小田原へ本拠を移したというのもよく理解できました。

2024年2月3日土曜日

伊東選手を巡る週間新潮報道を見て思いだされる赤報隊事件誤報

 文春の松本人志氏の報道に続こうとしたのか週刊新潮は先日、作家日本代表の伊東純也選手が性加害を過去に起こしていたとする報道を行いました。この報道を受け対応が一時二転三転したものの日本代表チームから伊東選手は離脱することとなり、その影響は彼本人だけでなくサッカー日本代表にも及んでいます。
 一連の報道に関して伊東選手は事実無根だとして被害告発者に対し提訴を行い、これを受けて新潮側は加害を認めず逆に相手を貶める行為だとして、伊東選手への批判を強めています。双方ともに自らの認識に対し強い自身と証拠を持っていると主張しており、今後は報道よりも裁判を通して事実関係を争っていくことになるでしょう。

 その双方の根拠や証拠などを詳しく拝見していないため、現時点ではどちらの言い分が正しいのか、または真実味があるのかについては判断しかねるのですが、今回の報道を見て自分が真っ先に思い出したのは、2009年に週刊新潮がやらかした赤報隊事件に関する誤報です。


 上の記事はまさにその誤報があった当時に自分がまとめた記事ですが、赤報隊事件こと朝日新聞社襲撃事件について犯人が名乗り出たとして、週刊新潮は2009年にこの犯人に対する記事を掲載しました。しかしその実態は全く無関係の人物に新潮側が報酬となる金を渡して犯人に仕立て上げていたにすぎず、荒唐無稽な主張を繰り返し続けたものの当事者である朝日新聞を含む世間の批判を受け、最終的に誤報を認めた事件です。
 なおこの時に犯人と自称した人物はこのすぐ後に自殺しています。

 この事件は初報掲載時より新潮を買って自分も追っていましたが、初報時の時点で違和感のある内容が多く、朝日新聞の批判に反論する形で出した第二報の時点ではっきり誤報というか捏造であることが素人目にもわかる内容でした。自分のブログ記事にもある通り、悪だくみがばれた後に新潮は「自分たちも犯人自称者に騙された」という論調を取り、担当編集者は飛ばしましたが明らかに捏造を主導した立場であったにもかかわらず、新潮側も被害者であるというスタンスを取り、反省から程遠い態度を見せていました。

 言うまでもなく、この赤報隊事件の誤報は今回の伊東選手の報道とは全く無関係であり、結び付けるべき内容でもありません。ただ新潮には上記のような前科があるということは事実であり、それだけに自分も文春と比べるなら新潮の報道に対しては、記事内で明確な根拠が示されない限りは額面通りには受け取れません。
 それにといっては何ですが、伊東選手側の反論に対する新潮の弁明を見ていると、何となく赤報隊事件の時と同様に反論内容を否定するのではなく、被害者に対する配慮がないなどと、論点をずらすような主張のように見え、印象的にもなんか苦しそうな逆反論でした。まぁあくまで私の印象ですが。

 そのうえで、赤報隊事件も射殺された記者の遺族がいるにもかかわらず恥知らずな報道でしたが、今回の伊東選手に関しては現役のスポーツ選手であるということを考えると、ことによっては赤報隊事件の誤報以上に誤報であったら取り返しがつかないほどの事態に発展すると予想します。
 それを踏まえ新潮に対しては、変に世論におもねる(期待する)のではなく、あくまで記事内容で勝負し続ける、即ち論理的根拠を持った報道できちんと勝負すべきだと言いたいです。

2024年2月1日木曜日

映像化され原作改変で揉めた過去の事例

 昨日夜にまた上海の自宅に戻りましたが、霧で飛行機がディレイして予定より帰宅が遅れたためまたブログの更新サボってゲームしてました。どんだけ疲れても、ゲームする気力は残ってる。

 それで本題ですが、せっかく国会が開会したというのに岸田総理の施政方針演説なんてまるでニュースにならず、世間は先日からマンガ「セクシー田中さん」の作者の自殺を巡る騒動でもちきりです。
 この騒動は同作のドラマ化にあたって作者が、未完であることから原作に忠実に従って作成し、改変する場合は事前に話し合うという意向をあらかじめ伝えていたところ、実際にはほぼ無視される形で原作改変が続いていたということを作者自身がネットで明かしたことでヒートアップしました。しかし騒動が大きくなった直後、特定の人物を批判する意図でなかったとする発信を最後に作者自身が自殺をしたことで、映像化にあたり原作が一方的に改変されるという現実と、作品を守りたい原作者の意向がクローズアップされ、その他の漫画家なども声を上げるなど、世間の関心もどんどん高まっています。

 上記の「セクシー田中さん」の騒動に関しては私自身は原作もドラマも見ていない立場ゆえコメントする気もないのですが、この騒動を見た際に映像化の際に原作者と原作改変で揉めた過去の事例でいくつか思い当たるものがあり、それを今回まとめることにします。

・ネバーエンディングストーリー(ミヒャエル・エンデ)
 米独合作で1984年に公開されたこの映画ですが、原作はミヒャエル・エンデの「果てしない物語」となっています。大筋の話としては原作通りでその幻想的な世界を映像化した点は評価されたのですが、作者のミヒャエル・エンデは一部のストーリー改変、特に最後に主人公が竜(モフモフ犬にしか見えないが)に乗っていじめっ子に仕返しするシーンは激しく批判し、映画会社に対し賠償を求め提訴までしています。
 なおエンデの提訴は最終的には棄却され、彼本人も「ヒットした映画によって自分の作品をより多くの人に知ってもらったのはよかった」と態度を軟化させています。

・ヘルシング(平野耕太)
 現在も現役の超人気作家である平野耕太氏の代表作ともいえるヘルシングですが、かつて深夜アニメ枠でテレビアニメが放映された際、作者の平野氏は「アニメは見なくていいです」という発言を当時していました。元々過激な発言で知られる平野氏ですが、自身の作品を原作としたアニメ作品に対しても容赦なく批判していました。
 実際、この時作られたアニメ版は漫画版の内容から大きく逸脱しており、それだけの改変をしておきながら一般からの評価も高いものではなかっただけに、擁護の仕様がなかったと私も思います。っていうか、ナチスの出てこないヘルシングってもはや何の作品だというレベルだし。
 ただ救いだったのは原作が超人気作品で作者自身も強く望んだことから、後に原作に忠実なOVA版が制作され、こちらは作者も視聴者からの評価もともによく、現在でヘルシングのアニメとくればOVA版を指すようになっています・

・いいひと。(高橋しん)
 今回の「セクシー田中さん」の例に最も近い例としては、私が知る限りこの「いいひと。」なのではないかと思います。この作品は元SMAPの草彅氏の主演でドラマ化され、放映当時は非常に高い人気となって草彅氏の出世作にもなったのですが、「主人公とヒロインだけは改変しないでくれ」という作者の意向が無視されて制作されたことにより、作者の高橋しん氏は非常にショックを受けて放映途中に「原作」から「原案」に立場を変えた上、この改変によるショックがきっかけで連載中だった漫画作品も連載を終了させています。
 その後に高橋氏は「最終兵器彼女」で再びヒットを飛ばしますが、「いいひと。」と比べると非常に鬱度の高い作品で、私自身は「最終兵器彼女」をあまり面白いとは思っていません。反対に「いいひと。」はサラリーマン漫画としても十分評価でき、非常に優れた作品だと今でも思うだけに上記の経緯を後年知った際は私も落胆しました。

 映像化にあたって原作者と揉めた例として以上三つを挙げましたが、「いいひと。」のように放映途中で原作から原案へと立場を変えた例としては山田芳裕氏の「へうげもの」もあります。また「スケバン刑事」の和田慎二も、ドラマのシリーズ2は絶賛しつつも、シリーズ3に関しては作品の根幹部分が崩れているとして強く批判していました。
 これらの例を挙げて一体何が言いたいのかというと、古今東西地域を問わず、このように原作改変は過去何度も起こっているということです。もちろん原作に忠実に作ったところで売れなければ話にならないし、映像化にあたって妥協しなくちゃならない点もあるでしょうが、そうした点を事前に作者との間で合意を得るか、得られないなら制作を見送るとかといった対応がこれまでなされているかといえばかなり疑問です。これだけ過去に何度も問題化しているというのに。

 私自身もメディア業界にいた際、これほど契約を舐めた業界はないなと当時思っていました。基本的に口約束で報酬額まで決まってしまうだけに、取り決めや合意に関する意識が非常に希薄で、だからこそ以上のような原作者との紛争が頻発するのだと思います。
 ちなみに今は反対に、普通の業界以上にコンプライアンスや契約意識が厳しい業界に身を置いているので、たまにメディア関連の仕事すると「コンプライアンス的にやばくね(;´・ω・)」などと一人で焦ったりします。

 最後にゲームの「新スーパーロボット大戦」の原作改変例について触れます。この作品ではGガンダムのキャラクターである東方不敗を、原作を無視して宇宙人という設定にしています。この原作改変に関してプロデューサーの寺田氏は勝手な改変だと自覚しつつも、脚本担当の意見を通したことに長年悩んでいたそうなのですが、Gガンダムの生みの親である今川監督はこの原作改変を知った際、

「その手があったか( ゚д゚)ハッ!」

 などと納得した上、むしろこの設定改変に理解を示したそうです。これを聞いて寺田氏もほっと胸をなでおろしたといいますが、こう言っては何ですが改変することに悩むほど人が良くできた寺田氏だからこそ、今川監督も理解を示してくれたんじゃないかと思います。ゲーム業界の人は世間知らずで放言する人が多いですが、マジでこの寺田氏は見るからに温厚で、且つ気配りのできる珍しい人だと密かに評価しています。
 まぁスパロボの原作改変というか、原作の枠を超えて大活躍しているキャラを挙げるとしたらダイモスの三輪長官だと思うけど。出演作品がダイモスではなくダンクーガだと誤解されるのはもはやご愛敬なくらいだし。

2024年1月28日日曜日

日本人は好景気を実感し始めてきたか?

中国と日本の経済は「逆転」した?3年ぶりに上海を訪れた私が見た“驚きの光景”(ダイヤモンドオンライン)

 本題と関係ないけど上の記事を書いている王青さんは中国語で読むと「ワンチン」という発音となるため、この人の名前を見るたびに魔法陣グルグルに出てくるワンチンを思い出します。

 話は本題ですが上の記事の内容に関して、自分の実感と完全に一致します。外資からの投資で生きていた上海だけにこの1年間の不景気、特に外資投資の鈍化がかなり直撃しており、マジでショッピングモールとか空きテナントが非常に目立って不景気感マックスです。
 対照的に日本は好景気というか、昨日も北千住のマルイに友人と行きましたが午後1時半の段階で管内の喫茶店はどこも満席で空き待ちの客が列をなし、また上海と違って空きテナントスペースは見当たらず、マジ景気いいように見えました。実際、館内の客数も非常に多かったですし。

 この日本が景気いいという話、私はかねてからこのブログで指摘していて去年秋に日本へ行った際も周りにそのように話していました。しかしその際の周りの反応はというと「(。´・ω・)?」といった感じで、自分がどれだけ日本が今好景気にあるかを説明してもいまいちピンとこないような顔をしていました。この点について何人かは、企業業績はよくなっているかもしれないけど実際の給与にはまだ反映されていないから好景気の実感がないのでは、などと話していましたが、給料だけで景気判断するなよという気持ちを当時は覚えていました。

 関係ないけど今急に「間隔の感覚について侃々諤々と議論する」という妙なダジャレを思いつきました。

 話を戻すとそれが今回、前回からわずか数ヶ月しか間隔が空いていないにもかかわらず、前回と比べると自分が日本は今好景気だと話をすると、前よりは「そだねー(´・ω・)」というような感じで思い当たる節はある的な反応をみんな示すようになりました。少なくとも株価では空前の高値を付けているし、また街中でも物価が上がりつつも消費意欲は高まっているように見え、前より景気の好調さを日本人自身が自覚し始めているような気がします。
 仮にそうだとしたらいい傾向であるように私には思え、こうした好景気の感覚が高まって社会全体で消費が増え、景気がいいサイクルに回っていけば、マジで90年代以降としては悲願の完全なるデフレ脱却が見えてくるかもしれません。

 そうは言いながらも、私の好きなPCサプライ品の値段を見るとノートPC用にスタンドが最低でも2000円、平均で4000円近くで売ってるのを見て、「ぼりすぎだろ(´・ω・)」という感覚を覚えます。中国ならマジでこれ400円くらいで買え、その他のサプライ品もマジで日中間に10倍近く差が開いており、なんか日本のPCサプライ市場は原価に比して消費価格が異常に高い気がします。
 これは私に対し、中国からこの手の商品を輸入して売れという天の啓示だろうか(´・ω・)

2024年1月26日金曜日

増え続けるお土産……

 また更新が空きましたが特に深い理由はなくまた日本に入り、昨日と今日は伊豆半島に旅行に行っていたためです。

 さて今回日本へ行くことについて中国人女性の同僚に話し、何か買ってきてほしいものがあれば対応するがと伝えたところ「いえ、特にないです(ヾノ・∀・`)ナイナイ」という答えが当初返ってきました。しかしその翌日には「やっぱり一つお願いしてもいいですか(^ω^)」といってきて、その翌日には「もう一つお願いしてもいいですか(^ω^)」といってきて、なんか1日ごとにオーダー品が増えていきました。

 もちろん代金は人民元に換算して後で向こうが払ってくれはしますが、運ぶ際に荷物がかさばるとかそういうことについて中国人は一顧だにしてきません。以前にも「日本で買えば100円くらい安くなるからじゃがりこ10箱買ってきて(´・ω・`)」といってきた奴もいましたが、じゃがりこ10箱だとどれだけ荷物がかさばるか、そういうことは一切配慮してきませんでした。さすがにこの時は激怒して、「1000円やるから上海で自分で買え!(# ゚Д゚)」ガチで怒鳴りました。
 以上のような経緯について別の中国人に話したところ、「だめですよ花園さん。中国人に旅行日程漏らしたら無茶苦茶なことお願いされるだけですよ(´・ω・)」と教えらえ、それからは内密に旅行することが増えてきています。今回ももう少し、情報緘口敷くべきだった。

2024年1月22日月曜日

中国ロボット業界への関心

【データ検証】生産台数世界一!中国の産業用ロボット市場の規模はどんな感じ?(ロボティア)

 昨日またロボティアへ上の記事を出しました。元々ロボティアはロボット業界ウェブマガジンということでいくらかはその方向に合わせた記事も出した方がいいと思ったのと、実はこの手の中国ロボット業界に関する統計記事があまり手を付けられていないという感覚が前からあり、今回こうして自分の方でまとめて日本語化して出すこととしました。

 何気に中国ロボット業界は以前から関心があり、自分が勝手に好きになっている安川電機や川崎重工なども進出してきていることもさることながら、市場規模ですでに世界1位で、記事にも書いている通り自動車業界とは違い、日系メーカーが比較的優位を保っている有望市場であると目してきました。
 にしても何気にエプソンが中国市場シェアナンバーワンってのは、エプソン関係者でも知らない人多いんじゃないかな(;´・ω・)

 話を戻すとそのような有望市場でありながら自動車業界などと比べこれまで日系メディアに取り扱われることが非常に少なく、ちょっとこの辺で思うところがありました。実際に調べてみたところ業界専門メディアはまだそんなに強くなく、しいて言えば星座宇尾行全般に強い日刊産業新聞がそこそこ記事を出してるくらいで、ライバルは少ないなという印象を覚えました。
 自分のライターとしての強みはやはり中国が読める(あと歴史に詳しい)点だと思っており、その点で現在市場規模が世界一でロボット的に熱い中国市場の市況記事を書くだけでも、そこそこPVを稼げるんじゃないかと取らぬ狸のスキンメソッドを組み立て始めており、今回書いた内容以外にも記事ネタをそこそこ拾ってきています。

 っていうか中国メディアが優秀で、記事翻訳するだけで日本語記事できちゃうの素晴らしい。

 一応、その気になれば中国の日系メーカー相手に取材することも可能なのですが、それは逆にミステイクになるのだろうと内心思っています。この手の業界専門メディアに多いのはそう言った業界関係者のインタビュー記事ばかり載せて、結果的にインナーサークル化して一般読者がついてこれなくしてしまうことだと思います。確かにB2Bで狭いっちゃ狭いですが、部品点数はそこそこあるので必要以上に専門化させず、如何に普通の人が興味を持って読めるような経済記事を作るかという点がこのロボット業界では重要であるように思います。
 そういう意味でまず第一歩として日本の市場規模などと比べた中国のロボット市場記事を今回出したわけで、見出しも意図的に柔らかく「~どんなかんじ?」という言い方にしました。っていうかはっきいえばライバル少ないの勝算があり、マジでロボティアを「日中ロボット市場といえばこれ」的なメディアにしてやろうかと密かに狙っています。

 なおロボティアの連載を開始してから、ロボティア全体のPV数はそれ以前と比べて明確に増えてきているということを運営側より伝えられています。まぁあのプロジェクトEはまさに一般読者をかき集めるような、PV稼ぎを前面に出した記事だったのでそうならなくちゃ困るんですが。