明けた今日は仕事の依頼があったものの待機時間が長くてその間またずっと奈良の物件をライフルホームズという全米ライフル協会の関係者と思うようなサイトで見ていて、和室のインテリアとかをいろいろ考えていました。結論から言えば階段タンスと床几の組み合わせがよさげ。
話は本題ですが、自分が学生だった頃は大手企業のトップ経営者の顔と名前を把握していて、空で数人の名前をパッと挙げることもできました。当時の主だった経営者としては、トヨタの奥田碩氏、パナソニックの中村邦夫氏、キヤノンの御手洗富士夫氏などがいましたまぁ御手洗氏はまだ現役なんだけど(;´・ω・)
あと日産にもゴーンがいたか。「あの頃はフリードリヒがいた」じゃないけど、なんかそんな風な郷愁すら覚えます。
翻って現在ですが、上記の御手洗氏を除くと本当にパッと出てくるのはトヨタの豊田章男氏くらいです。ただ単に自分が不勉強なだけなのかもしれませんが、かつてと比べると現代の大企業経営者はほんとにメディアとかで見なくなったと思うし、その経営観とかもほとんど出さなくなってきている気がします。東芝に至ってはコロコロ人が変わるし。
その考えをほとんど表に出さないことから製品や市場戦略も見えません。やはりまだ自分が学生だった頃はその辺、当時は日本式経営がどうのこうのが流行ってましたが、付随してグローバル戦略もよく語られ、その後のリーマンショックへの対応などでもまだ方針めいたものは見えました。しかし現在、前述の通り大半の企業はどっち向いて仕事しているのかが私には見えなくなりました。
恐らく私ですらこうなのですから、他の人に至ってはもっと見えなくなっているのではないかという気がします。まぁ日立は製品よりも事業の方をよく売るというのはよくわかりますが。
自動車業界でもEV対応については「はいはいやります」とみんな言って、計画なども一応出ていますがなんかどれも具体性に欠けるというかふわふわした印象を覚えます。勝手な想像ですが奥田氏だったら、現物となるEV発売予定車が出来るまでは一切情報を出さなかったのではないかと思います。
比較的目に見えやすい製造業ですらこの有様なだけに、メディア業に至ってはもっと悲惨です。ただでさえ雑誌や新聞は発行部数の低下に伴う広告料激減が問題となっていて、ネット対応が喫緊を通り越している状態ながら、なんか今後のメディア戦略というものを一切出さず、「これまでどおりが一番」を無駄に貫いている気がします。まぁそんな経営者が上に来る時点で終わってますが。
日経と読売はまだこの辺の未来への対応という点ではしっかりしている方だと思いますが、他のメディアは一体経営者は何を仕事にしてんだと思うくらい疑問です。ぶっちゃけ、いない方がいいのではないかと思う水準です。
でも本当にこの辺は不思議というか、かつてと比べてこれほどまでに企業家の顔が見えなくなるとは想像しませんでした。困難でいいのかねホンマに。
最後に急に思い出しましたが、ソニーでハワード・ストリンガー氏が社長に就任した際にインドへ旅行したら、インド人ガイドがこの人事に驚いたと言ってて、インド人もびっくりかなどと当時思いました。
4 件のコメント:
キヤノンの御洗富士夫、ソフトバンクの孫正義、ユニクロの柳井正、
日本電産の永守重信 これらの方々はよくメディアに出ますね。
ただ、これら経営者の共通点として後事を託せる後継者がいない
事です。後継者がいないからこそ高齢になっても経営者を引退でき
ず、メディアに出るのかもしれません。
片倉さんのコメントで思いついたのですが、国外でもアリババやテンセントも明確な後継者出てきてませんね。まだまだ現役で行けると思いますが。
良くも悪くもカリスマ性の強い経営者なだけに、後継者問題が挙げられている企業では現実に起きていますね。スズキに至っては、「後継者いないから」という理由でトヨタグループ入りというかなり凄い展開になりましたが、会社の存続という意味では正しい決断だったのかもと思えてきます。
中国企業の場合は創業者兼経営者というのが多いので、本当に死ぬまでは彼らも続けるでしょうね。企業年齢も若いですし。
ただ、アリババのジャック・マーさんについては、別な意味で姿が見えなくなってしまいましたが……。
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