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2020年4月20日月曜日

中国でマスクが溢れる背景

 前に少し書きましたが、今や上海ではマスクがそこらじゅうで売ってて、薬局のみならずコンビニでも余裕で買えたりします。でもって、日系のスーパーやコンビニだと日本語パッケージのマスクも割にがっつり置かれていて、どうしてまたこんな風に溢れているのかなと少し懸念を覚えました。
 結論から言うと、今の日本のマスク不足は生産が追い付かないのではなく、物流のどこかに問題があるのではないかという風に見ています。

 2月ごろならまだしも、現在に至って中国はほとんど日常通りに戻っており、止まっていた生産能力も平常通りに戻っています。となればマスク工場もバリバリ稼働しているわけで、一応今でもマスクをつける人は多いものの、日本語パッケージのマスクだったらなんで日本に輸出されないのかが逆に不思議な感じです。
 考えられる理由としては、日本以外の国の需要が高くて供給されないという可能性もあるものの、実際には日本の消費者へ渡るまでの物流のどこかで洩れているか、止まっているかなんじゃないかと推測したわけです。理由としては、以前より強化されたとはいえ未だに日本ではマスクの転売行為が見受けられること、次に「小売店→消費者」の流ればかり取り上げられるものの、それ以前、または「小売店→?→消費者」のところの物流が実はちょっと見えづらいと感じるからです。

 ただでさえ現在はマスクが高値でさばけるというのだから、物流のどこかで業者または個人が差っ引く動機はいくらでも考えられます。そうした物流の阻害があって、供給が追い付かないことは事実であるものの、不足に拍車をかけているのではという風に疑っています。

 ということを今日上海人の友人に話したら、「じゃあ今僕らが中国でマスクを買い占めて、日本で売ったら儲かるかな?」と聞いてきました。私の回答としたら、「中国では日本以上にマスクの転売が厳しく制限されている」と踏まえた上で、「むしろ調達したマスクを寄付という形で後輩に送りつけ、後輩を介して日本でさばいた方が安全且つ確実に売れる」とアドバイスしました。もちろん、私も友人も実際にこんなことはしませんが。
 なおその友人によると、マスク工場はマスクの単価がある程度制限されているためそれほどでもないが、マスクの原材料となる不織布やPPの価格が今、物凄い高騰しているということを教えてくれました。マスクというよりも、マスク周辺が今特需のようです。

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