2010年4月3日土曜日

平沼、与謝野新党について

 先日、参議院にて自民党の若林元農水大臣(最初、「元の薄い大臣」と変換されたよ)が、採決の際に退席していた青木参議院議員の投票ボタンを勝手に押すというとんでもない行動の責任を取って辞任しました。はっきり言って現在の政局は与党民主党が一向に普天間問題の決着案を見出せないばかりか早くも子供手当ての外国人への配布を巡って問題が起き始めており、野党自民党としてはこれ以上ないくらい与党を攻撃できる材料が揃っているにもかかわらずこの始末なのだからしばらく政権を取り返す事は出来ないでしょう。よく自民党と民主党を比較していろいろ話す方がおりますが、私に言わせるなら今は自民も民主もあまりにも情けない状況で、民主党の若手を中心とした政界再編を期待する意味ではまだ民主党が与党の方が自民党よりかはよかったかなと思います。

 そんな空中分解気味の自民党で今日ようやく動きがあり、元自民党議員で郵政民営化論争の際に袂を分った平沼赳夫氏が新党を結成する事を昨日発表し、それに続く形でこちらも新党結成をかねてより公言してはばからなかった与謝野馨氏も、自民党を正式に離党して本日平沼氏の新党に合流すると発表しました。

与謝野・平沼氏が共同代表…新党合意(読売新聞)

 このニュースについて私の感想を述べるなら、この平沼新党は恐らく次の選挙時に大きな勢力とはなりきれずに終わるかと思います。

 その理由を一つ一つ説明していくと、まず構成議員の問題があります。
 今回与謝野氏は現在の自民党には問題が多いということで離党をしましたが、今度新しく出来る平沼新党も基本的には元自民党の重鎮議員、しかも高齢者ばかりで占められる可能性が非常に高いです。たとえ本人らにその気はなくとも有権者からは昔の自民党への回帰のように受け取られて、よっぽど面白い提言をしない限りは支持者を広げる事は出来ずにただ間口を狭くするだけに終わる可能性が高いでしょう。第一、掲げる政策自体が恐らく古い自民、今の民主と同じバラマキと郵政復古しかないでしょうし。

 第二の理由として、多少ネガキャンが入ってしまいますが平沼氏の人間性があります。まだ与謝野氏は病気持ちで高齢であることを除けば私も高く評価しており申し分もないのですが、平沼氏については私はかねてよりその人格を疑っております。具体的にどのようなところに問題があるのかというとどうもこの人は自分の考えは公の考えに適っていると亀井静香のように信じきっている節があり、平気でとんでもない発言を行ってきております。

 いくつか例を出すと、自らが自民党を離脱する事になった2005年の郵政選挙においては小泉元首相は民意を無視して郵政民営化を推し進めようとしていると言いながらも自民党が大勝するや、国民は何も分っていないと国民の無能をあげつらいました。政治家であればそういう風に思いたくなるのも分らないわけではないのですが、それを公然と言い放つのとそうでないのでは大きな差があるでしょう
 ただ平沼氏はその後、安倍政権において郵政造反組みの復党処分が行われた際には一人だけ今後は執行部に従うという誓約書を提出せずに筋は通した事は私も評価しております。

 もう一つ平沼氏に対して私が不信感を覚えずにいられない発言として、かつて自民党の山本一太議員に対して面と向って、「お前、抹殺するぞ!」と言い放った発言があります。詳しい詳細はWikipediaにも書いてあり、本人も発言後にあれは言い過ぎたと確か述べていたと思いますが、このような不穏当な発言をテレビカメラが回っている前で行うというのは政治家というより人間としてもどうかと疑わずにはおれません。恐らく今後新党を作って平沼氏が代表となれば報道される回数も増加し、このような暴言癖が度々出てくるであろうことを予想すれば今度できる新党も軌道には乗らないかと考えるわけです。

 そういうわけで結論としては、この平沼新党は第二の国民新党のように古い自民党議員の集合で終わる可能性が高いというのが私の意見です。仮に可能性があるとしたら未だ国民の人気が根強い自民党の桝添要一氏を党首に迎えた上で、彼を参議院から衆議院議員へと鞍替えさせて首班指名を行うという方法くらいなものでしょう。ただ桝添氏としては死に体の自民党をそっくりそのまま引き受けるというほうに心が動いているようにも見え、そうのように持って行くのは難しいでしょう。

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