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2013年3月10日日曜日

大学の統廃合について

 今日は国公立大学の前期試験の合格発表日だったらしいのですが、なんでも今年の東大文Ⅰは志願者数が少なかったためにセンター試験の結果による足切りが行われなかったそうです。近年は手の届きやすい大学に志望が集まる傾向があることから東大が敬遠された結果とも言えますが、それと共に少子化による影響も見逃せないでしょう。確かセンター試験の受験者数もこのところは年々減少していると言いますし。

 そんな受験者数が減る時代、個人的に大学教育で進めるべき改革は統廃合ではないかと思います。既に定員割れを起こしているFランク大学は数多く存在しておりますし、より学生数を絞り重点的な教育が行えるよう大学数を減らすことは私が主張するまでもなく重要です。ただ大学を減らすことによって弊害ももちろん生まれ、真っ先に思い付くのは大学教員のさらなる募集減少です。現状でも理系のポストドクターが仕官(就職)先もないまま不安定な立場に置かれていると言いますし、文系でも研究者を目指す立場の方々には逆風となるでしょう。更に言えば、廃校になる大学の教員なんかその次の日から職がなくなるからもっと深刻でしょう。

 だからといって統廃合をためらう必要はないでしょう。大学の統廃合を進めることによって一行当たりの学生数を増やすことで大学経営に当たっての資金問題も改善が期待できますし、また多くの学部・学科の学生が同じ学内で学ぶことによって得る経験も少なくないように思えます。

 最後に一つ雑談を入れますが、昨日にうちの親父から大学に戻る気はないかと問われました。私自身は勉強自体は好きですがあの大学のアカデミックな雰囲気というか、やんちゃしちゃいけない空気はどうにも好きになれずに研究者とかそういったものには一切憧れたことがないので「お断りだっ( ゚Д゚)」と拒否しました。大学生時代の恩師からも、「君からそう言う話が全く出てこないのが不思議に思ってた」と言われてましたが。

2 件のコメント:

上海忍者 さんのコメント...

質問ですが、大学は買収合弁できるのでしょうか?例えば、同志社大学は立命館大学を買収し、新たな総合大学を設立するとか?

花園祐 さんのコメント...

 日本は大学同士で買収できるよ。同志社だって数年前、医療系大学を買収して田辺に新学部作ったし。