年末年始にテレビ付けている際にいくつかお笑い番組を見ましたが一時期のお笑いブームの頃と比べてどれも面白く感じられませんでした。その中で唯一面白かったのが、名前は知りませんが有るコンビがやっていたネタで、
「お会計は5000万円になります」
「猪瀬じゃねぇんだから払えねぇよ!」
っていうネタがツボにはまりました。本来ジョークというのは政治を風刺するところから生まれたのだし、もっとこういうネタが世の中はやってもいい気がします。そんな猪瀬前都知事の後継を争う次回都知事選ですが、ようやく役者が出揃ったこともあるのでそろそろ私の予想と見方を書こうかと思います。
まず現在までに出ている著名な候補者を挙げると、元厚生大臣の舛添要一氏、元航空自衛隊幕僚長の田母神俊雄氏、元日弁連会長の宇都宮健児氏の三人に加え、本日になり細川護煕元首相も立候補を表明しました。結論から述べると現時点では舛添氏がリードしているように見え、対抗馬が細川氏、残りの二氏とドクター中松氏は順位予想の賭けの対象にしかならないでしょう。
当初、というか先週時点で私は次の選挙では舛添氏がほぼ確実と見て、誰が当選するかよりも1~4位までの順位を競馬の連勝枠みたいに予想する選挙だと見ていたのですが、今日になって細川氏が立候補してきたことを受けやや見え辛くなりました。仮に細川氏一人が出てくるというのなら名前は失念しましたがある自民党議員が行ったように「殿、ご乱心」で終わったことでしょうが、同じ脱原発を掲げている小泉元首相がセコンドについたこともあり、何かの拍子にひっくり返されるかもという懸念を覚えざるを得ません。
それでも現状においてはまだ、舛添氏の方が情勢的に有利ではないかと私は見ています。その根拠としては厚生大臣時代の施政経験と与党自民党との太いパイプ、圧倒的な知名度を持っていることに加え、細川氏が脱原発を掲げて都知事選に出ることに違和感を覚える有権者が多いのではないかと考えているからです。仮に国政選挙であれば脱原発はテーマとして通用するものの、都知事になって原発問題にタッチするかと言ったらやや疑問です。
その上で個人的な意見を述べると、実現性を無視したむちゃくちゃな理想論ばかり掲げて引っ掻き回すだけ引っ掻き回した鳩山由紀夫元首相となんとなく姿がダブります。また自分と同じ20代ならまだしも40代以降の世代であれば突然政権を投げ出したことを忘れていないでしょうし、こういう変節振りは未だ修正利いているとはとても思えません。
ここまで読んでもらえればわかると思いますが、私個人としては次の都知事選では舛添氏を推します。理由は単純に無難であることとで、年齢がやや高いのが気になるので仮に40代くらいの若くてビジョンのある方が立候補するならそっちを推しますが、現状では舛添氏がやはり一番な気がします。
私が次の都知事に期待することとしては第一に2020年の東京五輪を見据えた再開発、都市設計で、具体的には自動販売機設置台数の規制や汚い広告を広告主ごと闇に葬り去る景観規制などで、このほかとしては複雑すぎる東京都の地下鉄再編計画、ブラック企業の見せしめを兼ねた残虐な排除などもやってくれたら文句ないです。そういう意味で、脱原発というのはやっぱ二の次なんですよね。
しかし相手はあの小泉元首相。セコンド役とは言えやる気は満々のようですし、既に一部で予想する意見が出ていますが、先程の五輪対策など数多くある論点をすべて無視して「原発にイエスかノーか」と言って、原発問題だけを争点にしようと動いてくると思います。もちろん私も原発については廃止論者でありますが、そういう事は国政選挙でやってくれというのが本音です。
しかし仮に、都知事になってこれが出来るというのなら自分の意見は変わります。それはどんなことかというと東電の徹底的な締め付けです。
東京都は東電の大株主であり意見なども一応行使できる立場にあります。このストックパワーを用いて大々的なリストラに加え原発作業員の直接雇用などを都知事として確実に踏み切るというのであれば、もしくはそういうビジョンを見せるというのであれば、まだ行っていることにも信憑性というものが湧いてくるでしょう。
それにしてもこれだけやる気あるならと、小泉元首相が自分で出馬していたら確実に圧勝していたことでしょう。何故小泉元首相は立候補せず細川元首相を推薦したのか、最大の理由は元首相が表舞台に出るべきでないという自身の矜持と、並外れた政局の読みでしょうかね。危ない橋は他人に渡らせとけってとこですか。
2 件のコメント:
キミも出馬したら如何でしょうか?応援しますわ。
ワシは上海市長に出馬します。
選挙は金かかるから無理だって。それより上海市長選に俺も出馬しようかな。
コメントを投稿