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2025年6月30日月曜日

STOP!時間泥棒('Д')

 去年の夏にあまりの暑さから家にいたくないため週末に映画館に通う出して以降、映画館に足を運ぶ機会というか頻度がめちゃ高まりました。おかげで店員のおばちゃんに顔見ただけに「あいよ、コーラね(^_-)-☆」と言われるほどにもなってます。
 ちなみによく行くカレー屋でも自分が店に入るやおばちゃんが別の店員に、「こいつは野菜カレーだ」とつぶやいてきます。で、案の定野菜カレーをいつも注文します。

 話を映画館に戻すと、自分が言っている映画館では上映時間になるとまず映画館がある商業施設に併設されたマンションの宣伝動画を見させられます。この1年くらいずっと流しているあたり、ずっと完売してないんだろうなってことがわかります。
 そのマンションCMが終わると今度は、戦闘機や戦車、火砲の映像の映像とともに、「強い軍がわが国にはある!」という、中国の国威発揚動画を見させられます。毎回同じパターンの映像を見させられて正直飽き飽きしているので、もっと別バージョンも作れよと中国には言いたいです。

 以上、二つの動画を見終わってからようやく映画本編が上映されるのですが、この二つの動画が流れる時間は大体1分半程度なので、そんなストレスなくいられるというかすっと目当ての映画に移ってくれるという印象があります。というのも日本の映画館だと説明するまでもないですが、別の映画作品のCMを数本見させられた挙句、「auなら割引クーポンが……」と、正直かわいくもないしストーリー仕立ても悪いと思う携帯クーポンの宣伝、そして「STOP!映画泥棒」の海賊版に対する注意喚起パントマイム動画を立て続けに長々と見させられます。
 きっかり時間測ったてるわけじゃないけど、なんかいつも10分くらい見させられているような感じでげんなりさせられます。

 多少広告が入るのは仕方ないとは思うものの、それにしても日本の場合はちょっと長すぎるというか、早く映画を見たいというのにそれをあざ笑うかのようにくそどうでもいい動画を見させられるのはいい気分しません。っていうかこうした動画なくせば上映時間をかなり短縮できるように思え、回転効率も高められるし、また来館者も短くなった時間を別に有効活用できるということを考えると、あの手の上映前クソ広告動画は時間泥棒じゃないかと言いたくなってきます。
 第一、海賊版の撲滅を訴えるならあんな見飽きたパントマイムなんかせずとも文字表示などで5秒くらいで済むだろうと思えてなりません。余計なクリエイター心なんて発揮せず、もっと社会の時間を有効に活用しようという意思を日本の映画館、映画会社は見せてもらいたいです。

2025年6月29日日曜日

日本のアイスはヤバい(;´・ω・)


 仕事で忙しくて時間取れないので、すぐ作れるたまごひこーき版F-35を作って遊んでました。時間ないなら遊ぶなと言いたいですが。にしてもこのF-35、リアル頭身だとずんぐりむっくりでカッコ悪く感じますが、かえってこの二頭身形態で、且つ塗装も派手だと結構いいデザインしている気がします。

 話は本題ですが、夏本番ですが実はこの10年くらい、夏にあまりアイスを食べるという習慣もなければ記憶もありません。何故かというと中国で売ってるアイスは、今だともう少し良くなってるかもしれませんがあまりおいしくなく、少なくとも自分の舌には合わないため避け続けてきました。そのせいでアイス食べる習慣も完全に失われ、無駄にアイス断ちする夏を毎年過ごしてきました。

 ただちょうど今から10年前のこの時期、どうしても急にアイス食べたくなって高いけど品質が確実に保証されているハーゲンダッツを近くのコンビニに買いに行ったら、「お前こんな高いアイス食うのかよ?(;´・ω・)」と、レジの時に店員に言われました。
 中国の普通のアイスは5元くらいに対してハーゲンダッツは30元するので確かに高いのですが、「そもそも仕入れて店においてるのはお前だろ(;゚Д゚)」と言い返したい気持ちを抑えつつ、「俺だっていつも食うわけじゃない、今日は特別なんだ( ゚Д゚)」と言って、買って帰りました。

 そんな昔話はさておき、今年もアイスを一切食わない夏が来ると感じていた先々週、いつもの日系スーパーに週末の買い物に行ったところ、「2本で20元(約400円)」という値札とともに、モナ王がそこにおいてありました。
 かねてよりモナ王こそ、この世を統べるに真にふさわしい王であると固く信じるほど信奉してきた私なだけに、この突然のモナ王の登場には面喰いました。価格はさすがに割高とはいえ中国でこうして大っぴらに売られている事実に驚愕するとともに、気が付いたらかごの中に2本入れて買って帰ってました。先週も同じく2本20元で売られていたためまた買って、土日使って食べてました。

 こんな具合に夏にアイスを食べる快感を久々に思い出していた昨日土曜日、また今日もモナ王買って帰ろうかと店内を巡っていたところ、スーパーカップが12元(約240円)で売られていました

 モナ王も昔から好きでしたが、スーパーカップはもっと好きというかしょっちゅう食べていました、あの値段であの味とボリュームは自分的にあり得ず、普通に上海で移し替えて出すだけでも十分お店として通用するとマジで信じています。しかも今回スーパーに置いてあったのはバニラ、抹茶、トロピカル味の3種類で、気が付いたらモナ王より高いのにトロピカル2箱かごに入れて買って帰ってました。
 ただ真夏の激熱時に自転車で20分くらいかけて帰ったため、家に帰るころには少し中身が溶けているのを感じました。ぶっちゃけ早く食べたかったですが必死で我慢して、再冷凍が終わる夜まで待ってから食べましたが、マジで麻薬中毒かのように待ってる間はスーパーカップのことしか考えられませんでした。

 そして明けた今日、まだ冷凍庫にはもう1個のスーパーカップが残っており、今日の晩にでも食べようかと思って朝起きて自宅PCで遊んでいたところ、気が付いたら開けて食べてました。早朝からスーパーカップを食べてしまうという自分の行動の突飛さに驚くとともに、「日本のアイスはヤバい」という印象を久々に思い出しました。
 さっきも似たようなこと書きましたが、モナ王、スーパーカップクラスのアイスを中国で食べようものならマジで専門店行って500円くらい払わないと食べられない気がします。なんでそんなヤバいレベルのアイスをあんな低価格で市販してんだよと思うくらい日本のアイス業界は狂っていると思っており、今日その片鱗を久々に感じました。

中国で衰える習近平の支持と影響力

 コメント欄にも少し書きましたが、この1~2年で中国にける習近平の支持と影響力が劇的なまでに落ちていると断言できます。細かい例を挙げたら切りがないのですが、敢えて身近な例で挙げると習近平思想の本が配られなくなりました。

 一体これは何かというと、コロナ前なんかは大体年一くらいで社内で共産党員である社員が自分を含む全社員に習近平思想を書いた冊子を配って回ってました。正直、もらったとしてもうれしくないし、そもそも自分は読めるっちゃ読めるけど外国人に中国語のこんな本配ってどうすんだよと言いたくて仕方ない行為でした。そもそも中身に興味なかったため、もらうそばから私は捨ててました。
 そんなあまり地球にエコでないこの行為ですが、コロナが始まって以降は一切配られることがなくなってしまいました。ほかの会社とかはどうなのかはわかりませんが、少なくともうちの会社はなくなり、なくなってみると少し寂しいなとか逆に思えてきます(´・ω・)

 もう一つが、二年前に大きく騒がれたコスプレ禁止令です。


 2年ほど前に上記リンク先にあるように、「中華民族の感情を損なう」服装を禁止するという文言を含めた治安管理処罰法の改正案が施行されました。施行直後、一部の中国地方都市でコスプレをした若者がこの法に準拠して取り締まられることがあり、着る服すら自由にならないのかなどと中国国内でも強い批判が巻き起こりました。


 そんな声もあってか、上の日系の記事は昨日出たものですが、この治安管理処罰法の内容がまた改正されたそうです。もっとも、改正以前から実質的に上記の服装に関する禁止規定はほぼ有名無実化していました。上海市内でもコスプレイベントが度々開催されているし、コスプレした姿で街中を練り歩く動画をアップする人も絶えず、完全なガン無視状態でした。

 もちろんこの規定に限らず有名無実化している規定は中国でもほかにもありますが、発令し、かつては実際に取り締まる例もありながら、ここまで早く無視される規定はそんなにないなという気がします。何となく、現場の執行者レベルでも「こりゃもうだめだ」と見切られ、適用しての取り締まりを完全にあきらめていた節も感じられます。

 もっともこのコスプレ禁止令以上に「なかったこと」にされている法令の代表格はやなり、実質的に中国の不動産バブルを崩壊へと導いた「三道紅線(三本のレッドライン)」でしょう。
 これは2020年に出された規定で、

・前受金を除いた資産負債率が70%以下
・純負債率が100%以下
・手許現金の短期負債比率が1倍以下

 この三つの条件を不動産企業に課し、基準を上回った条件数に応じてランク分けして公開し、債務圧縮を指導していくというものでした。この三本のレッドライン基準が出されてから不動産会社は追加の開発や資金調達が行い辛くなり、劇的に業績を悪化して今の中国の不動産不況へ至るようになったのですが、発令された当時よりもこの条件を満たさない不動産会社が明らかに増えていると思うものの、誰もこの三本のレッドラインについて言及しなくなっています
 はっきり言ってしまえば言論統制されているようで、ネットでニュース検索しても2023年以前の記事しか表示されなくなっています。この規定自体が廃止になったとは聞いていないのですが、適用されることもなければ言及されることすらなくなってるというか、触れられたくないという中国政府の気持ちがひしひしと伝わる検索結果となっています。

 以上のように、習近平の肝煎りで導入されたとも思われる政策がこの頃悉く意図的な無視というかサボタージュされるようになっており、そうした世間での不評も察してか、習近平自身もメディアの露出が依然と比べかなり少なくなってきているように感じます。それ以前に、街中でも彼を指示する声はコロナ以降はずっと右肩下がりで、最近は中国メディアも以前のような礼賛記事をあまり出さなくなってきた節すらあります。

 勝手な偏見で述べると、本人もなんか政治に飽きてきているように思え、わざわざ憲法変えてまで3期目入ったのにもうなんか投げたしたいような素振りにすら思います。こんな感じだから4期目はもうないとは思うものの、日本としては彼がトップにいればいるほど中国が弱くなっていくことは確実なだけに、いろんな外交手段を駆使してでも彼にやる気をまた持たせて4期目につなぐよう工作すべきだと密かに思います。

2025年6月27日金曜日

次の総選挙の観測

 すでに公示予定も出されている次の総選挙ですが、結論から書けば自民党有利な野儀間の状態だと思います。根拠としては野党の自滅がすでに始まっており、今後も続くと思うからです。


 国民民主はもう敗北が決定していると言え、今より確実に議席数も減るでしょう。それもこれもすべて山尾氏の公認問題によるもので、これでたまきちもなんか逆に焦って、選挙中とかにさらに失言を増やしそうな気がします。
 立憲民主に関しても「もう一つの爆弾」こと蓮舫氏をすでに公認内定しており、多分この人もヤラカス気がします。というか今から探しても、何かしらスキャンダルを見つけられるんじゃないだろうか。
 維新も、せっかく大阪万博が前評判よりは好評にもかかわらず、あまり党勢が盛り上がっていません。なんか行動も統一されていないように見え、もしかしたら内部で何か権力抗争が起きているのではないかとも疑っています。

 一方、与党自民党も決して泣きどころがないわけじゃないですが、最大の懸案だった米問題は改善というか価格下落が今のところ続いており、国民も評価しているだけに、有利となる材料が明確にあります。むしろ小泉農相の政策に批判的だった勢力が逆批判を浴び得て今なにも声を上げなくなり、またJAの問題性を感じる人も増えているように見え、農政を中心にしっかり政策を訴えればまず負けないとすら思います。
 そんな自民党の最大の弱点は言うまでもなく石破総理で、この人も変にしゃしゃり出ると失敗する癖があるだけに、どれだけ彼をおとなしくさせるかに勝負がかかってくる気がします。あとさすがにもういないと思うけど、総理暗殺を謀る人間も出てくる可能性もあるだけに、あんま派手に遊説せず、既存の支持者をつなぎとめる活動だけしてればいいかとすら思います。

 もっとも自民党内では敢えて次の選挙で敗北したことにして、石破総理を下ろしたいと思っている勢力も存在、っていうか明らかにそういう人らの方が多数派でしょう。なので石破総理としては選挙後に大臣を一新するなど人事刷新をあらかじめ訴え、党内を引き締めることがまず第一でしょう。といっても、もはや大臣に指名されたくない人のが多いかもしれませんが。

2025年6月25日水曜日

イランとイスラエルの紛争はこのまま落ち着くのか?

 本題と関係ないけどジークアクスの曲の中では「コロニーの彼女」が一番好きです。90年代後半のテクノ系っぽく、徐々に音量が上がっていくのが刺さります。昨日が仕事の山場で、まるでミッドウェー海戦みたく今日になって完全に攻守が逆転したような感じとなってめちゃ気分よくこの曲Youtubeとかで聞いてます。自分自身の調子も良かったせいか、2時間で5000字くらいの中国語翻訳してました。

 話は本題ですが、昨日のイランとイスラエルの間で起こった紛争をめぐるニュースは非常に錯綜しており、どれが真実なのかと判断に迷うものも多くありました。昨日総長の時点で米国のトランプ大統領は双方が停戦に合意したと発表したものの、その直後にイスラエルが再びミサイル攻撃を行ったという報道が出て、早くも合意が破られたのではという声が聞かれました。
 しかし1日明けた今日、双方は矛を納めた状態を維持するとともに互いに自らの軍事行動の勝利宣言を発表するなどして停戦に向けた行動を確かに始めています。無論、明日以降にまた戦線が開かれる可能性も十分あるものの、私個人の見解として述べればこのままイランとイスラエル間の紛争は一旦は落ち着く可能性が高いと思っています。

 このように考える根拠を述べると、トランプが停戦に対し非常に前のめりだからです。TACOという言葉に代表されるようにこれまで関税をはじめいろいろ騒動を引き起こしながら何も成果を得ていなかっただけに、今回の停戦仲介はトランプにとっても待望の成果と言ってもいいでしょう。それだけに本人もかなり力を入れており、昨日にイスラエルがミサイルを撃つや激しく批判しながら改めて停戦を呼び掛けており、恐らく今後もこの成果を維持するために停戦に強くコミットし続けると私は思います。
 またイスラエル側はまだ戦闘を続けたがっているようにも見えますが、イラン側は逆にこれ以上は続けたくない意思が明確にあるように見え、トランプの方針に非常に強力的です。トランプ本人も言ってましたが、米軍基地への攻撃は事前予告をした八百長だったことはほぼ確実であり、いつもの反米的な市長はどこ吹く風かと言わんばかりの態度です。

 一時はそれこそウクライナとロシアの戦闘のように長期化も懸念されたこの紛争ですが、短期で停戦に入ったことは素直に喜ばしいと思えます。石油価格もまた一気に下落しており、恐らくこのまま落ち着きを取り戻すでしょう。また今回の停戦を機に、気を良くしたトランプがパレスチナの停戦にも強くコミットすれば言うことありません。

 また密かに期待していることとして、今回の紛争をきっかけにイランがロシアと距離を置いてくれればなという希望があります。開戦当初にイランはロシアに支援を求めたものの、「イスラエルの方が大切だから」とプーチンはこれをあっさり拒否しました。まぁいつものロシアなので驚くことありませんが、これをきっかけにイランもロシアと距離を置いてくれればウクライナには大きな追い風になるだけに、このまま手を切ってほしいのが本音です。
 またそのロシアに同じく肩入れする中国ですが、日本みたく静観しとけばいいってのに米軍機がバンカーバスター使ったときにわざわざ「国連憲章違反だ!」と非難して、無駄に米国のヘイトを高めただけで終わったような気がします。トランプのことだから、多分この発言を根に持つ気がします。まぁ確かに言っていることは間違いでないものの、それをロシアには言わずに米国に言うあたり、底の浅さが見て取れます。ぶっちゃけ外交方針が明らかに定まっていないのが見えるあたり、見ていて逆に安心できますが。

 それにしても改めて思うこととして、普通の国同士の戦闘は現代においては、先の印パ紛争といい今回のように比較的短期間に停戦へ入るのが常であるのに、よくもロシアはこんなにも長くウクライナへの侵攻を続けるものだという気がします。裏返してみればそれだけ無理をしているとも言え、如何にロシアが異常な国かという証左でもあるでしょう。
 ずっとこのブログではロシアについては戦車を除いて悪口ばかり書いてる私ですが、やはり過去の歴史を見る限り中国以上に絶対に信用してはならない相手だと思えてならず、可能ならばこの世から国ごと抹消されてほしいとすら願っています。それだけに今回のイランとイスラエルの停戦をきっかけに、如何にロシアが異常であるかをトランプが再認識してくれればと願わずにはいられません。

2025年6月24日火曜日

悪魔と奈良ドリームランド


 二日続けての動画引用ですが、この動画は世紀末(1999年)に解散を控えたロックバンドの聖飢魔Ⅱが、解散前に何かデカいことやろうと言ってギャラなしで全国各地のCMに出演しまくった時のCM動画を集めたものです。この企画自体は私は2003年くらいにデーモン閣下が出演したテレビ番組の「ごきげんよう」で知っていたのですが、こうして実際に映像で見るのは初めてで、ギャラないのにメンバー全員やたらノリノリで出演しているのに軽く感動しました。
 っていうか何故深夜にデーモン閣下の動画見ようと思って検索したのか意味が分かりません。

 そんなこの動画ですが何気なく見ていたら、なんとこのブログでも何度も取り上げている既に閉園した奈良ドリームランドのCMが入っていました。ほかのCM同様に聖飢魔Ⅱが出演するもので、まさかこの企画に奈良ドリームランドが入っていたとは知らなかっただけに、軽い不意打ちを受けました。

 ただこの奈良ドリームランドも閉園から久しく、2010年くらいまでは関西出身者に話を振れば「え、なんで知ってるの?」みたいな感じで気を引くことができたものの、今だとその存在を覚えている人の方が少ないかもしれません。
 なおケチで奈良市内のコインパーキングの料金をガチで全部暗記している親戚のおじさんとは、会うたびに奈良ドリームランドの話題に触れて盛り上がります。このおじさんには奈良に対する若干狂信めいたものを感じます。

2025年6月23日月曜日

ダビスタ全盛期の記憶


 先日、Youtubeで上の競馬ゲームのダビスタシリーズを紹介する動画があったのでつい見てしましました。私自身は後述しますがこのシリーズを一度も遊んだことはないものの、流行に流行った全盛期は見ており、一体なぜその後消え去ったのかが言われてみると気になったのが視聴理由です。

 この動画でも開設されているように、時期的には90年代中盤のスーパーファミコン時代、ダービースタリオンの2と3がめちゃ流行っていました。当時私は小学生でしたが、私の周りでもこのゲームにはまっている級友は多く、データゲーであるゆえ攻略に詳しい者などは周りからも一目置かれるほどでした。

 私自身は前述の通りこのゲームを一度も遊んだことはなく、興味も持たなかったのでついぞ縁がありませんでしたが、この当時は競馬界も盛り上がっていたのとダビスタが売れていたこともあって競馬ゲームがよく出ていました。そのためか賭け事とかほとんどやらないうちのソ連人民の親父が何故かある日「クラッシッククロード」を買ってきたのでこれは遊んでは見ましたが、子供にこの手の馬主シミュレーションは難しく、結局ムキムキッチと名付けた馬を買った後はその後何もできませんでした。
 親父もあまり面白くないとわかってか、3000円くらいで買った中古ソフトなのに会社の同僚に5000円で売りつけるという阿漕な真似をして処分してました。我ながらよく金額を覚えているもんだ。

 話を戻すと上の動画によると、スーファミ時代に黄金期を築き、続くプレステで発売したバージョンも売れに売れたそうですが、プレステ後期に出したシリーズが先行先逃げ型が異様に優位となるなどバランス調整が崩れ、旧来のファン層が離れるきっかけとなってしまったそうです。その後、別ハードで続編を方々に出すもどれもゲームとして欠陥があったというかあまり面白くなかったそうで人気はどんどん落ちていき、現行のニンテンドースイッチにもシリーズ作品は出ているそうですが評価はあんまよくないそうです。

 この間、ダビスタのファンを吸収したのは間違いなくコーエーから出ているウイニングポストでしょう。あいにくこちらのシリーズにも詳しくないのですが競馬ゲームと言ったら今やこのシリーズで、かつてのダビスタのお株をそっくり奪ってしまっています。

 改めて述べますが、90年代中盤におけるダビスタの社会における存在感というのは半端なく大きく、ドラクエやファイナルファンタジーには劣るものの、それに次ぐくらいの規模だった気がします。それだけ大人気を得たシリーズながらクソゲーを出してしまうや一気に失墜した当たり、ゲームシリーズを継続させる難しさというものを感じます。まぁ単純に、いい加減に作ってリリースしてしまったメーカー(アスキー)に問題があるだけなのですが。

 最後に、私は競馬自体は一切やったことがないものの、伝え聞く範囲で考えると競走馬というのは割とリターンの速い投資商品だという印象を覚えます。生まれて数年ですぐレースに出走できて、5歳くらいには引退するという慣行に乗っ取ると、レースに勝つことができるなら数年で投資リターンを得るという計算になります。この間、維持費は食うものの下手な先物とかよりも短期で大勝ちを狙える可能性のある投資であるように思え、競馬関係者が熱狂するのもわからないでもありません。