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2023年3月18日土曜日

テレグラムなど犯罪に使われるツール規制の是非

 昨夜、おねむの時間だとばかりにウキウキして布団入ったら、シーツの下に入ってある電気カーペットの電源が入りませんでした。買ってからまだ2年くらいなのですが、多分電線が切れたんだと思います。
 何気に部屋の電気暖房はこれしかないだけに結構ショックで、しかも日本同様に冷え込む夜だからちょっとしょげました。そのせいか、真夜中にもかかわらずタオパオで電気カーペットを検索し、そのまますぐ購入するというあまり例のない行動までとってしまいました。っていうかはよ届け(´;ω;`)ウッ…

 話は本題ですが、昨年から連続して発生し、黒幕がフィリピンにいた一連の強盗事件で初めて、テレグラムというアプリを知りました。このアプリはロシアの団体によって制作され、ロシア政府の検閲から逃れるためにメッセージに様々な暗号化処理を施しているそうなのですが、その秘匿性から今回の強盗事件でも指示犯と実行犯間の連絡にも使わられるなど、犯罪方面でも多用されているそうです。
 検閲対策ということでその制作意図は理解できるものの、上記のように犯罪団体が使用し、且つその履歴を捜査当局が負えないという点で、その存在意義に関しては率直に言って疑問を覚えます。強盗事件では亡くなった人もいるだけに、極端な言い方をすれば、殺害に使われた道具が規制もされないまま放置されているような印象すら覚えます。

 もちろん道具の悪用はそのものというより使い手に問題があると理解できるものの、かといってこのまま野放しにしておけば、今後ますます犯罪団体に多用されていく可能性もあるだけに、現状のまま規制をかけずに放っておくということには反対です。はっきり言えば、アクセス遮断をむ対策を採るべきだと思います。

 ただアクセスを遮断したところで、今度はまた別のアプリがやり取りに使用されるようになることは想像に難くありません。ではそうした負の連鎖を断ち切るにはどうすればいいかですが、この際ですが官製メッセージアプリを作って配布するのも一つの手ではないかと思います。

 官製と言っても、わざわざ「Made by 日本政府」という必要はありません。それこそ電通が得意ように適当な会社を間に挟んでその会社が配信、運営している態を取らせ、「どんな情報も秘密に送信でき、且つ履歴も全く残さず犯罪にうってつけ」と公言しておいて、裏で警察を含む捜査当局が全情報をのぞき見できるような、ダミーアプリとして流してみるという手段です。
 多分途中で警察が、変な表現ですが盗み見ているとばれるかもしれませんが、それまでの間は何もしなくても摘発情報と証拠がどんどん集まるアプリとして使えるだけに、あったらいいな的に個人的に思います。

 もっともこんな回りくどいやり方しなくても、やはり犯罪に実際に使用されているという観点から、こうしたアプリやツールに対して何らかの規制はかけていくべきだと思います。最近また語られるようになりましたが、かつてWinnyに関してあれだけ騒いだにもかかわらず、結局その後何も基準や法整備ができず、さじ加減一つで有罪か無罪かが決まる今の状況はあまり好ましくありません。少なくとも、制作者が意図せずに犯罪に使われたりするのであれば、制作者を保護するような概念は必要だと思います。その上で犯罪使用への対策義務を盛り込んだり、場合によってはサービス停止などの強制措置も考えていくべきでしょう。

 さて晩飯作らなきゃ(´・ω・)時間も時間なので結論急いだ感じになったな。

2 件のコメント:

ルロイ さんのコメント...

匿名化技術自体はハッキングを防止するための技術なので、簡単にコントロールできないのが難しいところです。
学生が遊びで公共施設に爆破予告したりしているのも、TorやVPNを使ってネットワークから追えないようにしているので、ヘマしない限り簡単には捕まりません。
世界には危険なハッカーもたくさんいるので、匿名化技術の悪用とどっちの対処を優先するかというジレンマを抱えているのが現状です。

花園祐 さんのコメント...

 この辺、やはり中国に住んでいるせいか、ネットの通信はすべて政府が監視しているという概念でどうしても見てしまいます。そんなの自由がないと大半の日本人は思うでしょうが、犯罪にさえ使わなければ捕まらないのだし、見られたって別にいいという感覚になってしまうと、犯罪抑止の効果の方を期待してしまいます。
 なんとなくこの記事見ていても自分の感覚の方が異常だとわかるのですが、それでも大衆における通信の秘密を守りつつ、犯罪抑止のバランスをとるという方向に議論を進めないといけないのではないかと、自分で書いててもやもやしながらこんな記事まとめました。