ロシアがウクライナに侵攻した当初、彼はロシアの侵略は認めるべきではないが無辜の市民への被害を防ぐため、ゼレンスキー大統領は早くロシアに降伏すべきだと主張していました。なので私は今回のロシア領内への攻撃を受け、無辜の市民への被害を防ぐため、プーチン大統領は早くウクライナに降伏すべきだと彼は主張するものだと思ってみていましたが、そういう発言は今に至るまで見聞きしません。
ぶっちゃけプーチンがウクライナに降伏することによって、ウクライナ領内で現在行われている戦闘も一気に片付くだけに、本当に平和を愛していて且つ以前と同じ視点を持つなら、プーチンにこそ橋下は降伏を勧めるべきだと私は思うのですが。
では何故橋下はウクライナには降伏すべきと言いながらロシアには降伏しろと言わないのか。
表層的な理由としては開戦当初、ウクライナとロシアの軍事力の差から、ウクライナがどう抵抗したところで早晩敗北すると予想していた、どうせ負けるのだからこそ早く負けを認める方がプラスだ的な価値観で言ってたのではないかと推察します。
この考えには私も全否定しないというか、絶対に勝ち目のない戦いであれば市民の安全や政府関係者に対する虐殺や略奪の禁止を条件に降伏するというのも手段となり得ると考えます。ただブキャでの虐殺をはじめ、ロシアは元来そうした約束を守る国ではないことは明らかで、むしろ降伏すればその蹂躙は余計激しさを増す可能性があることを考えると、私が当事者なら絶対に抵抗を選びます。
もっとも降伏するか抵抗するか以前に、ウクライナ国民のように当事者でもなく、軍事関係者でもない人間が安全な場所から一国の大統領に降伏を勧めるなど、恥ずかしくて自分には到底行えない行為です。
ただ橋下は恥ずかしげもなくそうした行為を行える平和主義者なだけに、今回のロシア領内の攻撃を受けてプーチンに降伏勧告するかと思ったら全くしないでやんので、せっかくの期待を裏切る奴だななどと思ってみています。
その上で、先に述べた通り軍事力の差からウクライナは叶わないと思ったから降伏しろと言ったのであって、少なくともロシア全土を征服する能力はウクライナにはないと思われるから今回プーチンには降伏を勧告しなかったという風に推察しています。もちろんこれはこれで一応は理屈は通りますが、敢えて邪推すると、なんとなく話を聞いていると小国が大国に翻弄されて飲み込まれるのは仕方ないなどと思ってい節があるように見えます。そもそも最初に述べた考え方の時点で、こうした考えだとも言えますし。
こうした小国は大国に翻弄され続けるという見方は私にも全くないというわけではありませんが、大国による一方的な侵略を認めるほどの価値観は持ち合わせていません。こうした価値観があるない以前に、ウクライナには降伏を勧め、ロシアには降伏を勧めないというダブルスタンダードを私は取りたくはありません。そういう意味ではロシアに降伏を勧めることで勝手に掲げた平和を何より優先するという立場は維持できるだけに、橋下に対しては今からでも遅くないからプーチンに降伏を勧める親書を出すよう、私はお勧めします。
2 件のコメント:
クリミア戦争は歴史上の過去の出来事だと2014年まで思っていました。今はロシア革命(2023)をこの目で見られるかもしれないとひそかに思っています。
間違いなく9.11以来の歴史の変わり目に今あるでしょう。今後の戦況がどうなるか二か関わらずロシアの失墜はもはや免れず、米中対立も今後激しくなるでしょう。
日本の国益としてはロシアが弱れば弱るほど有利なだけに、韓国も尹大統領が来て完全に外交方針が日本と一致するようになるというチャンスなだけに、積極的に外交をする時期にあると言えるかもしれません。
コメントを投稿