本題と関係ありませんが、先ほどまた嘘がばれた猪瀬都知事に関するニュースを見ている際にふと、「猪瀬・ボンバイエ2013」という単語が思い浮かびました。いい加減、つかれているのかもしれません。
話は本題に入りますが、やや時期を逸したものの一読に足る価値があると思うので中国におけるネットショッピングの現状として、この業界で行われているマーケティングについて一つ紹介します。
早速ですが「双十一」、「双十二」という単語をご存知でしょうか。恐らく中国で生活したことがある人なら知ってるんじゃないかと思いますがこれは日付を表しており、前者は11/11、後者は12/12を意味しております。この日付は見ればわかりますが月と日が二桁のゾロ目となっているのですが、何故かこのゾロ目日がここ数年、中国ではネットショッピングをする日という風に認知されてきております。
こうした習慣の始まりは確か11/11が1という単独の数字が四連続で続く日であるため、「独身者のための日」みたいに言われたことがキッカkでだったと思います。単独の数字をすぐ独身と言い換えるのはややせっかちな気もしますが、こうした認識に乗っかる具合で「独身の宅男(オタク)がネットショッピングに興じて寂しさを紛らわす日」という風説を主に中国のAmazonこと「アリババ」が言い始めると同時に毎年この日に大々的なキャンペーン、具体的には1日限定で大幅な値引きセールを実施するようになってきました。
こうしたアリババの動きにほかのネットショッピング(EC)サイトも追従するようになり、中国のEC業界ではこの日はさながら互いの維持とメンツをかけた決選日の様相を見せるようになってきております。私が上海で色んな意味で大活躍していた去年の11/11も大いに賑わい、この大体一週間前くらいから各社がどれくらいの販促費用を出して値引きをするのかとかが報じられていました。
そして時は移って今年の11/11ですが、私がさらっと見たニュースによるとやっぱりというか規模は拡大の一途を辿っており、1日当たりのネットショッピング取引額で過去最高を記録したそうです。ついでに書くと王者は依然とアリババだったそうですが。
でもって12/12。この日は11/11の約一ヶ月後であって12のゾロ目ということから副次的に「値とショッピングでキャンペーンが貼られる日」と認識されました。ただ規模は11/11と比べると随分と小さく、先日も私が読んだニュースだと「各社ともにおまけのキャンペーン日という認識でそれほど力を入れていない」と書かれ、売り上げも11/11の様に極端に大きくなったわけでは無かったそうです。
言ってしまえばこういった「中国版ネットショッピングの日」というのは日本で言うと「バレンタインデー」みたいな、商業関係者がマーケティングによって作った記念日と言っていいでしょう。私が何故このようなことを今日書こうかと思ったかというと、日本では近年こうしたマーケティングが少なくなってきていると思うと同時に、なんていうかせこいセールをやる所が多いと感じる気がするからです。
具体的に名前を挙げちゃうとイトーヨーカドーで、プロ野球で千葉ロッテがプレーオフ出場を決めると千葉県内の店舗では販売セールが行われました。それから数日後、巨人がプレーオフ通過を決めて日本シリーズ出場を決めると今度は「巨人おめでとうセール」をやっていました。お前はどっちの味方だよとちょっと言いたくなりますし、そもそもどっちの球団ともイトーヨーカドーは関係ないだろと思います。仮にイオンだったら本社が千葉市だから千葉ロッテのセールをするのはおかしくないけど。
イトーヨーカドーに限らずこの手の便乗セールは非常に多いです。あともう一点書くと、ネットショッピングでのこういう大々的なセール日っていうのをまだ日本じゃ見ない気がします。この前日本シリーズで楽天が優勝した際は親会社の楽天が優勝セールをしましたが、なんかこれも自分が見ていて盛り上がりに欠けた気がするし、楽天も楽天で値引き前価格を大幅に引き上げてたりして味噌付けたしで、いまいちな感じがしてきます。
私はネットショッピングは今後も拡大を続けると見ていますが、それにしても中国みたいなマーケティングがまだ見られないのはちょっと不安になってくるだけに、もうちょっとこういう大々的なセールの様な努力を見せてもらいたいと思い、今日筆をとった次第です。
2 件のコメント:
キミはアリママというnet shopping会社を作ってみてください。
「アリパパ」のがいいんじゃないかな?
コメントを投稿