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2019年7月30日火曜日

不発

 本題と関係ありませんがダルビッシュが某テレビ番組の一コーナーが終わるよう神龍(シェンロン)に頼みたいと発言しましたが、もし間違って青龍(アサショウリュウ)が来ちゃったらどうなるのかと想像して一人で笑ってました。まぁ朝青龍に頼んだら案外願い叶えてくれると言うか番組ボロボロにしてくれるんじゃないかという気がしますが。

陸軍を身内で固めた親玉、長州閥は「山縣」閥だった(JBpress)

 それで本題ですが、昨日に出した先週に続く歴史記事二本目ですが、あまりアクセスはよくないようです。長州閥というテーマ自体は悪くなかったと思うのですが、やはり間口の狭さは否めず、いまいち貢献できなかったのは残念です。
 気に入っているポイントとしては、前にこのブログでも書いたように伊藤博文は大久保利通を、山縣有朋は西郷隆盛をそれぞれ師事していたことをはっきり書いたという点です。長州閥のツートップの二人の源流は、実は薩摩閥の大物にあるとはっきり指摘したのは他にはあまりないと思います。

 あと長州閥をテーマにしていますが、横糸としては実は陸軍の系譜をこの連載では追っています。日本陸軍というか国民皆兵の概念を最初に構想したのは大村益次郎とされ、彼の死の後で山縣を始めとする奇兵隊出身者はその構想の実現を図ろうとしたものの士族の抵抗から果たせず、最終的に西郷に出馬してもらって徴兵令を実現したという経緯となっています。
 そしてその徴兵した兵士を大規模な実践に初投入し、完成させたのがあの西南戦争と言われ、皮肉なことですが徴兵制の完成にも西郷は関わっていると言えます。

 こうして完成した国民皆兵制を引っさげその後も活動したのが山県有朋とその取り巻きである長州閥となるのですが、皮肉にもその長州閥が滅ぶこととなったのも陸軍の動きからでした。というわけでこの続きは来週月曜の三回目を読んでください。

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