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2022年5月30日月曜日

顔が見えなくなった大企業経営者

 昨日は朝から雨だし団地内に軟禁されているので朝からダウンロードしたフリーゲームやってましたがこれがまたクソゲーでバグ多かったです。でも朝からずっとやってしまった。
 明けた今日は仕事の依頼があったものの待機時間が長くてその間またずっと奈良の物件をライフルホームズという全米ライフル協会の関係者と思うようなサイトで見ていて、和室のインテリアとかをいろいろ考えていました。結論から言えば階段タンスと床几の組み合わせがよさげ。

 話は本題ですが、自分が学生だった頃は大手企業のトップ経営者の顔と名前を把握していて、空で数人の名前をパッと挙げることもできました。当時の主だった経営者としては、トヨタの奥田碩氏、パナソニックの中村邦夫氏、キヤノンの御手洗富士夫氏などがいましたまぁ御手洗氏はまだ現役なんだけど(;´・ω・)
 あと日産にもゴーンがいたか。「あの頃はフリードリヒがいた」じゃないけど、なんかそんな風な郷愁すら覚えます。

 翻って現在ですが、上記の御手洗氏を除くと本当にパッと出てくるのはトヨタの豊田章男氏くらいです。ただ単に自分が不勉強なだけなのかもしれませんが、かつてと比べると現代の大企業経営者はほんとにメディアとかで見なくなったと思うし、その経営観とかもほとんど出さなくなってきている気がします。東芝に至ってはコロコロ人が変わるし。
 その考えをほとんど表に出さないことから製品や市場戦略も見えません。やはりまだ自分が学生だった頃はその辺、当時は日本式経営がどうのこうのが流行ってましたが、付随してグローバル戦略もよく語られ、その後のリーマンショックへの対応などでもまだ方針めいたものは見えました。しかし現在、前述の通り大半の企業はどっち向いて仕事しているのかが私には見えなくなりました。

 恐らく私ですらこうなのですから、他の人に至ってはもっと見えなくなっているのではないかという気がします。まぁ日立は製品よりも事業の方をよく売るというのはよくわかりますが。
 自動車業界でもEV対応については「はいはいやります」とみんな言って、計画なども一応出ていますがなんかどれも具体性に欠けるというかふわふわした印象を覚えます。勝手な想像ですが奥田氏だったら、現物となるEV発売予定車が出来るまでは一切情報を出さなかったのではないかと思います。

 比較的目に見えやすい製造業ですらこの有様なだけに、メディア業に至ってはもっと悲惨です。ただでさえ雑誌や新聞は発行部数の低下に伴う広告料激減が問題となっていて、ネット対応が喫緊を通り越している状態ながら、なんか今後のメディア戦略というものを一切出さず、「これまでどおりが一番」を無駄に貫いている気がします。まぁそんな経営者が上に来る時点で終わってますが。
 日経と読売はまだこの辺の未来への対応という点ではしっかりしている方だと思いますが、他のメディアは一体経営者は何を仕事にしてんだと思うくらい疑問です。ぶっちゃけ、いない方がいいのではないかと思う水準です。

 でも本当にこの辺は不思議というか、かつてと比べてこれほどまでに企業家の顔が見えなくなるとは想像しませんでした。困難でいいのかねホンマに。
 最後に急に思い出しましたが、ソニーでハワード・ストリンガー氏が社長に就任した際にインドへ旅行したら、インド人ガイドがこの人事に驚いたと言ってて、インド人もびっくりかなどと当時思いました。

2022年5月28日土曜日

約1ヶ月ぶりにコーヒー

 先週に続き、今日も一時外出が認められたので前と同じスーパーに行きました。前回、店内で買い物かごがなくなって商品を手に持ってレジまで運ばなくてはならなかった経験から、今回は中身が透ける買い物袋を持って来たので、そこそこかさばる商品もまとめて買えました。
 レジで並んでいる最中、先週の自分の様に両手で必死に商品を抱えている兄ちゃん見て、「強くなるんだぞ」などという先輩風めいた感情を覚えました。

 前回は切れかかっててちょい焦ってたシャンプーを買いましたが、今回は日用品などで極端に不足しているものはなかっただけに、嗜好品を中心に買ってきました。自分の場合は飲み物の消費が割と激しいだけに、コーラやスプライトの他、ネスカフェのインスタントコーヒーを買って、あとパンと冷凍エビ焼売を買ってきました。早速帰宅後にコーヒー飲みましたが、4月前半でコーヒーはドリップパックのを切らしてたので、実に1ヶ月ぶりでした。

 このほか前回と違う点として、前回は片道2キロ、往復4キロ歩いて帰宅後はなんかへばってすぐ昼寝し始めましたが、今回は前と比べると体力に余裕があり、次のJBpress用記事を書ける余裕をのこしました。恐らく先週にそこそこ歩いたことで、体力が少し戻ったのでしょう。
 ただ地味に嫌な点として、スニーカーの踵後ろが当たる背もたれ部分が破れ、中の骨組みっぽいのが歩いててちょいちょい足に刺さるようになって痛いです。先週の外出時もこうだったことからなるべく歩かないようにロードバイクで団地出ようとしたら、上海脱出防止のためか自転車を出すのはダメだと言われ、結局歩く羽目となりました。

 今の靴はさすがに2年以上も履いているので、封鎖が解除され次第にまたアウトレットモール行って新しいのを買う予定ですが、何もこのタイミングで背もたれ破けなくてもいいじゃんとか内心思います。自分の歩き方が悪いせいだというのはわかっていますが。

 それにしても、まだ4月の頃なんかは封鎖解除になったらあれしよう、これ買おうという欲求がありましたが、事ここに至ってはなんかそういう欲求もなくなり、気軽に飲み物とかおかし変えるようになればいいや程度にまで縮小しています。多分これ他の上海市民も一緒で、消費習慣が封鎖前と比べて一気に変わる気がします。
 そういう意味では小売業界などは、封鎖解除後も苦境が続くかもしれません。もっとも日用品については、次の封鎖に備えてしばらく買いだめが続くでしょうが。

2022年5月26日木曜日

優秀な副官に恵まれ過ぎた軍神たち

 何故か仕事中に作ったフォルダの名前を「潜航量産型アッシマー」と名付けてました。アッシマー好きすぎ。っていうかバンダイはもっと水中モビルスーツ作れ。

 話は本題ですが、日本で軍神と言ったらまず間違いなく上杉謙信、次いで東郷平八郎が上がってきますが、基本的には類まれなる戦争指揮能力を持った人間にこの異名は授けられます。では世界史における軍神はと言ったら、中国だったら恐らく韓信が来るでしょうが、欧州であればやはりナポレオンの名前が挙がってくるかと思います。
 実際に彼の戦績はすさまじく、皇帝となった後のアスペルン・エスリンクの戦いまでは全戦全勝で、一部の戦闘においては完膚なきまで敵軍を叩いており、最初のプロイセン(ドイツ)との戦いでは文字通り敵軍兵士を「溶かす」と言っていいくらいにまで撃滅しています。もっとも上記のアスペルン・エスリンクの戦い当たりから徐々に精彩を欠くようになり、ロシア遠征では結果論ではあるものの判断ミスをかなり連発しています。

 ただ、ナポレオンの最大の敗戦と言ったらやはりその最後のワーテルローの戦いでしょう。この戦いで完全敗北した彼は遠く離れたセント・ヘレナ島に流される羽目となりますが、そのきっかけとなったワーテルローの戦いは敗北こそしたものの、ほんの一つのボタンの掛け違いがあれば、ナポレオン率いるフランス軍は大勝した言われます。
 具体的には数万の兵を率いて別動隊となっていた軍を本軍に合流させていれば、崩壊間近だった英軍を完全に突破することができたと言われています。実際、ナポレオンはこの別動隊に開戦直前に本軍への合流を指示していますが、伝令兵が道を間違えて伝令が届かず、結果的に合流を逃しました。

 なおその別動隊を率いていたのはグルーシーという元帥で、遠くから砲弾の音が聞こえるから本軍に向かうべきだと周りから進言されたものの、プロイセン軍を追撃するという最初の命令を墨守してしまっています。

 この伝令についてですが、送ったのはワーテルローで参謀を務めたスルトという元帥(フランス外人部隊の生みの親)で、彼は一人の伝令しか送っていませんでした。戦後にこのことを知ったナポレオンは、「ベルティエなら1ダースの伝令兵を送っただろう」と言ったとされます。

ルイ=アレクサンドル・ベルティエ(Wikipedia)

 漫画の「ナポレオン」ではホビットのような姿で描かれてるこのベルティエですが、「皇帝の影」と呼ばれたように、ナポレオンが若かった頃から彼の最側近の参謀として仕え、彼の覇業を大きく支えた人物です。
 ナポレオンの戦争指揮は非常に断片的かつ分かりにくい指示が多かったそうですが、そうした指示をベルティエは的確に理解して現場を手配し、軍をうまく回していたそうです。しかしワーテルローの戦いの直前、ナポレオンがエルバ島から脱出してパリへ向かっている最中にナポレオンからこっちに来るよう連絡されたベルティエは自殺しており、ワーテルローで参謀を務めることはありませんでした。

 仮にベルティエが参謀でいたら上記のスルトのミスは起こらず、別動隊も合流して勝利していたと思われるだけに、ナポレオンにとって最も致命的な死は彼だったとする声も少なくありません。同時に、天才過ぎる司令官はその天才を理解する人物なくしては実力を発揮できないことの例えとしてもよく使われます。

 そんなベルティエとナポレオンの例に近いと思うのが、米国の南北戦争において南軍を率いたロバート・リー将軍がいます。彼も天才的な用兵によってブル様に勝る北軍を何度も撃退し、彼一人で南北戦争を数年長引かせたとまで言われ、米国史上でも最高の軍指揮官と名高い軍神です。
 ただ、彼の戦歴をよく見ると、南北戦争前半では勝っているものの、後半は割と負け続きであったりします。そりゃ北軍の方が三国志の魏じゃないけど物量で上なのだから長期戦となると有利になるのは当たり前と見ることができますが、実は彼が負け始める直前、ある人物が亡くなっています。


 亡くなったのははリー将軍の副官だった、上記のジャクソン将軍です。ナポレオンと似ていて、リー将軍も戦争支持は必要最低限なことしか言わず、下手したら地図を指さすだけとかもあったそうです。そんな面倒くさい上司の意図を的確に理解し、現場に上手く伝えるという暗号解読機みたいな役割を果たしていたのがジャクソン将軍で、リー将軍も彼のことを大いに頼って、二人で連戦連勝を重ねていました。

 しかしジャクソン将軍は大勝した戦闘の帰り、なんと味方の誤射によって射殺されてしまいます。弾は左腕に受けて左腕を切断したものの容体は回復せず亡くなったのですが、彼の訃報を聞いたリー将軍は、「ジャクソンは左腕を失ったが、自分は右腕を失った」とまで言ったそうです。
 事実、その後その通りな展開となり、かの有名なゲティスバーグの戦いの戦いでリー将軍率いる南軍が敗北してからというものの、その後ほぼ全く優勢を得ることなく南軍は追い詰められていきます。このゲティスバーグの戦いも、ジャクソン将軍がいたら南軍が勝っていたという主張もあります。

 ただそれ以上に、リー将軍の用兵を理解して実践に落とし込む副官が消えたという事実の方が、その後の南軍の敗北的には大きいかもしれません。ナポレオンにしろリー将軍にしろ、どちらも戦争の天才であることは間違いないものの、その天才性は優秀な副官があって初めて発揮されるものであり、副官を失うということは文字通り、彼らの天才性の喪失に直結していたとも考えられます。
 そう考えると、優秀な副官に恵まれすぎると、天才は彼らなしではいられない一種の依存状態に陥る者なのかもしれません。そうなれば後は一介の将軍に成り下がりかねず、その点ではある意味軍神は不幸でしょう。

 現代のビジネスにおいてもそうした例はいくつか見られます。優秀な副社長や専務に去られてしまった、かつては天才と呼ばれながら会社をダメにする経営者などは枚挙にいとまがなく、どれだけ天才であろうと、自分一人でその才能を支えきれなければほんの一人がいなくなるだけで途端に無能と化すものです。そういう意味では、天才はこの辺を理解した上での謙虚さも、必要条件として求められてくるでしょう。

2022年5月25日水曜日

みんな苦しめ(・∀・)ハハハ

 「アストリブラ」をほぼ完全に遊びつくしたためこのところ夜暇となり、なんかよくわからないフリーゲームとかを拾っては遊んでたりします。多分今の状態だったら、「アトランチスの謎」ですらやり込みそう。

 さて本題ですが、今日天津の同僚から「うちのある区が封鎖された(´;ω;`)ウッ…」と連絡が来ました。結構中心部のエリアで大々的な封鎖がほぼ予告なしに突然封鎖されたとのことですが、上海の惨状を聞いていただけに備蓄はしっかり持っていたようでまずは安心しました。
 ただこの同僚の連絡を受けた私は、「内心、上海以外の人も封鎖にあって『みんな苦しめ(・∀・)ハハハ』という気持ちをいくらか持っています」という風に返事しました。不謹慎な内容だとは自覚しつつも、特に北京の政策決定者らは真面目に一回封鎖に遭ってみろという気は本気でします。

 2020年2月に武漢が街ごと封鎖されていましたが、やはり当時は他人事だったなという風に今は思います。実際封鎖されてみると不便この上なく、慣れてしまったら平気ですが、最初の方はガチで気分が落ち込み、寝ててもなんかあまりいい気分しませんでした。
 またこの封鎖ですが、コロナで死ぬ人間より通常の治療が受けられなかったり、働くことが出来なくて収入的に死ぬ人間の方が確実に多い気がします。欧州などは既にこうした見方からコロナ対策の規制を撤廃しており、日本ですら遅ればせながら隔離措置などを現在緩和しようと動いているものの、中国は反対に規制を強めている有様で、1周遅れならぬ逆走しているような状態です。

 特に経済方面の打撃は凄まじく、トヨタもまた上海封鎖の影響で工場の稼働を停止するとのことです。まぁ円安で半端なく利益あげているから、余裕の工場停止にも見えなくもないですが。ランクル購入者はさらに納期が遅延するだろうけど。

 話を戻すと、実際巻き込まれてみると本当にこの封鎖の意味は何なのかと疑問が湧き出てなりません。そうした疑問をぜひ北京の政策決定者らも体感して、如何に無駄なことをやって死ななくていい人間を無駄に死なせているかを理解するためにも、お前らも封鎖されて苦しんでみろと前から思ってました。
 実際、このところ毎日上海や北京の感染者数をグラフで見ていますが、北京のここ数日の感染者数はピークの数からは落ち込んでいるものの、相変わらず振幅激しく揺れ動き、感染者数が二桁超で出続けています。この辺は上海も前こんな感じだったけに、既にかなり見えないところで市中感染者が出ているのではないかという気がします。実際に封鎖に踏み込むかはわかりかねますが、まぁ一回体験してみろやと言いたいです。

 それにしてもこの前一時外出があったせいなのか、このところは団体購入の募集が減ってきています。前と比べると物資が入りやすくなっているためでしょうが、これはこれで団体購入に応募する機会が減ってちょっと寂しさとかもあります。
 あと周りから本当に笑い声を聞くことが増えました。マジでみんな明るい顔するようになってて、環境がよくなってきていることが大きいでしょうが、人の慣れってすごいなと本当に思います。

2022年5月23日月曜日

NHKの取材の裏側

やたらと「弱者」を作り出して共感を集めたがるマスコミのうんざりな風潮(JBpress)

 さて今回の自分の配信記事ですが、かなりガチな実体験に基づいた記事を書きました。詳細は上のリンク先を読んでもらえばわかりやすいですが、今から約10年前にNHKの取材をテンプスタッフ経由で受け、撮影日まで決まった後で反故にされました。当時の自分の心境としては、海外就職する若者より、NHKの報道姿勢の方がニュースなのではというもので、折角だからニュースにしました。

 ヤフコメを見ると自分の記事にしては珍しく賛同意見に溢れており、そこまでヒットした記事ではなく見る人が限られていることもあってか、かなり落ち着いた意見が溢れています。まぁこれを見て変だと思わない方が変だと私も思いますが。

 なおNHKの取材記者は二人おり、最初の人が途中で別プロジェクトに移ったため後任の人が件の騒動の張本人となりました。もっとも後任の人も上司の指示に従っただけなのでこの人が悪いわけではないですが、やはり印象としてはどうしても悪くなります。
 ちなみに最初の人とは若者の就職事情についてもちょっと話し込んだのですが、「ここだけの話」として、NHK取材班のキャップはよく、「就職難というが、若者が甘えてるだけじゃねぇの?」と言ってたそうで、就職氷河期出身のその記者としては口には出さないけど本当に現状を理解していないおっさんが多いと洩らしてました。

 このほか最初に挙げた貧乏アピールした人はこの人ですが、意識的にはどっちかというとビリギャルの方が強かったです。本当に重要な点は実はこの二人のある共通点で、具体的には指摘しませんがその特徴が弱者アピールにものすごい親近性が強いというかほぼ兼ね備えている点だと密かに思います。

2022年5月22日日曜日

約1ヶ月半ぶりの外出

 出オチですが、本日約1ヶ月半ぶりに団地の外に出ました。昨日に急に今日4時間の外出を認めるとお触れが出て、他には配られたけど自分が散歩中だったためか受け取れなかったの1日外出券を団地組合に言って改めて発行してもらい、外出してきました。

 外出と言ってもお店はごく一部のスーパーと薬局を除いて全部閉まっており、片道2キロかけてスーパーに行って買い物してきただけでした。その買い物も、店内は客でごった返しており、買い物かごすらなくなくなる有様だったためあまり手に取って物を買うことができず、結局切れかかっているシャンプーと肉まん、清涼飲料とリプトンのティーパック、ポテトチップスを買うだけで終わりました。
 自分の目測では4つのレジに50人くらい並んでおり、それぞれ買う商品量も桁違いに多いため、レジがなかなか進まず、シャンプーとか持っている手が疲れました。でもってまた2キロ歩いて帰るのも、このところほとんど動いてなかったためこれまた疲れました。チャリ使えばよかった。

 帰宅後、約1ヶ月半ぶりにコーラとか飲みましたが、なんか思ったより感動はありませんでした。ちょうど一昨日に大量に荷物が届き、ロールケーキやらピザとか食ってそこそこ食欲が充足された後だったことが原因なのかもしれませんが、それ以上に幸福という感覚が前と比べて鈍くなっているというか変わってきていることの方が大きいかもしれません。
 マジでこの監獄生活で「幸せって何だろう?」的な疑問を持つに至った人はかなり多いと思います。報道とか見ていても、車や豪華な家を持ったところで意味なんてないとか言い出す中国人も出てきているようで、物質的な豊かさよりも旅行や習い事、飲食などの体感的な豊かさが今後上海では重視されるかもしれません。

 なおさっき出てきた車ですが、中国は路中の車も多く、今日の外出中もあちらこちらで道路に置きっぱなしの車を目にしました。何気に気になっているのが、長い間動かさないことによるバッテリー切れで、実際に団地内ではバッテリーが切れて他の車から融通してもらう人もいれば、エンジンだけかけてバッテリーを補充する人もいます。
 まだこれらは団地内にある車だからできることですが、路中の車となるとそういうことは一切できないだけに、封鎖明けにはバッテリー切れで動かない車が大量発生しているかもしれません。

 それにしても、ゲームの「アストリブラ」2週目終わってから急に暇になりました。マジで時間忘れるくらい楽しかった分、終わってしまうと途端にやることなくて困ってしまいます。

2022年5月21日土曜日

静岡県三島市のマンホール聖戦

【マンホール聖戦】三島市水道課「マンホール13000個チェックとか人員不足で終わらん…」→撮影イベントにしたら2日で終了wwwwwwww(ハムスター速報)

 いきなり聖戦とかいう見出しで何のことかと思った人も多いのではないですが、これはマジ凄いです。

 詳細はリンク先にあるテレビ静岡のニュース記事にも書かれていますが自分から簡単に説明すると、静岡県三島市で老朽化したマンホールの調査点検をすることになったものの、その対象数は約1.3万個にも上り、これを全部一々調査するとなると大変となことでした。そこで、マンホールを撮影してアップロードしたらポイントがもらえ、ポイントは賞品に変えられるというゲームアプリを配信したところ、わずか2日間ですべてのマンホールの写真が出そろったとのことです。

 一言で言えば、市民の力を使って非常に効率的に業務をさばいているという点に感服します。実際に市役所の人間が一つ一つマンホールを調べようと思ったら相当な工数がかかると予想されますが、ゲームアプリを配信するだけで1.3万個の調査写真が何もせずに集まるなんて、賞品代を考慮してもコスパ最高もいいところです。
 まとめ記事でも指摘されていますが、無人の船に敵軍から矢を射かけさせて、大量の矢を奪い取ったエピソードから「諸葛孔明かよ」というコメントは至極的を得ています。

 このニュースを友人に話したところ、企画した三島市のみならず、このゲームアプリを開発した業者の方に注目していました。


 友人によるとこのアプリ開発業者の創業者は元々はロボット工学畑の人で、過去に設立したロボット会社をGoogleに売却するという実績を持っているとのことです。それだけに友人は、ハードウェアのみならずソフトウェアでもこうした面白い発想をしてくるのかと感嘆していました。
 私自身も、このところ日本の人材不足を馬鹿にすることばかり口にしていましたが、このような凄い人材が日本にいたのかという事実にかなりビビるとともに、行政の新たなアプローチにもつながるこうした企画に期待を寄せています。

 それこそ熱海の土石流で話題になった不法な盛土や、不法投棄地などについてもこうしたアプリ―を介して、各市民が行政側にアップロードすることで各地の危険個所把握や防災予防につながっていくとも思います。今現在、日本はどこもかしこも労力にも資金力にも欠く有様なだけに、こうした市民と行政の連携は、これだけ情報化された時代なんだからもっと深めていくべきでしょう。