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2007年12月24日月曜日

クリスマスについて

 時事ネタもそろそろ扱わないといけないので、イブでもあることですし日本におけるクリスマスについて語ろうと思います。

 最近、というよりも昔からですが、日本人はキリスト教徒が少ないにもかかわらず(確かプロテスタントが1%くらい)、クリスマスを行事として行ったり、またこの時期にカップルがいちゃいちゃするのは不謹慎だという議論がかまびすしいです。結論から言うと、何を言うかといったところでしょうか。

 第一、それを言ったら日本人に多い仏教の儀式はどうなっているのかというと、全然行われていません。初詣こそ九割近くの日本人が行きますが、お盆の墓参りなどは減っていますし、また節分などの年中行事は中国から伝来してきたものですが、日本には中国人が少ないにもかかわらずうんたらかんたらといった話は聞きません、あったら面白いけど。
 で、クリスマスについてですが、それを言ったらアメリカのほうがひどい気がします。アメリカはこの時期が一年で最も消費が進む時期で、第一サンタクロース自体がキリスト教徒は完全無縁な、北欧での行事で、それとキリスト教を絡めて不謹慎だなどという方が、そもそものキリスト教への知識が不足しているのではないかといいたい。
 更に言うなれば、以前にアメリカ人に日本のクリスマスの現状を伝え、日本はあまり細かいことを気にせずに騒ぐといったところ、アメリカ人はもっとそうだと帰ってきました。言われてみると、連中も年中何かと記念にしてパーティーを開いてます。

 そもそも、資本主義の国になっているんだから、こういう現象が起こること自体が自然の摂理だと思います。それをあれこれ宗教観と絡めて話すこと自体が非常にナンセンスだと思うし、やりたいやつにはやらせておけばいいというのが私の結論です。それ以上に、日本人はもっと別のマナーなどに注意すべきではないかと思います。モンスターペアレントとか、このところ訴えたもん勝ち的な空気だし。

 最後に一つ、自分なんかは以前に熱心にキリスト教を信奉していましたが、最近はめっきり空気も冷めました。精神的に安定してきたせいだと思いますが、自分自身、救済の対象と思わなくなったのもあると思います。

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