先月末に西安に旅行した際、友人と後輩の二人して私に対して「もっとお金を使った方が良い」という妙な説得を受けました。知ってる人には有名ですが私は昔からとんとお金を使わず大学時代も家賃を除いた生活費(光熱費込み)は大体4万円前後でほとんどすべてをアルバイトで賄ってて、社会人になった後も夜遊びなんてほとんどせず(夜はできるだけ長く寝たい)お金を使う先と言ったらゲームか漫画か自転車かコーヒーくらいなんもでした。しかもやけに物持ちのいい性分をしていてさすがに二年前で限界を迎えましたがそれまで使っていたナップザックは中学生の頃から使い続けてたもので、ペンケースに至っては小学校六年生から使い始めた物を現在でも使っています。
そんな生活ぶりを話したら二人からもっと中国経済に貢献しろなどとも言われ、確かに去年医学部に受かった友人への支援金を除けば特に使う当てのない資金が手元にはあり、毎月の収支も家計簿上では林原と違ってずっと黒字ではあるのだし、一つ前から買いたかったものを一気に買ってみるかと年末年始にかけ自分にしてはやたら物を買い込みました。そこで今日は自分が、「こんな高いものに散在してしまった……」と思うものを一挙公開します。
その一、革張りの椅子(240元=4800円)
私が自宅にいる際はほぼずっとパソコンに向かってブログを書くなり調べ物をするなり情報収集するなどしているため椅子に座っている時間が非常に長いです。これまでは部屋に備え付けられていた木製の椅子を使っててそんなに不満はなかったのですが、西安行った時に泊まったシェラトンホテルの部屋に革張りの椅子があって後輩と二人して、「めっちゃええやんこれ」とやけに二人して競い合って座るなど心地よく、座ってる時間も長いんだしこの際だから自分の家にも買ってしまおうと購入に至りました。
写真で見てもらえばわかる通りにキャスターや座高を調節するポンプなどはありませんが、オフィスにいるわけではなく後ろに幽霊が経つこともないので振り返ることもなく、案外なくても不便はありません。座高に関しても同様で、購入する際に問題ないと思ったこの高さで基本固定なのでこれもなくても意外と困らない機能なんだなと再発見しました。
あと革張りにこだわったのは座った感触の良さもあるものの、それ以上にメッシュ張りの椅子だとダニがすぐ湧き、皮膚が弱いせいかやたら噛まれるので自宅の椅子には基本革張りを使っています。松戸にあるねぐらもそれでメッシュ張りから革張りに変えたし。
それと左下に見え辛いですが大きさ比較のために西安で買ってきた兵馬俑のミニ銅像を置いています。
そのミニ銅像のアップです。
更にアップ。こんなのが確か25元(500円)だった。なんか欲しかった。
その二、スニーカー(170元=3400円)
それまで履いてきた靴自体は別にまだ破損してなかったものの、ソールがやや薄く、あと靴底が平面に作られるという構造であったため、前からこっちで歩くのに難儀していて新しいスニーカーを欲しがっていました。というのも中国の歩道は日本と違って非常にでこぼこしており靴底が平面だと足裏にごつごつとした感触が直接伝わり歩き辛いのなんので、西安では友人から、「今回やけに歩き疲れやすいね君」なんても言われてしまいました。靴のせいやと言い訳したかったがそこはぐっと堪えた。
それで今回買ったこの靴ですが、中国のローカルメーカー製で大きいスーパーで年始割引ということで70元引きだったので即決して買ったものです。勝って履いてみた感じとしては耐久性はまだわからないものの履き心地は悪くなく、今朝もサイクリング同好会の面々と一緒にこれ履いて60kmくらい自転車で走ってきましたが自転車走行に使っても問題ありませんでした。
それにしても、靴を履き潰さない間から新しい靴買うなんて自分も贅沢になったもんだ。
その三、自転車用手袋(120元=2400円)
これとは別に60元で買った皮手袋を持っていたのですが正月元旦に自転車同好会の催しで市内の日本料理屋でおせち料理食べた後、日本酒も飲まされフラフラと帰り道を逆方向に走ったりするなど変なテンションだったのでそのままGIANTの自転車屋さんで買ってきました。
その前に持っていた皮手袋も決して悪くないものの指先の寸法が少し余りギアチェンジの際にスカッと外れることがたまにあり、しょっちゅう買うものでもないんだからちょっといいものをと思って買いました。質は悪くなく長時間足っても指先が冷えることもないのですが手の平部の摩擦というかザラザラがもうちょい強ければグリップも強まるのになんても思います。
ここだけの話ですが自分は日本で自転車乗る時に使う手袋はいつもホームセンターで売っている工業用の手袋です。はっきり言ってこっちの工業用の方がグリップは強いはサイズは豊富にあるわ価格も安いわで変に自転車専門店とかで売ってるのよりずっといい品が選べて変えます。今回もそういう手袋をあらかじめ探しましたがこれというものが見つからず結局専門店で買うこととなりました。あっちの手袋なら財布の中の小銭も掴めて便利なのにな。
以上が、自分からして高い買い物をしてしまったと思う品々です。さすがに年末年始となると自分も気が緩むのかこのところ食事にも平気で高い金出してしまい、さっきもサイクリングの帰りにチーズケーキ屋で29元(580円)のチーズケーキ買って全部一人で食いました。それ以外にもピザとかケンタッキーとか気にせず行くようになり、赤貧の心はどうした、マルクス主義精神を忘れたのか(覚えたこともないが)なんて気にする毎日です。
来月はしっかり節約しよう。
おまけ
ほかに書くところがないのでここに書きますが、先日書いた林原の記事でAmazonの広告を貼った林原健氏の著書が自分のサイト経由で売り上げがついていました。喜んで詳細を見てみると「林原家 同族経営の警鐘」というタイトルとともに売上額が「619円」、そして私に入る紹介料は「19円」と表示されてたのですが、売上額から察するにおそらく中古本を購入してくれた方がいたのでしょう。内心、「新品で買ってくれればよかったのに……」なんて考えがよぎりました。
4 件のコメント:
写真は中国の住居ですか?思ってたのよりずっと衛生的で過ごしやすそうですね。
しかし、散財といいつつ結構リーズナブルな値段なのは、中国ならではなんでしょうかね。
家の会社にも、中国工場があるのですがこの記事を見て思ったほど悪くない土地なのかなとも思いました。因みに僕のいる部署は海外に行く可能性の高い部署で、しかも2年や5年単位とのことなので、もし中国に行ったさいはお会いしたいところです。
それなら今度家の中の写真をアップしましょうか?ちょっと記念がてらやってみようかと思ってた矢先ですし。あと金額に関しては確かにそんなほどでもない金額ですが、十年前に中国に来たことがある自分からすると、「なんでこんなに物価が上がったんだよ……」と軽いショックを受ける金額です。この辺はおいおいまた書こう。
それと中国赴任の件については、百聞は一見に如かずというしむしろ自分から立候補してこっちに来てくださいよ。2年や5年単位なんて短い短い、自分なんか今回は「無期限」で来てるから下手すりゃ10年くらいいるぞ。
どんどん買い物して、中国の消費GDPに貢献してください。
可能であれば、本物の兵馬俑を購入してください。
現地でもやけに兵馬俑をCIF価格でプッシュしてたな。むしろ君が兵馬俑のセールスマンとして日本に渡った方が良いかもしれん。
コメントを投稿