2011年12月26日月曜日

ソニーとサムスンの液晶事業の合弁解消について

 今日の香港はクリスマス休暇でどこも休み。休みにやることが何も見つからない香港なだけに、かえって仕事のある日よりストレスがたまるので昨日のアジアゲームショーの記事を書いたりして過ごす。別に仕事が好きってわけじゃないけど、こうもやることないと「ファイナルファンタジータクティクス」しかやらなくなってしまうし……。

 話は本題に移って、ちょっと気になるニュースというか「ああ、やっぱり」というニュースがあったので一言入れておきます。多分ここで行う私の解説は他所ではまず聞けない内容なので、いい記事になるでしょう。

ソニー、サムスンとの合弁解消=液晶事業、全株売却へ(時事通信)

 上記リンク先のニュースによると、ソニーがサムスンと提携していた液晶事業の合弁を解消して、一緒に作った共同会社の株を全部手放すそうです。なんでこんなニュースに執着したのかというと、以前にある家電メーカーに勤める友人からこの提携について、「ソニーはきっと裏切るよ」という話を聞いていたからです。確かこれ聞いたのは2年前かな。
 その理由はと友人に聞くと、「何も液晶に限らずソニーは他のメーカーと合弁を始める傍から次々と撤退しており、もはや物作りの会社という社風が全く感じられない会社になっているから」と答えました。そのため今年9月に発表された、ソニー、東芝、日立の3社による日の丸パネル連合「ジャパンディスプレイ」についても、早晩破綻すると予言しています。もっとも「ジャパンディスプレイ」について言えば別の液晶部材関係の友人も、「赤字部門が結託しても何もならない」と言っており、むしろ業界の人ほど冷めた目で見て部外者の間でしか盛り上がっていないように見えます。

 そんなわけで友人の予言が今回的中したわけですが、折も折で先日、ソニーの後継者問題に関する記事を見たばかりだったのでちょっと思うところがあります。その記事の内容というのは現社長兼CEOのハワード・ストリンガー氏がもう大分高齢になっていることからそろそろ後釜が必要と内外から言われているのですが、どうもソニー内部ではっきりと後継者だと言える人物がいないようです。というのも現在のソニーは家電などハード部門よりもゲームなどソフトウェア部門に注力している節があり、この二つの折り合いをどうつけるかで揉めているという話で、私も外から見ているとどうもそんな感じに見えます。

 そこでさっきの友人の話で、「ソニーはもう物作りの会社じゃない」という一言です。私自身、もう日本の家電メーカーは赤字を垂れ流すテレビなんか作るのをやめた方がいいと考えており、ソニーなんかソフト部門に特化した方がいいんじゃないかと真面目に思います。業界の間で会社自体がそういう社風だともう思われているんだし、今度の政権交代を経て一気にその動きを加速した方がいいのではと、部外者で素人ではあるものの一意見として記しておきます。

 ついでなのでこのほかの経済ニュースについてもちょこっと触れておきますが、なんかネットを中心に「野村証券危機説」というのが最近流れているそうです。はっきり言ってこの会社は凄い嫌いで潰れてくれるなら実に結構なことなのですが、生憎というかここ香港ではそういった危機説を報じるニュースは見当たりませんし、私が見ている限りでも今現在ですぐ潰れるような要素は見当たりません。唯一というか野村証券に関連する話題だと、シンクタンクの野村総研のみを別の企業に売却するのではという報道であれば先々週くらいに見ました。野村総研には大学で嫌いな奴が就職したので「ヒャッホーヽ(*´∀`)ノ」と喜んだのですが、こっちだけでも実現してくれないかな。

【トヨタ アクア 発表直前】ディーラーが感じた弱点と誤解(レスポンス)

 こちらは今回トヨタが発売した、待望のコンパクトHVカーのアクアの記事ですが、なんていうか読んでて「この記事書いた奴は大丈夫か?(;゚Д゚)」と思ったので取り上げます。記事の内容は「前評判が高いアクアだけど、実はこんなところに弱点と誤解があるよ」というように書かれていると見出しを見て思うのですが、一読して「誤解しているのはお前の方じゃないか」と私は思いました。
 曰く、「スマートエントリーやプッシュスタートなどのオプションをつけ、プリウス並みの装備にしようとすると20万~30万の追加。そうするとプリウスと価格面で大差ない」という点がアクアの問題点として挙げられてまうが、そもそもトヨタがターゲットにしている販売層というのは「スマートエントリーやプッシュスタートなど、余計なオプションはいらないからもうちょっと価格の安いHVカーが欲しい」というような層じゃないかと私は思います。あくまで私の価値観ですが、仮にこうだとしたら上の指摘は意味がないんじゃないでしょうか。あとは「なんでもいいからともかく燃費を低く」っていうような層とか。新車をことごとく、「ランエボには敵わないけど、まぁそこそこ速い車だね」と評価する、三菱自動車贔屓が過ぎるベストカー以上におかしな評論記事です。

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