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2014年11月23日日曜日

論文盗用での早稲田の准教授解任について

 
 なんか話題にする人も少ないので私の方から一言突っこんでおこうと思います。
 上記リンク先のニュースによると、早稲田大学が商学学術院の准教授が過去に論文を盗用していたとして解雇処分を行ったと発表したそうです。記事によると問題の論文は該当の准教授が2001年と2003年に発表した英文論文で、ほかの記事によると他人の未発表論文をベースにしていて八割方同じ記述となっていましたが、元となった論文が今年公表されたことからばれてしまったようです。解雇処分を受けたその純教授は盗用を認めておりますが、読売新聞の記事によると手続きに対して公正ではないとして不服を申し立てたそうです。
 
 この事件になんで私が注目したのかというと、大体察しが付くでしょうが「小保方氏は?」というのが正直な感想です。説明するまでもないでしょうが小保方氏は早稲田大学の理工学部大学院時代に提出した博士論文で英語サイトの記述を一部コピペした論文を提出していたことが今年明るみになりましたが、これに対して早稲田大学の教授会は悪意があって行ったことではなく参考にした記事を誤って載せてしまったとして、修正した論文を提出することを条件に処分は行わないと発表しています。もっとも一部の早稲田大学の教授からはこの問題に対する処分としては適当ではないと声が上がったそうですが。
 
 まぁ小保方氏の論文は今回の事件の様に「八割方」をパクッたというわけではないものの、片っ方は悪意がないとして不問とされたのに対しもう片っ方は盗用を認めたということで懲戒解雇とするのはなんか温度差があるような気がしないでもありません。というよりその前に、どうして早稲田はこんなに盗用問題が頻繁に起こるのか、理工学部だけじゃなかったのかという点も気になります。
 盗用が問題であることは小学生でも十分に理解できるでしょうし妙な弁解の余地など私はないと思います。それゆえ小保方氏への処分は今でも手ぬるいと思いますし、そうした過程を経ているだけに今回の准教授が処分に対して不服を申し立てたというのも行為としてはどうかと思うものの文句の一つも言いたくなる気持ちは理解できなくもありません。
 
 私が言うまでもなく今年は数年に一人でるか出ないかというような世間を騒がせる人物が数多く輩出した異常な一年でありましたが、MVPは誰かというのならば私の中では「号泣議員」かこの小保方氏だと思います。正直言って甲乙つけがたいところがありますがどちらも大きな問題点(政務費の着服と論文盗用)を浮き彫りにして世間に認知を広めたという点では一部の功ありといったところです。

2 件のコメント:

上海忍者 さんのコメント...

関東の大学はアカンやわ。関西の大学がええと思いますわ。

花園祐 さんのコメント...

 関東にもいい大学はあるって。ただ学生の性格は関東と関西で明らかに変わるよね。