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2012年9月21日金曜日

民主党総裁選の結果について

野田首相再選…全ポイントの7割近くを獲得(読売新聞)

 大方の下馬評通りに本日、民主党の総裁選で野田首相が再選しました。得票率は一回目の投票で約7割と、過去の民主党首相と比べると党内支持基盤がしっかり固まっている党首だと言えそうです。今回の民主党代表選では比較的党内議論の論点が出てきており、野田首相にとっても民主党にとってもなかなかいい政策PRになったんじゃないかと思います。
 なお今回この代表選を見ていてちょっと感じた点ですが立候補した原口元総務相が、「野田総理は党を分裂させた責任がある」と批判してましたが、私が見る限り党内分裂を進めていたのは野田首相以前から小沢一派であって、ちょっとこの批判は的はずれじゃないかという気がします。それに連中追っ払ってガチって固まってきたんだし。

 変わって自民党総裁選についてですが、現時点の私の予想だと安倍元首相が再選するんじゃないかと思います。世論調査では石破氏が最も人気ですが、平沢勝栄議員に次いで「党内窓際族」と言われるほど長老議員から嫌われていることもあり、ちょっと当選は難しいんじゃないかと思います。あと石破議員は私もその実力を買ってはいますが、総理というゼネラリストよりは農林水産大臣など専門的立場の方が力を発揮しやすいスペシャリスト的な議員だと思っているので、本人には悪いですがこっち方面で働いてもらいたいです。

 ほかの候補者について話すと、テレビの演説を見ただけですが林議員はなかなか話し方がうまく自民党にしてはいいタレントを作ってきたなと感じます。ただまだ若いことから今回はステップアップの段階で当選は難しいでしょう。あと石原幹事長については谷垣総裁をちょっと小さくしたような感じで、発言に慎重性もなければ鋭さも感じられず、この前も「サティアン発言」をするなど議員以前にいい年した大人として大丈夫かとちょっと不安を感じます。無能だとは言いませんが、政権奪回を狙う野党党首を務めるには力不足な感は否めません。
 そして現在入院中の町村議員については、以前にも書きましたがこの人は前回の総選挙で小選挙区では落選しており、比例復活当選をしている時点で総裁選に出馬する資格はないと私は思います。さすがに待てば同じ意見が出てくるかなとか思ってたのですが、今の今に至るまで私と同じことを言う人がおらず、「もしかして自分、筋違いなこと言ってるの?」とちょっと不安を感じてきました。いくら何でもこの人には自民党総裁、下手すれば次の総理候補にはなってもらいたくないのですが。

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