2012年9月18日火曜日

反日デモによる日本人社会への影響

 三日連続で反日デモネタです。今日はいわゆるXデーとして昨日からまたえらく騒がれていましたが、上海に限れば領事館周辺で相当数が集まるデモが起こったものの、あくまで平和的な行進に留まり石投げたりとかそういうことはなかったそうです。ただ地方はこういうわけにもいかず、先週末同様に領事館とかにあれこれ物が投げられたそうで、物騒な状態が続いています。

 さて昨日は進出している日系企業に関するネタを書きましたが、また今日も取材予定だった日系企業の開業式典がキャンセルとなり、今週はオフィスでずっとデスクワークとなることが確定しました。上海市に限れば別に開業式典などを開いても影響はないと断言してもいいのですが、話を聞いているとやはり東京本社から何か騒動があったら大変だというブレーキがかかって中止にしているようです。確かに現場(上海)にいる人間ならともかく、日本だと繰り返し放送されるあの映像を見ていたらこういう判断を取るのも仕方ないでしょう。

 話は変わって今日はちょっと中国にいる日本人社会の状況について少し話しますが、実は昨日、会社の同僚と子供の登校について話をしました。子供と言っても自分のではなく同僚のですが、なんでも先週から通っている幼稚園で日本人の男の子がずっと休んで来なくなったそうです。もちろんこの反日ムードを警戒してのことですが、今週に入ってからはほかの家でも同じように休ませるところが出ており、ある日本人学校なんか今日は完全休校となっています。こうしたことからその同僚の家でも子供を今日幼稚園に通わせるか議論となったそうですが、さすがに過度に気にし過ぎだとして結局通わせたそうです。なお当の子供は、なんで友達がずっと休んでいるのか理由がわからないという様子だそうです。

 さすがに幼稚園とか小学校では、「やーいお前の親、にほんじーん!」なんていじめられることは有り得ないでしょうが、有り得ないとわかりつつも在中日本人社会の間では不安が広がっています。既に家族に対して帰国命令を出す日本企業も出ているそうですし、私個人的にも早くこういうムードがなくなってほしいと願っています。
 その上で敢えて日本に向かって言わせてもらうと、無意味に中国を煽るような行動は頼むからやめてほしいです。今日も福岡にある中国領事館に発煙筒を投げ込んだ人が現れましたが、発煙筒を投げ込んだところで尖閣諸島が完全に日本の物になるわけでもなく、ただ無意味に中国人の感情を逆撫でするだけです。この事件は中国でもバッチリ報じられておりますが、こうしたことが続けば中国にいる日本人の危険性が高まる可能性があるだけに余計なことは本当に慎んでもらいたいです。

 ちなみに昨日の記事で書きそびれていましたが、今回のこの騒動では中国当局は比較的取るべき対応は取ってくれたなと私は評価しております。デモ自体は禁止にせず容認しましたが、大使館や領事館周辺にはそれこそ千人規模の警察を動員して警護に当たってくれて、この点に関しては素直に感謝したい気持ちを持ちます。もっともだからと言って気を許せるほど甘い国ではないんですが。
 あと最後に蛇足ですが、今月から来月にかけては日本製品のボイコットが続き、関連企業では販売量が大幅に落ちることが予想されます。特に自動車ではドイツ系メーカーに比べて日系はこのところ中国市場で伸び悩んでおり、結構深刻な打撃を被ることになるでしょう。ただここだけの話、毎月何%販売台数が伸びたとかいう記事は書く方からするとやりづらく、むしろ「○○の影響で大幅に減少した」っていう理由付けがあると非常に書きやすくなるので、自分の仕事的にはやりやすくなるなぁと漠然と考えています。と言っても今月から担当分野変わっているから自分が書くわけじゃないんだけど。

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