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2025年8月11日月曜日

英国のタワーブリッジの攻撃機通過事件

 今日も頭痛でヘロヘロになって帰宅した後、自宅で冷房あっけならYoutubeを見ていたところ、下記の事件内容を紹介するこんな動画がおすすめに入ってました。


 内容は動画を見てもらった方が早いのですが、1968年に英国では空軍の削減方針が出ていて冷遇されており、設立50周年にもかかわらず何の記念行事も行われなかったそうです。これにキレたアラン・ポロックというパイロットがホーカー・ハンター攻撃機を勝手に持ち出し、ロンドン中心部へと飛び立つと議会周辺で騒音をまき散らしながら飛び散らし、挙句にタワーブリッジを見かけるやその欲望を抑えきれず、橋の下を爆速で通過するという快挙を成し遂げたそうです。
 もちろんこんな行動を軍も見過ごせるわけはないのですが、軍法会議にかけないため彼を除隊処分にして放免にしたそうです。また世論も破天荒な行動を取ったとはいえアランを支持する声が大きく、結果的に英空軍にとって大きな追い風になったと紹介されています。

 そんなアランのその後ですが、除隊後はビジネスで成功し、英空軍とも良好な関係を維持していたそうなのですが、なんとつい先月の7月1日に亡くなっていたそうです。恐らくそうした縁で上のショート動画も作られたのではないかと思いますが、江戸っ子的に言うと粋な行動を取る人だと私にも思え、そうした歴史上ともいえる人物がつい先ごろまで生きていて亡くなったという事実に何かの縁を感じ、こうして記事を書くに至っています。
 やはりパイロットというのは、絶対服従を求められる軍の中にあっても空を飛ぶ自由を求めてなんぼでしょう。自由という翼なくしてパイロットにあらずです。

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