昨年からタブレット型PCが相次いで発売されたことを受けて、日本の出版社らもようやく重い腰を上げて徐々にですが電子書籍販売に手を出すようになって来ました。ただ売れ行きはどうかというと元々の書籍離れもあり、今のところ目立って売り上げが伸びているという話はまだ聞きません。
そんな電子書籍ですが、はっきり言って日本にいた頃は私はそれほど興味がありませんでした。一度Sophieさんに小説をでも書いて電子出版で公開してみたらと誘われてひとつ手を出してみようかと考えた時期もありましたが、あいにくこちらのブログばかり書いてて小説まで手が回らず、結局お流れになってしまってます。
私がそれほど電子書籍に興味が持てなかったのは、まず単純にタブレット型PCはおろかスマートフォンすらまだ持ったことがなく、なんとなく画面で書籍を読むということに抵抗があったということと、まだ書籍の形で手に取ったほうが見やすいのではないかという理由からでした。ただ新聞などニュース記事であればすでにパソコンで見るのが主流となりつつあるので、こういったものが整備されてきたあたりにでも手を出そうかという風に考えてました。
しかしここにきて、少し事情が変わったというか電子書籍に本気で手を出そうかと検討し始めております。というのも海外に滞在していると日本の書籍を購入するのも一苦労で、電子書籍であればこちらでも見ることが出来るのではないかと考えたからです。具体的に検討しているのは日本にいた頃に購読していた文芸春秋で、ちょうど今年に入ってから電子書籍での配信を始めたと聞いたのでこの際契約して、こっちで読んでしまおうかと検討しているのですが、さすがにあれだけの分少量をモニタで見るというのもちょっと気が引けるところもありまだ契約に至れずにいます。また文芸春秋のような字がびっしりの雑誌とまでいかずとも、漫画雑誌や単行本の電子配信が出ているのであればそれらを契約するのいいかもしれません。
案外日本にいたときは気がつきませんでした、日本の書籍が手に入り辛い海外ではこうした電子書籍の存在は思った以上にでかいです。それこそ日本人が今以上に海外に出るようになればもっと需要が伸びるかもしれませんし、また日本人向けでなくとも海外の漫画ファンらに翻訳版をリアルタイムで配信するというのもありかもしれません。もっともそれは違法なところがすでにやってるでしょうが。
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