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2013年3月13日水曜日

5種類のカツラで結婚詐欺を繰り返した男

 わざわざこんなのを記事化する理由はあるのかと思いつつ、「それでもあるのだ」と思うから記事化します。

医師名乗り、薄毛にかつら…結婚詐欺容疑の47歳男追送検(産経新聞)

 リンク先の記事によると、その捕まった47歳の詐欺師の男は5種類のカツラを使い分けながら5人の女性から計1330万円をだまし取ったそうです。騙す際には医師などと経歴を偽ったことはもとより年齢も30代半ばと名乗っていたそうなのですが、被害者が「30代にしては老け顔と思った」という証言がなんていうかいろいろ深く考えさせられます。

 それにしても、こんだけカツラ被ったらモテるのかな?幸いというか中国人の理髪師に、「お前は毛髪量多いからハゲナイヨ」となんで髪切ってもらっている最中にそんなこと言われなきゃいけないんだろうと思う一言をかけられたことがありますが。

2013年3月12日火曜日

モバイル向けゲーム会社2強に対する私の評価

 私自身は購入したり遊んだりすることはないのですが、スマートフォンやタブレットPC向けゲームことモバイルゲームを利用している方は多いかと思います。私なんかはゲームときたらファミコン、スーパーファミコン、(セガサターン)、プレイステーション、プレイステーション2と数多くの据え置きゲームを渡り歩いてきた経験からかコントローラーのないゲームには抵抗感があるため手を出しませんが、人から話を聞いたりニュースで見ている限りだとモバイルゲームも新たな娯楽というかゲームの形態として認知されつつあるようです。
 そんなモバイルゲームですが日本における開発会社ときたらディー・エヌ・エー(DeNA)とグリーの2社がトップ2強であることは周知の事実でしょう。2社とも売上高が近年急成長を続けておりますが、一時期に未成年者に対する高額請求問題が大きく取り上げられて経営に対する影響もあるのではと取り沙汰されたものの、その高成長ぶりを維持しているようです。

 このモバイルゲーム開発会社ですが、先ほど挙げた高額請求問題、並びにコンプリートガチャ問題などで批判的な意見も多く出ております。私自身も自分が直接遊んだことがないこともあって一連の問題が取り上げられた際は正直に言ってあまりいい目を持っておりませんでしたが、変な話ですが中国で生活しているうちに段々と考えが変わっていきました。
 アップルは国・地域別販売台数は発表してないですが、i-Phoneの販売台数は中国が世界で最大と言われているだけあって上海では持っている人、っていうか持ってない人を捜す方が大変なくらい普及しておりました。でもって i-Phoneを持っている人がどんなことにそれを使っているのかというと、地下鉄なんかに乗ってる時に見ていると電話とメール以外だとやっぱりゲームでした。

 単純に考えてもスマートフォン、タブレットPCは今後もまだまだ普及していくことが予想されますし、普及台数が増えれば増えるほどモバイルゲーム市場も広がっていきます。また中国や韓国でもこの手のゲーム開発会社が急激に成長しており、世界的にも開発競争が過熱している感があります。
 こうした状況においてやはり日本国内においても、世界で戦っていけるだけのモバイルゲーム開発会社を育成していく必要性をよく感じます。また開発競争を抜きにしても今の日本は投資先となる業種や企業が少ないだけに、数少ない成長分野であるだけに大事にと言っては変ですが批判ばかりして潰してはならない企業分野ではないかと考えるようになりました。

 ただこんなことを言っておきながらですが、先程挙げた2強のうちグリーに対して私は未だに批判的な見方を持っております。何故かというと最大の要因はこちらも先ほど挙げた未成年者への高額請求が当局から一回注意されてもうしないとか言ってたのに、消費者から要求されるまでは返金手続きを取らなかったりとあまり反省した態度が見られないからです。
 一方、DeNAに対しては対照的に好印象を持っております。好印象を持つようになった理由は複数あり、一つは去年末に廃部が決まっていたエスビー食品の陸上競技部をスタッフ、選手共に丸ごと受け入れたことからです。

DeNA、陸上チーム創設のお知らせ エスビー食品陸上競技部スタッフ・選手の移籍(DeNA)

 仮にDeNAが受け入れなければこの陸上部関係者は路頭に迷う状況だっただけに、総監督の瀬古利彦氏も会見で何度もお礼を言っておりましたが私も見ていて涙腺が少し緩みました。DeNAはこの前にも横浜ベイスターズを買収しているだけに、企業のスポーツ向け投資が先細る中で熱心さを強く感じます。

【中国】海信電器とゲーム配信で提携、DeNA(NNA)

 上記リンク先のニュースは昨年、DeNAが中国での提携事業を行うと発表したニュースですが、実はこのニュースは私も前の会社にいた時に取材しております。それ以前からもゲーム関連のリリースは全部自分の担当に回されていたので何度かDeNAの広報に電話していたのですが、はっきり言ってどれも対応が非常によかったです。こういう実体のないサービス事業の提携とか新規事業話っていうのは詳しく内容を聞かないと記事が書けないのですが、企業によっては担当者がサービスの中身をよく理解しておらず、取材してもしょうもない記事になってしまうことが多いのですが、DeNAの担当者に関してはそういうことは全くなく、わかりやすく説明してくれるので取材をしながらいつも好感を持っておりました。

 なんていうか何も金もらってないくせにちょっとDeNAを持ち上げ過ぎかなとも思うのですが、グリーかDeNAかというのならば私としてはDeNAをモバイルゲーム業界における育成対象企業にすべきだと思います。逆にグリーに関してはあまり反省する態度がないのだし、最悪潰してしまった方が業界の改善につながるかなというくらいに評価しておりません。
 無論、今後DeNAも何かしら企業倫理に反する行為を行った場合は遠慮なく批判するつもりです。そういうことなんかせず地道に頑張っていくことを陰ながら祈っているわけですが。

2013年3月11日月曜日

韓国の近現代史~その一、はじめに

 本日からまたしばらくこのブログで連載記事の執筆に取り掛かろうと思います。今回取り掛かるテーマはタイトルにもある通りに韓国の近現代史で、二次大戦後の日本の植民地からの独立から現在の朴槿恵大統領に至るまでの通史をなるべく簡潔にまとめていこうと考えています。

 今回連載をはじめようと思ったのはちょっと前にコメントでまた何か連載をはじめないのかとの書き込みがあったのがきっかけで、執筆するに当たっても現状は余裕がある状態だったのが決め手です。連載をはじめるに当たってどのテーマに手を付けようとしばらく考えていたのですが、中途半端なものにはしたくなかったから自分が比較的得意とする歴史物でなにかと照準を定め、当初は中国の明、または宋の通史が候補でした。

 中国史であればリアルに中国人よりも詳しい自信あるし(実際に中国人にもそう言われた)さらっと書くなら現状の知識でも対応できると踏んではいたのですが、なんかそれだともったいないというか、せっかく勉強する余力もあるのだからまだ手を付けてないテーマの方がいいようにも思えてきました。そう考えている中、朝鮮というか韓国の歴史は今まであまり勉強してきて来なかったことを思い出し、今この時点で勉強することによって日中韓の東アジア三ヶ国の歴史を同時に語れるようになるのではと欲が芽生えました。仮にその範囲が近現代に留まるとしても自分が国際政治を見る上でいいツールになると判断し、最終的な決断へと至ったわけです。

 この連載テーマについて相談した友人からは、「各方面から批判が来るかもよ」と軽い注意を受けましたが、そもそも日本において韓国史は特定の問題、具体的に挙げると竹島問題と従軍慰安婦問題に絡んで特定の部位にのみ説明されることが多く、全体を眺める通史が極端に不足しているように私は感じます。実際に今回の連載に当たって何か一つでもいいから資料に目を通そうとAmazonで検索をかけたところ、近現代の通史を解説する本は自分の想像以上に極端に少なかったです。逆に言うならば、だからこそブログなりなんなりで通史を解説する価値もあるように思え、前の「文化大革命とは」の連載ほどまで行かなくともそれなりに面白い連載になるような気がします。

 先に今回使う、というより自分が買った資料を紹介すると、文京洙氏の著書の「韓国現代史」(岩波新書)です。近現代の通史を取り扱っている本がタイトルを見る限りこれしか見つからなかったので買いました(今日Amazonから届いた)が、厳しいことを言わせてもらうと必ずしもタイトルと内容が一致する本ではありませんでした。一応は独立から盧武鉉政権まで解説がありますが、その大半は韓国全体の近現代史というよりも光州事件をはじめとする済州島、全羅南道地域における市民らの政治闘争史の解説で占められております。はっきり言えばタイトルと内容が一致しておらず、勝手な推測ながら言わせてもらうと筆者が書きたかったテーマと編集者が意図していたテーマが一致せず、いわばコミュニケーション不足が原因でこんな本になったんじゃないかと邪推しております。
 特に編集者の方に対して強く言わせてもらうと、本の中盤ではベトナム戦争のことを「インドシナ戦争」と表記してあるのに後半では「ベトナム戦争」という表記になっていたりと、用語の統一すらおぼついておりません。それだけにさきほどのコミュニケーション不足を強く疑わざるを得ません。

 以上のような本であることから、当初は引用するのだしAmazonのアフィリエイト広告でも貼り付けようかと考えておりましたが、韓国近現代史の解説本としてはちょっと紹介しづらいので見送ります。実際に政治上で結構重要な事件とかがさらりと流されたり、紹介されてなかったりするし。

 そんなわけでまた今度から連載を始めていくので、興味のある方はどうかご覧ください。方向性としては竹島とか従軍慰安婦とか面倒な話はほかでもたくさん解説サイトがあるので無視し、韓国国内の政治の動きと現在の朴槿恵政権にどう繋がっていくかに焦点を絞っていく予定です。

2013年3月10日日曜日

大学の統廃合について

 今日は国公立大学の前期試験の合格発表日だったらしいのですが、なんでも今年の東大文Ⅰは志願者数が少なかったためにセンター試験の結果による足切りが行われなかったそうです。近年は手の届きやすい大学に志望が集まる傾向があることから東大が敬遠された結果とも言えますが、それと共に少子化による影響も見逃せないでしょう。確かセンター試験の受験者数もこのところは年々減少していると言いますし。

 そんな受験者数が減る時代、個人的に大学教育で進めるべき改革は統廃合ではないかと思います。既に定員割れを起こしているFランク大学は数多く存在しておりますし、より学生数を絞り重点的な教育が行えるよう大学数を減らすことは私が主張するまでもなく重要です。ただ大学を減らすことによって弊害ももちろん生まれ、真っ先に思い付くのは大学教員のさらなる募集減少です。現状でも理系のポストドクターが仕官(就職)先もないまま不安定な立場に置かれていると言いますし、文系でも研究者を目指す立場の方々には逆風となるでしょう。更に言えば、廃校になる大学の教員なんかその次の日から職がなくなるからもっと深刻でしょう。

 だからといって統廃合をためらう必要はないでしょう。大学の統廃合を進めることによって一行当たりの学生数を増やすことで大学経営に当たっての資金問題も改善が期待できますし、また多くの学部・学科の学生が同じ学内で学ぶことによって得る経験も少なくないように思えます。

 最後に一つ雑談を入れますが、昨日にうちの親父から大学に戻る気はないかと問われました。私自身は勉強自体は好きですがあの大学のアカデミックな雰囲気というか、やんちゃしちゃいけない空気はどうにも好きになれずに研究者とかそういったものには一切憧れたことがないので「お断りだっ( ゚Д゚)」と拒否しました。大学生時代の恩師からも、「君からそう言う話が全く出てこないのが不思議に思ってた」と言われてましたが。

2013年3月9日土曜日

マンガレビュー「極黒のブリュンヒルデ」

 かなり久々の漫画レビューです。今回からアフィリエイト広告も貼っておりますが基本的に自分の読んだものしか貼るつもりがないので、興味がある人はクリックしてくれたら幸いです。そんな今回紹介するのは、自分が日本に帰ってきて真っ先に買った、岡本倫氏が現在ヤングジャンプで連載している「極黒のブリュンヒルデ」というマンガです。

 このマンガのあらすじを簡単に話すと、幼い頃に幼馴染の女の子を事故で失った高校生の少年のクラスにある日、幼馴染そっくりの少女が転校してきます。その少女は自らのことを魔女だと称して現実に非科学的な能力を主人公に見せる一方、毎日薬を飲まなければ24時間後に死ぬ体だと明かします。しかも研究所から脱走してきたため薬はあとわずかで切れてしまうと話し、主人公は幼馴染とその少女を重ねつつ、なんとか生き残る道を探る……というのが一巻の主な筋立てです。

 これだけ書くとよくありがちなSF漫画の筋書きに見えますが、一番肝心なのはこの漫画を描いているのはほかならぬあの岡本倫氏であるということです。知っている人には早いですがこの人の代表作は「エルフェンリート」という漫画で、アニメ化もされて日本国内よりも海外の方がよく知られています。この作品がどういう意味ですごいかというと一見すると美少女が表紙を飾ってて萌え漫画にしか見えないのですがその実、中身は日本の漫画史上でも屈指のえげつなさを誇り、容赦なく登場人物が次々と死にます。さも重要そうに出てきたキャラクターが次のページでは首が飛んでたりすることが誇張ではなく頻繁にあり、一説では「HUNTER×HUNTER」の作者の冨樫義博氏がこの漫画を読んで影響されたのか、自分の漫画でも首チョンパのシーンを増やしたとまで言われております。

 自分はエルフェンリートも読んでいますが、初めて読み終えた時は感動というより一体この作者はなんなんだという恐ろしさの方が大きかったです。岡本氏の次回作である「ノノノノ」はスキージャンプをテーマにした漫画で前作にあったグロテスクさは陰をひそめましたが、相変わらず読者の予想を裏切る展開で個人的に非常に気に入っている作品です。生憎というか途中で打ち切りを食らって連載を終了してしまいましたが……。

 話は最新作「極黒のブリュンヒルデ」に戻りますが、作者曰く「エルフェンリートのようなノリを読者は求めていると友人に言われた」と書いており、はっきり言ってその通りというか、あの有り得ない展開の運びと共に遠慮容赦のないグロテスクさが見事復活しております。第一巻からぶっ飛んでるというか、幼馴染が事故で死ぬシーン(ダムの水門から小学生二人が真っ逆さまに落ちる)の情景とか、よくこんな絵を書いて載せてくるなと読んでて冷や汗を感じましたが、一番ビビったのはこの前出たばかりの四巻です。詳しくはネタバレになるのですがある重要なキャラクターが死ぬシーンを見てはっきりと、「この作者は狂ってる」と冗談抜きで思いました。

 以上のような内容からこのマンガは大衆受けするものではないと思う一方、単純にストーリーで魅せるマンガというならその異彩ぶりは群を抜いていると言えます。そんなわけで一応広告貼り付けておきますが、グロテスクなのが苦手な人は見ない方がいいでしょう。
 それにしても、なんだかんだ言って自分はこの人のマンガをちゃんと全部読んでるなぁ。

  

TPP交渉の先行き予想

 日本にいるといろいろ情報が手に取りやすいので時事問題も語りやすいです。そういうわけで今回は国論を見事に二つに分けているTPP交渉の先行きについて私なりの予想を紹介いたしましょう。前もって断っておくと、私はTPP参加賛成派です。

 まずTPP交渉に日本が参加するか否かと言ったら、安倍政権は間違いなく交渉参加を決断するでしょう。施政方針演説でも事実上参加するようなことを言ってましたし、この前のオバマ大統領との会談でもこの点について双方がそれぞれ話をしてきたかと思います。またこれが一番重要というか、安倍首相の周りにいわゆる農水族こと国内農業を保護するべきという思想の議員がほとんどいません。強いてあげるとしたら石破茂氏ですが、彼自身は農水族でこの方面の政策に詳しいもののTPP交渉には前向きな姿勢を持っているだけに、JAが期待するような反対行動はとらないと思えます。

 では交渉参加となると日本側はどういう風な姿勢で臨むのか。やはり国内のJAを中心とした団体向けに国内農業保護こと農産物への高関税維持の例外を米国に対して求めていくでしょう。
 私個人としては日本の農業をダメにしたのはまさにJA自身と旧来の自民党であるために守るに値しないと考えており、輸出できるような高付加価値作物を作っているJAの枠外で活躍する一部の農家の方々はTPP賛成を打ち出していることからこの際気にしないでいいと思います。ただ自民党にとっては票田ですし、一応パフォーマンスとして農業を守る交渉をしていくことが安倍政権に求められるでしょう。

 ただ高関税維持を主張するにしても、要求するだけでは相手こと米国は動きません。農業の高関税を維持するために日本側は何を差し出すのか、何を妥協するのかですが、一番可能性があると私がにらんでいるのは米国の自動車関税です。米国の自動車団体は既に日本をTPPに参加させることに対して反対運動を展開しており、米国側の自動車関税を例外として日本は認めるというのであれば米国としてもカッコがつきやすいように思えます。
 でもそれでは日本は自動車を米国に売ることが出来ず旨味がないのでは。そう考える人も多いでしょうが実は現時点で米国の自動車輸入関税は極端に低い水準にあり、自動車関税が現状を維持したところで販売面では何も障害がありません。更に大手日系自動車メーカーはほとんどが米国内に工場を持っており、円高は多少は影響するもののそもそも関税が影響することはないのです。唯一というかトラックなど大型商用車に対してはやや高い関税率が設置されているのですが、この点についてはあきらめるしかないでしょう。

 以上のような観点からすれば、日本は自動車で妥協し、米国は一部農産物で妥協する、といった交渉に持っていくことが私の考える中でベストです。これだと日本は得する面が多く、国内の世論もまとめやすい気がするのですが、それでも米国としては関税を維持させる代わりに現状からの引き下げを求めてくる可能性が高いです。それをどの辺で落とすか、多分こんな交渉になるんだと思います。

  補足
 ちょっと前にNHKの昔の映像特集で、日米貿易摩擦時の映像を見ることがありました。その映像ではデトロイトの市民が日本車をストリートファイター2のボーナスステージみたいに、鉄パイプでガンガン叩いて壊したりひっくり返したりしていて、なんていうかこの前の中国の反日デモみたいな映像が流れてました。時代が変われば所も変わるもんだとしみじみ感じます。

2013年3月8日金曜日

中国で働くには

 大分以前にも同じ内容で記事を書いておりますが、中国での転職を考えている人にとって有益な情報を出せるのではないかと思うので、改めて注意事項などを加えて書くことにします。

 まず中国での働き方というか雇用方法は二種類あり、一つは企業に日本で採用されて中国法人に派遣される駐在方式、もう一つは現地の中国法人中国企業に直接雇用される現地採用方式です

 どっちがいいかと言ったら言うまでもなく駐在方式で給与は日本水準であるだけでなく会社によっては家賃補助果てには駐在手当なども手厚く出ますただ駐在方式は基本的に元からいる従業員充てられるため転職してこの方式で中国送ってもらう以前実績でもないとあまり可能性はないでしょう
 一方我らが現地採用方式では給与は中国水準私が転職した頃などは初任月給800014換算したら12万円ベースとなっており、これより高いか安いか交渉材料となっておりましたが、現在もあまり変わってないように思えますでもって家賃補助駐在手当なんておいしいものはまずなくて海外保険も自己負担であるケースがく、あるとしたら年に一回だけ日本への一時帰国チケットを会社が負担してくれるくらいですただ給与が安い分現地採用方式は募集数が多いので希望の職種見つけやすいという利点と単純に中国で仕事してみたいならまず確実に入り込むことが出来ます言うまでもないですが雇用形態はこの現地採用方式でした

 では具体的にどうすれば中国での仕事をGETできるのか駐在方式であれば日本転職サイトで探すほかありませんが、現地採用方式であれば現地の人材紹介会社登録するのが近道です現在中国各地では既に日系を含む人材紹介会社が多数進出しており中国 転職でも検索すればたくさんヒットするので、複数の会社に登録すれば何かしら当たるでしょうたまに別々の人材会社から同じ会社の紹介が来るのが鬱陶しいですが
 紹介を受けた後面接は基本的に現地で行いまごく少数ではありますが日本本社で面接して現地採用として中国に送る会社もありますがいろんな会社を受けたいというのであればあらかじめ面接日程を組んだ上で中国に渡航するといいでしょう中国に渡航する場合滞在日数が15日以内であればノービザでOKですが、これ以上となる場合はビザが必要となるので観光ビザを申請取得する必要あります

 ただこうやって実際に中国での仕事を求めて転職活動をする前にいくつか確認すべき注意点があります一つは言うまでもないですけど具体的なビジョンもう一つは日本での正社員での勤続年数です
 昔は違ったのですが中国も増え続ける外国人労働者によって国内の雇用が減少する恐れから労働ビザビザ発行するに当たりいろいろと条件を出すようになってきております具体的には

中国語の会話能力があるのか 
四年制大学卒業しているか
特定の仕事を行える技術知識を有するか

 このうち最初の中国語の会話能力はあまり突っ込まれることはありませんが番目ビザ申請時に卒業証書提出がほぼ義務付けられますそして番目のですがこれが一番重要ではっきりと書けば日本で正社員として2年間働いた実務経験がないとほぼ突っぱねられます会社の総務によっては年間でなくても力技コネ無理矢理ビザを発給させてのけますが年間経験があるかないかは中国での転職に当たって非常に重要ですそのため過去に実務経験があるなら話は別ですが中国で留学を終えてそのまま現地で就職みたいな話は現実にはあまりありません今現在日本では新卒で正社員となることが難しい時代ですがだからと言っていきなり中国に行ってもビザは発給され辛いので気を付ける必要があります

 最後に自分のケースについて少し感傷を入れて話しますが別に隠してたわけじゃないですが中国に渡った時の年齢は26歳でした日本での正社員経験年半あり、四大を卒業してなおかつ中国での年の留学経験もあったことからビザ発給では何も障害はありませんでした
 中国に渡った当初中には新卒で駐在出張来ている人間もいるのだろうし26歳という年齢出遅れという劣等感があったのですが、いざ実際に渡ってみると20中国働いている日本人は思ったよりいませんでした大学の校友会でも最年少部類に入っていましたしやはり来ている日本人メインは40前後30代前半も多いとは言えませんおまけに仕事で取材赴くとやっぱりいことからどういう経緯で来たの質問される回数も多かった気がします


 周囲から言われている間はそれほど気にしなかったものの自分が上から見下ろす立場というか同じ会社に26歳の後輩が入ってきてからこんなくて頼りなさそうのに大丈夫なのか(;゚Д゚)思うようになりおいおいお前もその年齢中国に来たんじゃねぇか自分でツッコミ入れるようになりました
 ややまとまりのない締め方ですがこれから中国での転職を考える人に言いたいのは必要以上に焦る必要はないという一点です30代になってから来るのであっても決して遅いわけじゃないのですから自分みたいに色んなものを犠牲にしてくることはない言いたいです海外にいた結果、自分も祖母の葬式には行けませんでしたし、両親の死に目に間に合わなかった人もたくさん見ています。あらゆることを考慮した上で、海外転職は考えるべきでしょう。