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2009年5月13日水曜日

国技館レポート

 本日、本当は忙しい中なのに時間を無理やりこじ空けて、相撲を愛する者なら誰しもが夢に見るであろう国技館へついに相撲を観に行くことができました。これまで大阪場所、名古屋場所には観に行ったことはあるのですが関東にずっと住んでいるくせに国技館はまだ一度も行ったことがなく、今場所は絶対に観に行くのだと決心していたので取り組み中はそれこそ感無量でした。

 そんなして行った今日一番の取り組みはなんといってもこれまで三勝全勝で互いに来ていた豪栄道と日馬富士の対決でしたが、両者とも勢いのある者同士の取り組みだったこともあって白熱し、最終的には私が贔屓にする日馬富士が上手投げで勝って終わりました。それ以外の取り組みで目を見張ったのは千代大海の取り組みでしたが、開始早々つっぱりで土俵際に追い込んでこのまま勝つのかと思ったら鶴龍が懐に入って廻しを掴むや、なんとそのまんま逆方向へ一気に千代大海が寄り切られて負けてしまい、終わった瞬間は文字通り呆気に取られてしまいました。千代大海は今場所は角番ですが、未だ本調子ではないようなので心配です。

 さてそういうわけで取り組み自体には非常に満足したのですが、ちょっと座席について不審な点があったのでここで愚痴っぽくなりますが紹介しておきます。相撲観戦の座席は野球場同様に見栄えのいい席は値段が上がり、特に力士を間近で見られる升席は通常四人一組で販売されて非常に高価なチケットなのですが人気があり、今日も平日ながらほぼ全席が埋まっていました。それに対して一人で見に来る人などは椅子席が用意されており、その椅子席も国技館では観やすい前列から指定席でA席、B席、C席とランクが分けられ、一番末席は「外野自由席」として予約なしの当日販売だけで売られています。
 私は当初、初めての国技館ということで2100円の外野席で観ようと思い、早めに来ることを意識して2:30に両国に到着して窓口に行ってみたらなんと外野席は既に完売しており、更には3600円のC席も売り切れとのことで正直なところ一瞬「帰ろうかな」という言葉が頭をよぎりましたが、折角来たのだし切腹をするような覚悟で4900円のB席を取って観戦しました。

 ところが蓋を開けてみてみると升席はともかく二階のABCの指定席、外野席を含む椅子席は全然すいており、結局最後の朝青龍(今日は勝った)の取り組みが終わる頃でも半分以上の座席は空いたままでした。実は今月はGWにゲームを買い漁って財政的には非常に苦しい月間で、しかも明日返してもらいますがある事情で月曜にお金を15000円も立て替えており、観戦の帰りにスーパーで夕飯の汐サバ(2尾298円)を買おうとレジに行ったら財布にお金が全然残っておらず、案の定買い終わったら400円しか残っておらずリアルに焦りました。
 こんなこと書いてはいますが、一応言っときますけど私は別にお金に困っているわけじゃなく、銀行の預金を下ろせばまだまだ全然余裕ではあるのですが、今月は明日の立替分の返金を受けてなんとかやりくりしようと考えていたのであれだけ座席が空いているのならどうして外野自由席(2100円)を売ってくれなかったのか、運営を行っている大相撲協会に対してちょっと不満を覚えました。

 恐らくいくつかの指定席は新聞屋とか保険屋とかが販売拡張のために買っているのだろうから座席に多少の空きができるのはまだ仕方ないと理解できますが、それにしたってC席が売り切れといいながら座席の半分以上が空いていたというのはどう考えてもおかしく、更には当日販売しかしない外野席でも同様にあれだけ空席があったのに売り切れとするのは何かしら販売方法に問題があるのではないかと疑ってしまいます。
 ちょっとあまりにも悔しいのでこの後相撲協会にこの件をメールで言うつもりですが、今日は外国人の方もたくさんいらしており、そうした方たちやちょっと相撲に興味を持っている方たちでも気軽に安価で入場できるよう、こうした事態は今後なるべく防いでもらいたいです。

  おまけ
 プロ野球では最近パリーグの球団を中心に、チケット販売の方法に融通を利かすようにして一定の成果を納めていると聞きます。一例としてこれはセリーグの広島カープですが、確か去年辺りから7:30以降の入場であればチケット代を安くして販売したところ、広島市内のど真ん中にあるという地の利が生きて仕事帰りのサラリーマンの観戦が大幅に増えたそうです。

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