ゴールデンウィーク真っ只中というのに、用意しているネタはたくさんあるのにゲームばかりしてブログの更新をサボっていました。それで更新をサボる位にどのゲームをしていたかというと、テクモが大分以前に出した「零~紅い蝶」という、その筋では有名なホラーゲームをやっていました。
元々この作品の前作に当たる「零」はもう六年も前に購入してクリアしているのですが、何故か続編の「紅い蝶」は今まで全然手を出さずに時が過ぎ、先週にゴールデンウィークに一気にプレイできる作品として何かないかとゲーム屋で探していたらワゴンにあるのを見つけ、今回一気に貫徹した次第です。
さてホラーゲームというとこれまでも私はいくつか遊んできましたが、この「零」シリーズはいろんなところの評論にも書かれている通りに、「しっとりとしたジャパニーズホラー」の代表作として、恐らく日本というよりは海外での評判の方が高いと思います。私が昔に見た評論ではイギリスのゲームジャーナリストが大一作目の「零」をプレイして、
「もう勘弁してほしい。これほど恐いゲームだと評論を書く前にゲーム進められない」
と書いていたの見たことがあり、事実イギリスやアメリカで高い評価と売り上げを収めたと聞いております。
そんな「零」ですが、具体的にどんなゲームかというとなかなか凝った設定で、舞台はいかにもな日本家屋で出てくる幽霊も古い格好した日本人ばっか、そしてそんな幽霊を撃退する手段というのがカメラという一風変わった手段の推理アクションゲームです。それにしてもこの幽霊への攻撃手段がカメラというのはよく考えたものだと感心するのですが、見るのもおぞましい幽霊を無理やりにカメラに捉えて見なきゃいけないという作り手の遊び心が感じられます。まぁ慣れて来ると平気でバシバシ写真撮れるんだけどね。
それでゲーム内容についてですが、正直に言って今回の「紅い蝶」も前作も非常に面白い内容でした。ただ恐怖の演出のために仕方がないとは思いますが画面全体が異様に暗いせいで、プレイしていると目が凄い疲れるのでゲームを止めた後のものすごい疲労感は言語に絶します。目が悪い私だからかもしれませんが。
そして肝心の恐怖演出についてですが、他の人の批評を見ているとやっぱりすごい恐いという人が多いのですが、私はこのゲームでそれほど恐いと思うことはありませんでした。何で恐くないのかというとやっぱりこのゲームでは敵キャラこと幽霊を撃退する攻撃手段があるからで、逆に反撃手段が一部のシナリオでは全くなく敵から逃げ回ることしか出来なかった「サイレン」はあまりの恐さで毛布被って震えながらやっていました。
シナリオについてはネタバレになるので詳しくは言及しませんが、日本らしいシナリオでよかったと思います。ただ少し不満を言えば、私がやったPS2版に比べてXbox版ではおまけ要素からエンディングの数でも多く付与されているのを考えるとなんだかPS2版を買った人間が馬鹿を見るような不平等さだと思います。テクモは昔からXbox贔屓だというのは聞いていますが。
最後に第一作の「零」のレビューを漫画家の柴田亜美氏が以前に「ドキばく」というマンガの中で、ご多分に漏れずあまりの恐怖になかなかゲームが進められなかったことを書いていましたが、そのマンガの中で担当編集者に電話にて、
「ちょっとオザワ君(担当)、なんか今出てきた霊がエルフ(美少女ゲーム会社)の社長にそっくりなんだけど!」
というセリフと共に、エルフの社長っぽい霊の絵に、「柴田さーん、またすごいの作っちゃいましたよ」というセリフをくっ付けられていたコマで爆笑したことがありました。こうしたレビューが功を奏したのか、「紅い蝶」の中では自縛霊として柴田氏やオザワ氏も出演しています。
2 件のコメント:
久しぶりに花園さんの記事でウケました笑。てかよくエルフの社長って気づいたなぁ笑。
ゼロは確かに怖いですよね。僕はニコニコでプレイ動画を見ただけですが、それでも十分怖かったですからね・・・。
そういえば最近、ホラー映画を借りてきてみました。「口裂け女2」というものですが、内容は口裂け女の生い立ちを描いています。1978年に岐阜県で実際に起きた(実家のかなり近く(汗))連続殺人事件で犯人が捕まらないままに時効を向かえた事件がモチーフみたいです。しかも凶器がハサミだったらしく、この作品の口裂け女はハサミで人を殺していきます。リアリティーもあって結構怖かったですね・・・。ホラー好きの方にはおススメできる作品ですね。
なんだかんだいって自分も結構ホラー好きな部類に入ると思います。酒鬼薔薇事件意向は「13日の金曜日」などのスプラッター映画がテレビ放映されなくなりましたが、子供の頃はよく見ていました。
逆に今回の「零」とか「リング」、「呪怨」などのジャパニーズホラーは恐いと思うことはほとんどありませんでしたね。「零」に関しては突然鞠が転がってくるところはちょっと恐かったですが、他の人のレビューでもよく出てくる着物の女の子の霊のあまりのかわいらしさの方が気になりました。あの感覚は八戸市の藤川優里議員以来です。
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