この点、中国事情に詳しい方ならすぐ合点がいくと思いますが、割と中国人って如何に高い物にお金を払ったかをステイタスに感じるところがあります。同様に先ほどの寿司職人によると、このところ中国でも人気が高くなっている日本酒の「獺祭」についても、その味を評価してではなく、ただ最も値段が高い日本酒だから買って飲んでいるだけだと分析しており、やはり提供する側としてはちゃんと味を評価して寿司ネタともども消費してほしいということを話していました。
こうした中国人の消費行動は食べ物に限りません。車や家電などでも、お金に余裕があるのなら性能とか度外視で一番高い物を選ぼうとする傾向があり、日本人でもなくはないですが、こうした買い物における虚栄心は桁違いに高いです。もっとも、チープブランドを好んで買う人もいなくはないですが。
無論、こうした消費行動はお金に余裕のある中高年層の特徴で、近年の若年層ではまた異なる消費習慣、具体的にはもう少し怜悧にコストパフォーマンスを考えて消費する傾向があるとも言われています。ただ敢えて自分の目から見ると、やはりバブル時代の日本人みたいな消費行動を上記の中高年層は採っているように見え、日本の後をちょうど辿っているようにも見えます。
仮にこのまま日本を辿るとしたら、消費に対して非常にシビアな若者が増えていって、日本のデフレ下で牛丼の消費が伸びていったように消費金額は縮小し始める可能性もあります。まぁまだまだ分かりませんが。
ちなみに自分は8月までの激務によるストレスからこのところお金を無駄遣いすることが増えています。まぁ飲食店とかだったら、ロックダウンの影響とかまだ尾を引いていると思うので今こそお金を使ってあげるべきだとは思いますが。
2 件のコメント:
某寿司漫画の影響で 中国人の好きな寿司ネタは アナゴ寿司だと
思っていました。生の魚を握る寿司ネタの中でアナゴ寿司は
煮た後でタレを塗ります。生食をあまり好まず煮たり焼いたり
するのが好きな中国人はアナゴ寿司を好むと解説されていました。
でも今は生の寿司も好んで食べるようですね
確かに生の寿司ネタが苦手でアナゴを始め炙り系の寿司ネタしか食べられない人もいますが、今だとマグロやサーモンの刺身をはじめ、中国人も生食に大分慣れてきているので、以前とは傾向が変わってきているかもしれません。
ちなみにここで挙げたネタだと、ウニや大トロといったもの連発して頼んでくるそうです。この点も、いろんなネタを楽しんでほしいという提供者側からするとややもする感情を覚えるそうです。
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