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2025年8月4日月曜日

プロ野球球団を買収するとしたらどんな企業がいい?

 昨日一昨日はこれまでの疲れからかずっと頭痛で「トムとジェリー」の映画を見に行った以外は寝込んでました。冷房の当たり過ぎだろうか。

 話は本題ですがプロ野球は最後の補強期間も終わりいよいよ後半戦が熱を帯びてきています。セリーグは阪神が独走状態ですがここにきてヤクルトで三冠王の村上選手が復帰してすぐにホームラン連発しており、各球団にとってボーナスゲームだったヤクルト戦がシビアな戦いになってきています。パリーグは日ハムとソフトバンクの二強に対しオリックスがどう食い込むかという争いで、こっちはこっちで面白いです。

 そんなプロ野球ですが、前年の状態から改善はみられるもののパリーグは西武、セリーグは中日が以前としてチームとして厳しい状態にあります。そもそもこの二球団、親会社自体があまり球団経営に真剣ではなく、どちらかと言えば球団を売却したがっているようにすら見えます。特に西部に至っては球場が半屋根という誰得な構造していて、夏暑くて春寒く、夏は虫が入ってくるなど史上最悪の球場として名高いです。親会社の西武グループ自体も決して業績が良くないだけに、もし球団売却があるとしたら現状で最有力候補でしょう。

 ただ仮に売りに出されるとしても、買収しようとする潜在的企業数は多いのではないかと思います。というのも日ハムのエスコン球場周辺の都市開発が非常に大当たりしていて、球団経営で黒字を出すのは以前ほど難しくはなくなっているからです。日ハムに至ってはエスコンの大当たりもあってか、二軍の新しいホーム球場選定においても北海道の各自治体(札幌市を除く)が誘致合戦を繰り広げるなど、自治体も歓迎ムードを出しています。

 エスコン球場の成功に関しては言うまでもないですが、ボールパーク構想というか球場を中心とした都市一体設計にあり、かつては鉄道会社が主にやっていた事業です。北海道という土地においてもあれだけ成功するのであればほかの地域でも十分成功の目があるだけに、球団買収とともにこうした事業を手掛けたいという企業は少なくないでしょう。

 では実際に買収するとしたらどんな企業が向いているのか。まず球団買収の最大のメリットこと知名度向上に関しては、業績が良いけどあまり一般知名度が高くないB2C企業が一番メリットがあります。この辺、既に社会人野球チームを持っている会社だと買い辛く、この一点でトヨタをはじめとする自動車系企業は候補から外れます。
 そうした候補を除いた場合、友人なんかは「ニデック辺り買いそう」と言ってましたが、確かにニデックなんかは候補になる気がします。私個人としては健康食品とかだとスポーツとのイメージ相乗効果も狙えるだけに、ツムラとかもありなのではないかという気がします。このほか業績一択ならキーエンスもいいように思え、もし実現するとしたらリリーフカーにはぜひトヨタ・プロボックスを使ってほしいです。

 もっともこうした企業以上に事業的に一番有利となるのは、先のエスコンを例にすると不動産系企業かもしれません。財閥系はあまり球団を持ちたがりませんが、住友不動産なんかが都市開発と一緒に球団経営とかするのも意外とありな気がします。近くにマンション作っても、買うファンは絶対いるだろうし。

 なんでこんな記事を書いたのかというと、やはり既存企業に対して球団経営に興味ないなら早くやる気のある企業に売ってもらいたいからです。日ハム以外にもDeNAもTBSから買収するや熱心な球団経営により大幅な黒字を叩き出したうえ、人気も向上しています。やる気のない企業が球団を経営すると人気も下がり、プロ野球全体の人気にも影響するように思え、だったらどんどんと売却を繰り返した方が先の例を見ていてもいいように感じます。

 なおロッテに関しては既に千葉市が新球場の計画を立ち上げており、ロッテ自身も今年は成績は振るわないけど球団経営に意欲を持ち続けているので、売却の線はまずないでしょう。そもそもマリンスタジアム自体が海風でホームランが出づらくなるというファン泣かせな球場なだけに、今度の球場移転でいい方向に変わってもらいたいものです。松戸辺りに移すといいことあるかもよ(´・ω・)

2025年8月1日金曜日

中国蘇州市の日本人襲撃被害事件について

 気のせいかもしれませんがなんか最近ニュース多くて、ほぼ毎日ブログを書かされているような気がします。6月とかマジでブログで書くネタなくて一時期困ってたほどなのに、なんなんだろう今年の夏は。


 それでちゃっちゃと本題に移ると昨日起こった蘇州市で日本人が襲撃された事件についてですが、この事件を私が知ったのは今朝で、蘇州に知り合いの多い同僚が「なんか昨日また事件が起きらしいよ」と教えてくれました。そしてこの段階で、また後出し孔明になりますが襲撃内容は殴打の可能性が高く、被害者は大人だろうと推測していました。
 なんでこのように思ったのかというと、もし刺傷であれば日系メディアや現地コミュニティがもっと大きく反応して、友人に教えられるまでもなく私のところにも情報が入ってくるはずだと考えたからです。同様に、被害者が子供であればその辺が大きくクローズアップされるはずで、特に年齢層に言及されていない時点で大人だろうとここはかなり強く確信を持っていました。

 事件内容については上のリンク先にあるようにすでに下手人も捕まったとのことなので私の方から特に語ることはありません。なのでこの事件に絡めて同僚から聞かれた質問とその回答を書くことにします。

 まず「何故また蘇州なのか?」というのが大方の日本人の疑問じゃないかと思います。蘇州とくれば先の日本人親子が刃物で襲われ、かばった中国人女性が亡くなるという痛ましい事件の記憶がまだ新しいだけに、今回の事件を受けてまた蘇州かと多くの人が思ったことでしょう。蘇州でこうも立て続けに日本人への襲撃事件が起きたことは単純に偶然としか言いようがありませんが、その偶然の確率を高めている要素は確実に存在します。
 第一に、蘇州は日本人が非常に多く住んでいるエリアで、その規模は上海に次ぐ水準です。何故かというと単純に日系企業が多く、また沿岸部で交通の便が良くてそこそこ発展しているため住みやすく、日本人向けの病院や学校も比較的整備されているからです。ただそれは上海や北京も同じ条件なのに蘇州ばかりでこうも起きるのかという別のファクターとしては、

・上海や北京ほど警察力が高くない
・上海や北京以上に流れ者が多い

 というのが大きいと私は考えます。蘇州も大都市ですがそれでも上海や北京ほどには重要度は高くなく、治安を管轄する警察への政府の力の入れ方も一段低いものになります。またもう一つの流れ者が多いという点ですが、上海も地方から上京してきた労働者がたくさんいますが、比較的頭脳労働者が多いのに対し、蘇州とかだと工場も多いだけに素性の知れない人間が寄り集まりやすい傾向があります。こうした要素が重なって、蘇州でこうも事件が繰り返し起こっているのだと思います。

 次にほかの人が語らない話をすると、恐らく今回の事件を受けて中国の政府や警察は日本人を守ろうとしていないのではと思う人もいるかもしれません。実態はどうなのかについて意見は分かれるでしょうが、私個人の見解としては中国の警察も傍観しているわけではなく、相次ぐ通り魔事件に対して対策を一応は実施しているのではないかとみています。

 そもそも先の事件も今回の事件も完全な通り魔的犯行で、未然に防ぐことは不可能であるし、日本国内でもなんか最近やたらと通り魔事件が起きており、根絶は無理としか言いようがありません。それでも中国、少なくとも上海で私が見ている限り、何となく以前に比べて街中で治安維持に動く警察官が増えているとはっきり感じ、特に目立つのが地下鉄です。

 上海の地下鉄ではどの駅の改札前にもXメン、じゃなくてX線装置があってそこで荷物チェックしなければなりません。以前はこの荷物チェックが結構なぁなぁで、装置に通すそぶりをして通さずに通過する人も多く、駅員もあまりそういう人をとがめていませんでした。
 それが去年の年末辺りから、朝のラッシュ時間帯で数日おきに警察官がわざわざ改札前に立ち、きちんと駅員が荷物チェックをしているか細かく見張るようになりました。それを受けて駅員も以前よりも厳しく荷物チェックするようになり、警察官がいる場合は心なしか礼儀正しく「荷物チェックをお願いします」、「ありがとうございました」と言うようになりました。以前はけだるそうに腕動かすだけだったのに。

 たまたまですが今日の帰宅時も、改札前でどうも荷物を通さずに無理やり通過しようとした人がいたようで、警察官が大声で「おい、お前!」と言って制止していました。普段ないから自分を含めみんなその警察官の方に向いていました。

 こうした荷物チェックが果たしてどれだけ犯罪抑止に効果があるのかは未知数ですが、少なくとも依然と比べると上海の警察が通り魔犯罪抑止としての対策を実施ているの見て取れ、相次ぐ事件に対し傍観しているわけではないと思います。車を暴走させ何人も亡くなった事件が起きた広州でも、同僚によると事件後は街中にたくさん警察官が立ち、ピリピリした雰囲気だったと聞きますし。

 もちろん対策しているからと言って事件が起きても中国警察に責任はないというつもりはなく、私個人としても自分も他人事じゃないだけに、治安維持に頑張ってほしいというのが本音です。ただ先にも言った通り、どれだけ対策しても通り魔事件を根絶するのは不可能であり、被害を受けるかは神の采配としか言いようがありません。
 それでも敢えて気になる点を挙げると、日本人以外の外国人もこうした被害を受けているのかという点です。もし自分が見ている報道の通り昨年以来日本人ばかりが通り魔事件の被害を受けているとしたら、日本政府ももっと強気になって中国政府に抗議すべきでしょう。逆にほかの外国人もこうした被害を受けているとしたら、最近中国メディアが「日本人優先」という言葉で「日本人ファースト」という排外主義が蔓延ってきていると報じていますが、あんま人のことばかり言ってんじゃねぇぞという文句も付け加えていいかもしれません。

 もっとも中国のことだから、「中国で中国人を優先して何が悪い」、「これからも今までも中国人第一」、「むしろ世界全体で中国人優先」と開き直ってくるかもしれませんが。

2025年7月31日木曜日

731部隊の中国映画の公開延期の背景

 自分の仕事の夏場の繁忙期も落ち着いてきましたが、反動というかまた両手に腱鞘炎っぽい痺れを感じつつあります。若干恥ずかしさを覚えつつも中二病っぽい指抜き手袋を会社でつけて例年に比べると発症が遅れましたが、それでも起きるあたり我ながら手にやさしくない仕事しているなという実感が湧きます。


 それで今日の本題ですがあの悪名高き日本軍の731部隊に関する中国映画が公開予定日を過ぎても公開されず、延期となっています。この背景について中国政府が日本との関係悪化を懸念しているとかいう人もいますが、結論から言うとそんな大した理由とかないんじゃないのというのが私の見立てです。というのも上の時事通信の記事にも書かれていますが、すでに今月初めより「南京照相館(南京写真館)」という、南京大虐殺をテーマにした対日感情を揺さぶる映画が公開されているからです。


 見に行ってはいませんがいつも通っている映画館で公開されていて、なんか評判もいいのかネットの評価ポイントも高くなっています。去年とかはこういう日中戦争関連の映画が公開されていなかったことを考えると、今年は確かに豊作だなという気がします。

 前述の通り、日本を批判的に描く映画作品が既に公開されて人気も博し、中国政府も若干応援している状況からみると、外交的影響を懸念して中国が731部隊の映画を差し止めているとは私には思えません。じゃあなんで公開が遅れているのかというともっと単純な、映画内容に何か問題があってその編集とかで遅れているだけなんじゃないかという気がします。
 具体的には、明らかに誰でもわかるような時代考証ミス、例えば「サリンは731部隊が初めて作った」とか、「伊藤博文が731部隊を作った」などのように、日本から逆批判食らいかねない露骨なミスがあるのがわかって、そのミスの処理で遅れているとかじゃないかななどと勝手に推測しています。そもそも日本への影響を懸念して半日映画を出さないとか中国ではありえず、無駄に詮索してもしょうがないでしょう。


 個人的には前にもちょっと触れた、「羅小黒戦記2」がこの夏の一押し映画だと思っています。ヒロインは最初、「なんかNARUTOに出てきそうな女だな(´・ω・)」とか思いましたが。
 今週末は「トムとジェリー」が公開されるのでそれ見に行こうかとも考えていますが、ロボット業界記事を久々に書かなきゃいけないので今の時点で既にちょっと気が重いです。日本でも報じられるようになったルンバのアイロボットが何で業績悪化しているのかという背景について書こうかと考えてますが。

2025年7月30日水曜日

その死に衝撃を受けた漫画家

 前に「その死に衝撃を受けた政治家」という見出しで記事書いていますが、あれは元々政治家ではなく著名人で書こうとしたら結構人数増えてきたので、職業でカテゴライズしようとして分けた記事でした。そこで今回は漫画家編となるわけですが早速語り始めると、まず第一に挙げられるのは三国志の漫画でおなじみの横山光輝です。

 横山光輝以前にも藤子F不二雄など著名な漫画家の死を既に見ていましたが、衝撃度で言えば横山光輝の比ではありませんでした。いまだに亡くなった2024年の4月にサンデーモーニングでその訃報を初めて知ったことすら覚えているほどです。
 横山光輝の漫画は「時の行者」が初めての本でしたが、小学生のその時点で歴史が好きになっており、この「時の行者」で事件ごとに紹介するストーリーテーリングに大きく感銘を覚えました。その後、家の近くのごみ捨て場に捨てられていた横山光輝の漫画を見つけ、横山光輝だからと拾って読んだのが三国志の1巻でした。

 散々このブログでも語りつくしていますが、自分が中国に興味を持ったのは三国志がきっかけで、その三国志に触れるきっかけとなったのは上記のゴミ捨て場で拾った横山光輝の三国志の漫画でした。真面目にこの時の体験がなければ今こうして中国で働きながら暮らす人生もなかったのではないかと思え、こと人生に対しては親以上に横山光輝の影響を受けている気すらします。
 そうした体験もあってその後も「史記」とか「水滸伝」、「隻眼の竜」など横山光輝作品に触れ続けるようになり、私淑していた人物の突然の訃報を受けたときは本当に大ショックでした。三国志マニアが高じてここまで中国に入れ込んだ人物というのも、自分を除けばかなり珍しいのではという気すらします。

 その横山光輝に続いて衝撃を受けた漫画家は、このブログの読者なら言わずと知れた水木しげるです。その訃報当日にはまるで太陽が消えてなくなったかのような衝撃を受け、ちょうど前のヤバい会社を辞めた当日というごたごた期でもあり、なんか激しく動揺したのを覚えています。

 水木しげるに関しては学生時代、学内のパンフレットコーナーでたまたま拾った京都大丸で開かれていた「大水木しげる展」のチケットを持って友人と訪れ、戦時中のエピソードを描いたイラストを見て気になり始め、その後「水木しげる伝」を購入してから明確にはまりました。なお「大水木しげる展」で売られていた一反木綿の携帯電話カバーを買わなかったことをいまだに悔いています。
 また当時購読していた文芸春秋でも、恐らく編集者にファンがいたのかよくエッセイを載せており、そのエッセイを読みながら「睡眠は大事」と言って、当時は自分も毎日10時間くらい寝ていた気がします。学生で頭使うことが多かったから、睡眠が深くなったのでしょう。

 水木しげるの何がいいかというと、「たくさん食べてよく眠れるのが幸せ」という、人間の欲求を単純化した人生観が一番胸に応えた気がします。欲求というのは複雑性を増せば増すほど逆に重みが下がるように思え、余計な実現願望とか持たず、単純な食欲と睡眠欲を満たすことに集中することでかえって本来自分がやりたいことにも手中出来るような気がします。要は雑念を持たない方が幸せみたいな感じで、こうした価値観にひかれたのもあり水木しげるも尊敬していて、その死を深く嘆く羽目となりました。

 この二人以外にもこの前亡くなった鳥山明や三浦建太郎など訃報に驚いた漫画家はいますが、上記二人に比べればその衝撃ははるかに小さいものでした。その差はやはり作品の面白さ以上に人生への影響の差にあるように思え、上記二人は文字通り自分の人生を変えるほどの影響力があったために自分も大きな衝撃を受けたのだと思います。
 っていうか漫画家以前に、この二人以上に人生に影響を及ぼした人はもはやいない気すらします。今考える限りこのほか影響を受けたのは、アニメ「lain」の小中千秋氏くらいかなぁ。

2025年7月29日火曜日

私が見た未来(幽霊編)

 すでに七月末ですが先月まで各方面を賑やかした7/5に大地震が起きるという予言は見事に大外れしました。その予言本こと「私が見た未来」という本ですが、端的に言って非常に小汚い商売だと思えあえてこのブログでは取り上げませんでした。私の周りでも中国人の同僚がこの噂を耳にして不安がってたりしたのですが、ただ見た夢の内容をさも未来の予言っぽく語って不安を煽り、自分はちゃっかり印税で稼ぐというこのやり方はクズそのものとしか言いようがありません。せめて汚いことして稼いだ印税の一部を災害対策とかに寄付するならまだわかりますが。

 前述の通り、根拠もなく人の不安を煽って商売にする行為は本当にゲスな行為としか言いようがなく、このデマ拡散者は二度と世の中に出してはならないと私は思います。そもそも夢が未来視になるなんてまずありえず、それだったら私が昔に見た、サザエさんのエンディング曲がTMレボリューションの「バーニングクリスマス」になる夢もそろそろ実現しなきゃおかしいです。

 そんな風に思っていたらまた昨日夢を見て、ある場所で周りの人にせがまれて怖い話をすることになったのですが、かなり霊を刺激する系の話をしてしまい、帰り道で霊がくっついてきているという感覚を覚えます。そんな悪寒を感じつつシャワー浴びようと脱衣所に行って服を脱いでいると足に何か絡みつく感覚があり、目を向けると片足にびっしりと髪の毛が絡みついていました。

 一瞬目を疑って瞬きするとその髪は一瞬でなくなるのですが、「ああこれは霊がついてきてるんだな」とさも霊能探偵のように自己分析しつつ、警戒しながらそのままシャワーを浴び始めます。そしてお約束というべきか、頭を洗っている最中に背後からの視線を感じ、恐る恐る浴室のドアに振り返るとまさにそのドアが開きつつあり、一体何が出てくるのかとひやひやしながら凝視していると、拳銃を持った角刈りのヤクザがぬっと出てくるではありませんか。その最後の瞬間に私が思ったのは、「ああ、幽霊なんかよりヤクザの方がよっぽど怖い」という感想で、こう思った瞬間に目が覚めました。

 冒頭に語ったようにもし夢が未来視になるというのなら、自分は今後の人生で入浴中にヤクザに狙われるという恐ろしい未来が待っているということになります。マジ勘弁してほしいので、夢が未来視になるという俗説は徹底的に撲滅していこうと思います。

2025年7月27日日曜日

ボーイングから買う100機の中身


 今朝この作品の2の映画を見てきましたが、そのあと湿気が濃くて熱中症となったのか一日中ダウンしてました。 もっとゲームしたかったのに(´;ω;`)ウッ…

 話は本題ですが先日の対米関税交渉の中身について、自分が見ている限り世論は曽於結果に対してやや非寄りというか批判が多い気がします。というのも関税率15%の代わりに米国にいろんな条件を付けられているとか、合意文書がないとかやっかみに近い批判です。
 特に後者の合意文書なんか、文書があろうが平気でそれを文字通り横紙破りするトランプ大統領なのだから用意したところで意味があるのか私は疑問です。また合意文書がないということは、日本も理由をつけて約束を破る手段を採れるということも言え、米国が約束通りに関税15%を実施しなかったら無視すりゃいいという意味で前者の条件に対する批判も気にする必要はないというか、何故米国が約束を違える可能性を言いながら日本が必ず約束を守らなければならないという主張をするのかが不思議です。

 その条件の中身で特にやり玉に挙がっているのが、ボーイングから航空機を100機購入するというのがあります。わかりやすい条件内容とあって色々批判というか議論されやすいのですが、コメント欄見ていると「つまり、F-15EXを100機購入というわけだな」というのがちらほら見えます。これ見て自分は、「なにそれめっちゃほしいしええやん(´・ω・)」とか思ってます。


 F-15EXについては上の動画で詳しく紹介されていますが、端的に言えば古いプレステ2の中身にプレステ4のソフトウェアや部品を投入したような戦闘機です。ステルス性能は低くてもその圧倒的な信頼性と耐久性、何よりもステルス性を無視することで可能となる大量の兵器搭載能力が魅力の機体となっています。

 日本もF-15を長年運用していますが、既に半世紀近く運用していて老朽化が目立っています。近代化回収も度々行われてはいるものの、だったらいっそ新しいのに交換して、耐久寿命もくそ長いんだし一気にF-15EXにしたらどうかと前から思っていました。それだけにボーイングから100機購入するのも、いつか必要になる投資だと思え全く無駄だと思えず、旅客機買うよりずっといいじゃんとか思ったりしました。

 もっとも、そのF-15EXの値段は旅客機はおろか、最新鋭機のF-35よりも高かったりするのですが。旅客機の数倍だから、半端ない予算になってしまう。でもほしい(´・ω・)

2025年7月25日金曜日

日本が本当に関係を強化すべき二ヶ国

 先日の対米関税交渉は久々に日本外国の強さを見せたというか、かつての半導体交渉の無様さを思うにつけ、色々とこみ上げるものがあります。

 さてその外交に関して少し掘り下げた話をすると、自分は今の日本にとって外交というか関係を強化すべきだと思う国が二ヶ国あります。一つは以前にも取り上げたモンゴルで、相撲や流鏑馬など共通する文化も多く、この国が存在感を増すだけでロシアと中国の牽制になるという地理的位置からも、日本はもっとモンゴルと交流を深め、将来的には朝青龍のクローンをたくさん作ってあらゆるスポーツを総なめにするべきでしょう。

 そのモンゴルとともに日本が関係を深めるべきとかねてから考えている国がもう一つあるのですが、少なくとも同意見を述べている人はおらず、恐らく真剣に考えているのは日本人としてはマジで自分一人だと思います。もったいぶらずに述べるとその国はトルコで、今後高い確率で中東、東欧、中央アジアにおいて非常に強い影響力を持つようになると睨んでいるからです。

 そもそも日本とトルコは、明治時代のエルトゥールル号事件、そしてイラン・イラク戦争時のテヘラン邦人救出など、過去に互いの国民を救出し合ったという素晴らしいエピソードもあり、お互いに親近感は低くない間柄です。距離が離れているため民間交流は近隣諸国と比べ少ないものの、少なくともお互いに憎み合うなどの摩擦はなく、もしかかわることがあるなら上記の歴史もあって可能な限り力になろうという意識はある程度共有し合っていると私は思います。
 私自身も、もしトルコの方に会う機会があるならテヘランの借りを返すために全力で誠意を尽くすつもりです。

 そうした日本とは土壌のいい関係にあるトルコですが近年は剛腕のエルドアン大統領の下、日の出の勢いで国際社会においても年々影響力を高めています。単純な国力だけでなく発言力なども増しており、かつてと比べるとその存在感は大違いも言っていいところです。特にウクライナ戦争勃発後は黒海に面することからロシア、ウクライナともに無視できず、互いにトルコが中立でいるよう顔色を窺っており、戦時交渉も大体トルコで行われています。

 そのウクライナ戦争にも関係してきますが、この戦争でロシアの影響力が薄れてきており、アゼルバイジャンやカザフスタンを筆頭に中央アジア諸国のロシア離れが進んできています。特にアゼルバイジャンはロシアを当てにせずトルコの庇護下に入ろうと露骨に動いており、シリアを含め今後のウクライナ戦争の進展によってはその他中央アジア諸国もこうした動きを加速する気がします。
 そのアゼルバイジャンを含め、現代の戦争で無視できないドローン兵器として最初に名を轟かせたのはトルコのバイラクタルTB2です。アルメニアとアゼルバイジャンの紛争から使われるようになったと言われていますが、こうしたドローン開発を見ても軍事的にも進んでいるように思えるとともに、やはりこの地域における軍事プレゼンスとしてトルコは無視できないと意識させられました。

 また中央アジアだけでなく、中東においても同じ大国のイランがこのところイスラエルにやられまくってて、そのプレゼンスはやや下がってきているように見えます。このイランの代わりに中東においてもトルコがイスラム国として影響力を増すのではと私は見ており、先のエルドアン大統領もまだまだやる気というか野望を見せていることからも、かなり幅広い地域でトルコが影響力を増すように見えてなりません。

 そんなトルコが影響力を強める中東や中央アジアは日本からみて程遠く、外交を強化しても直接的なメリットはあまり多くなく、経済面でもそこまでプラスになるかと言ったらすぐには無理でしょう。しかし距離が遠いということは摩擦も少なく、争う可能性もほとんどありません。それでいて、この地域において影響力を強め今後大国化していく可能性のあるトルコと今のうちに付き合っておくことは、将来的には何か大きな果実を実らせるのではないかと思うわけです。
 少なくとも、日本とトルコが仲良くなればロシアに対してはなにがしかの牽制が働くようになると期待できます。逆に日本がトルコに対して何かもたらすメリットを考えなければならない立場です。

 以上のような考えから、冒頭のモンゴルとともに自分はトルコとの関係強化が今の日本にとって重要なんじゃないかと密かに思います。それこそエルドアン大統領に来日して和歌山県に来てもらったり、トルコ出身のサッカー選手などにJリーグに参加してもらうなど、公民揃っての交流を深め合うことが第一歩です。飲食店などもトルコ料理を限定メニューとして出すなどして、あらゆる面からトルコとは関係を深め合うべきだと勝手に考えています。