連続して車の記事となってしまいますが、個人的に気になるニュースなので書いておくことにします。
・え?? このタイミングで!? アテンザ改めMAZDA6発表!!! マツダの車名戦略は成功するのか!?(ベストカー)
上記記事にある通り、先日これまで日本で使われてきた「アクセラ」から海外での名称の「マツダ3」への改称に引き続き、「アテンザ」も「マツダ6」、果には「デミオ」すらも「マツダ2」にするとマツダが発表しました。結論から言うと、マーケティング上でマイナスにしかならないと思います。
上の改称後の名称は以前から海外で使われていた名称で、中国でもこちらでした。なお「マツダ5」は今はなき「MPV」で、「マツダ4」は死番だからか存在しません。
今回の改称を経て、マツダの車種は実質「マツダ#」と「CX-#」の二種類で統一されることになります。ただ、海外市場は知りませんが日本国内市場について言えば、日本人はやはりアニミズム信仰が強く、無機物や想像の産物に対してやたらと人格を持たせようとするところがあり、そうした点を考えるとやはり車には、他とはっきりした区別がつくような名称をつけるほうがマーケティング上でもいいように思えます。
加えてですが、最近のマツダのラインナップには疑問を感じます。
先程述べたとおりにマツダ唯一のミニバンであったMPVは既に生産を終了しており、代替車としてたくさん乗れるCX-8を今は作っていますが、こちらはカテゴリーとしてはSUVです。そのSUVですが、CX-3、5、8とこれだけで三車種もあり、それなら何故ミニバンは持たないのかと疑問です。またCX-3に関してはパット見デミオと区別がつかないくらい近く(リアしか差がない)、元アクセラと元アテンザ、以前のモデルと比べると両者の差が縮まっているように見えます。
これが何を意味するかと言うと、車としてのバリエーションがマツダ全体で狭くなっているように私には見えます。広ければいいってもんではないですが、狭い範囲に無駄に大量の車種を並べているように見え、それこそさっきのCX-3とデミオならグレードで分けるくらいでも良かったのではと本気で思います。
またそのCX-3ですが、評論家の意見を見ているとあまり評判が良くないと言うか、マイナーチェンジでマシにはなったもののそれ以前は非常に悪いとまで書かれていました。元アクセラこと最新のマツダ3に関しても、海外仕様車は悪くないのに日本国内仕様車はどうしてこうなったみたいな感じで書かれており、最近のマツダはどうなっているんだろうかと思うくらい不安になってきました。
それ以外にもバリエーションが狭くなっていることに加え、アピールカラーをカープレッドで統一するのはまだいいとしても、ブランドイメージを意識してかフロントマスクまで統一してしまったのも疑問です。マツダのサイト見ても、ガチでパット見どれも同じ車に見えてしまい、幅広くユーザーを取り込むならもっと幅を広げたデザインのほうが良かったのではという気がします。
なおデザインについて他のメーカーについて言うと、最新のトヨタのカムリはため息が出るくらいいいデザインです。一時期ひどいもんだったトヨタのデザインですが最近はカローラですら非常によく、この前も中国でのハイブリッド仕様車のレビンに乗りましたが、乗り心地もよくまたエンジのカラーの塗りもよくて、この方面でトヨタが劇的に改善してきたと感じます。
0 件のコメント:
コメントを投稿