このところのこのブログの検索ワードを調べてみると、朝ドラの影響か「水木布枝」が上位に食い込んできております。これまで人物名に関するワードだと「宮崎繁三郎」、「竹中平蔵」がポイントゲッターとして活躍してきていたのですが、「水木布枝」とともに「広瀬健一」もこのところ急上昇中です。どちらもアクセス数アップを狙って書いた記事ではなかったのですが。
その一方、根強いというかなんというか、自転車関連の検索ワードもやはり上位に食い込んできております。対象となる記事はあの房総半島一周と琵琶湖一周の顛末記の記事ですが、あんな無計画な自転車旅の記事を見て何の参考になるのか、自分で書いておきながらもアクセスがあるのがかえって不安に感じてしまいます。
とはいえ、自転車はやはり私の唯一の真っ当な趣味であるため(他の趣味はあまり口外できない)、今日もそれほど長距離ではありませんが休日と言うこともあって適当に漕いできました。
走ってきたのは市街地と河原沿いのサイクリングロードで往復でわずか20キロ程度でしたが、その間に五軒の古本屋に寄っては「GANTZ」を安くまとめ買い出来ないかと見回ってきたので出発から一時間半で家に帰ってきました。結局「GANTZ」はどこも高くてあきらめたけど。
私はサイクリングにおいてあまりトップスピードにこだわるよりも周りの風景を眺めながら走るのが好きなので、いつも乗る自転車は六段変速ギアではありますが普通のシティサイクルです。このところうちの親父が自転車に凝っていて競技仕様のロードバイクも部品から組み立ててもらったのですが、今でも初対面の人にびびられるくらい姿勢が良すぎるためリアルに猫背になれない私が乗るとすぐに腰が痛くなるのでこれにはほとんど乗りません。因みに高校時代、猫背になれないのに授業中に居眠りをしようとすると、背中はびしっと直立なのに首だけ大きく前に曲げていて傍目にも苦しそうに私は居眠りしていたそうです(実際苦しかった)。
私がサイクリングをする際に気をつけていることとしては、まずは信号をきちんと守る事です。このところサイクリングブームで普通っぽい女の子でもやけにいい自転車に乗っているのを見かけるのですが、それとともにマナーの悪い自転車乗りもよく見かけるようになってきております。具体的にどのようにマナーが悪いかというと、ちょっとくらいの信号すら守らない、歩道を速度を上げて走る、無理な追越をする、道を譲らないといったところです。
私も意識しない所でこのようなマナー違反をやっているかもしれないのですが、自分としては出来る限りこのようなことはせず、歩道では速度を落とし(上げる時は車道に出て、最低30km/時を維持する)、小学生くらいの子供がいたらほぼ停止に近いくらいまでブレーキをかけます。そして歩道が狭いところで前方に人や別の自転車がいたら、速度を落とすとともになるべく自分から道を譲るようにしております。
ただ唯一マナーが悪いというか、そこまでこだわらなくてもいいのにやってしまうこととして、信号待ちの間でも地面に足をつけようとしないことがあります。時間にして一分程度なら確実に自転車を静止させたままバランスを維持し続ける事が出来るので、信号待ちのほかの歩行者と一緒になって自転車に乗ったまま信号が青に変わるのをいつも待っています。別に足をつけたっていいのですが、なんか気がついたらいつのまにかこういうことが出来るようになってしまっていたので今では意識することなく自然と乗ったまま、それこそいつも自宅を出発して目的地に着くまで一度も足を地面につかずにサドルに乗り続けております。
こういうのもなんですが、私は自転車に乗る技術というのは最速ではなく最遅にあると考えております。自転車は二輪という特性上、高い速度でいるよりも低い速度でいる方が左右にふらついて不安定になります。その不安定な状態でもバランスを保って走り続ける事が出来る、言い換えるならどこまで低い速度で走行し続けられるかにその人の技術が現れるのではないかと思ってるわけです。
そうは言っても乗る自転車によってバランス性は変わってきますし(ママチャリは非常に安定性が高い)、ロードレーサーのように高い速度で走る事を前提とした自転車ではこの分野は圧倒的に不利になります。
ただ「頭文字D」の高橋涼介ではないですが、「公道には公道の、サーキットとは違うテクニックがある」と私は信じており、市街地用自転車で如何に技術のある走り方ができるのあと常に走りながら探求しており、さすがにドリフトには手を出しませんが、カーブでの体の傾き、入り口速度と出口速度のどっちに重きを置くか、ペダルワークをどうするかなどよく考えながら走っております。
理想を言えば市販のママチャリでどこまで労力が少なく、かつ速い移動が出来るのかを突きつめてみたいものです。なお前述の通りに私は背筋がやけにまっすぐ伸びているので、風の抵抗を受けるものの、サドルに乗車時に背筋を直立に伸ばせる自転車の方が体に合っています。もちろんかがんで座るロードレーサーの方が出せる速度は高く、自動車はペーパードライバーなので40km/時を出すと恐くなるのですが、自転車だと平気で走り続ける事が出来ます。
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