既に各所でも報じられていますが札幌市内で大爆発があったという事件について、今になってようやく写真とか確認しましたがそのとんでもない内容に唖然としました。爆発の規模はもとより、建物一棟丸ごと吹っ飛ぶような大惨事にも関わらず、死者は一人も出ていないという結果を見てなんか変な信仰に目覚めちゃいそうな気すらしました。
それに輪をかけて凄いのが爆発原因で、既に報じられていますがなんでもアパマンの社員がわざわざ室内でスプレー缶に穴開けて、ちょっと休憩とばかりに給湯器付けたところで爆発したとのことですから、原因は間違いなくアパマンでしょう。何気にアパマンは一回利用してあまりいい印象を覚えなかっただけに「滅びよ!」などと心の中で祈ってます。
以上の感想のほかに何か書くようなことなどもないのですが、さすがに今回の事件はインパクトが強すぎたので、記録がてら残しておこうと考えました。それにしても事実は小説よりも奇なりと言いますが、こんな内容の爆発事故、ギャグマンガに描いたって「嘘くせぇ!」とか言われて一笑も取れないでしょう。そう考えるとアパマンの人は想像を超えたことをやってのけたと言えそうです。
っていうかガスまみれの中でこんな大爆発起こしておきながらよく死なずに済んだものだ(゚Д゚;)
ここは日々のニュースや事件に対して、解説なり私の意見を紹介するブログです。主に扱うのは政治ニュースや社会問題などで、私の意見に対して思うことがあれば、コメント欄にそれを残していただければ幸いです。
2018年12月17日月曜日
2018年12月16日日曜日
記事書いている最中にやってること
昨日一昨日と更新しませんでしたが、理由はまたJBpress用の記事を書いてたためです。もっとも一昨日は仕事終わって夕食を外で食べてすぐ寝て、昨日は仕事で疲れてたからお昼の2時から5時まで昼寝して、ウォーシップガンナー2ってゲームで遊んで、情報収集、原稿執筆をし始めたのは夜8時からでしたが。
人によっては見方が変わるかもしれませんが、原稿書いている最中は割と長時間集中して、何時間もずっとパソコンに向かっていられます。ひどいときなんか朝から晩まで食事求刑を除いてずっとパソコンで作業していたこともあり、時間はかかりますがあまり疲れは感じません。
では原稿を書いている最中はずっとキーボードを叩いているのかというと、実際は書きながらあれこれ調べ物したり、資料をまとめたりするので、このブログやよほどの生活コラムじゃない限りはキーボードを叩き続けるなんて言うケースはありません。
では作業中は黙々としているのか、実はこれも違って、大体いつも歌ってます。歌う曲はあまり定型はなく、Youtubeとかで見つけた曲とかもそのまま聞きながら歌い始めることも珍しくありません。
一体何故歌うのか問うと、決して歌が好きというわけではありませんしむしろ下手な部類ですが、なんとなく聞いてたら歌詞覚えてたら歌ってしまう癖がついてしまっていました。はじまりはそう、2000年代初頭に大学のレポートを書いていた頃でした。
当時、なんでもいいから社会学に関する内容でレポートをかけと言われて当時集団自殺が流行っていたからこれをテーマに、自殺サイトなどを巡ったりして書いていました。で、この際、大半の自殺サイトは「このサイトは自殺を増長させるものではありません」とか言っておきながらどのサイトも背景真っ黒で、割と気分的に欝々とさせるものが多く、最初ノリノリだった私もだんだんと気分が滅入っていき、なんかして気合入れて作業しないとともって、Gガンダムの主題歌を歌い始めてのがすべてのきっかけでした。
なお当時住んでいた下宿の壁はレオパレスなんて目じゃないくらい薄かったので、後で聞いたら隣の友人が「最近やけにノリノリだね」と言ってくれました。
それで今回の作業で一番歌っていたのは、何気に銀河鉄道999の曲でした。これ歌いながら、かつて「暴走特急時速999」って動画あったことを思い出していました。
人によっては見方が変わるかもしれませんが、原稿書いている最中は割と長時間集中して、何時間もずっとパソコンに向かっていられます。ひどいときなんか朝から晩まで食事求刑を除いてずっとパソコンで作業していたこともあり、時間はかかりますがあまり疲れは感じません。
では原稿を書いている最中はずっとキーボードを叩いているのかというと、実際は書きながらあれこれ調べ物したり、資料をまとめたりするので、このブログやよほどの生活コラムじゃない限りはキーボードを叩き続けるなんて言うケースはありません。
では作業中は黙々としているのか、実はこれも違って、大体いつも歌ってます。歌う曲はあまり定型はなく、Youtubeとかで見つけた曲とかもそのまま聞きながら歌い始めることも珍しくありません。
一体何故歌うのか問うと、決して歌が好きというわけではありませんしむしろ下手な部類ですが、なんとなく聞いてたら歌詞覚えてたら歌ってしまう癖がついてしまっていました。はじまりはそう、2000年代初頭に大学のレポートを書いていた頃でした。
当時、なんでもいいから社会学に関する内容でレポートをかけと言われて当時集団自殺が流行っていたからこれをテーマに、自殺サイトなどを巡ったりして書いていました。で、この際、大半の自殺サイトは「このサイトは自殺を増長させるものではありません」とか言っておきながらどのサイトも背景真っ黒で、割と気分的に欝々とさせるものが多く、最初ノリノリだった私もだんだんと気分が滅入っていき、なんかして気合入れて作業しないとともって、Gガンダムの主題歌を歌い始めてのがすべてのきっかけでした。
なお当時住んでいた下宿の壁はレオパレスなんて目じゃないくらい薄かったので、後で聞いたら隣の友人が「最近やけにノリノリだね」と言ってくれました。
それで今回の作業で一番歌っていたのは、何気に銀河鉄道999の曲でした。これ歌いながら、かつて「暴走特急時速999」って動画あったことを思い出していました。
2018年12月13日木曜日
ヤマトからの偽SMS
・不在通知で偽サイトへ、ヤマト運輸装う偽SMS(読売新聞)
今日上記記事の見出しを見て、このところ仕事が忙しくて疲れているのか、「えっ、ヤマトってあの宇宙戦艦から?」とリアルに間違えました。すぐにこの「ヤマト」はクロネコの方だということに気が付いたのですが、もし宇宙戦艦からSMSが来るとしたらこんな感じなのかもしれません。
「地球の諸君
突然の通信、失礼する。私は宇宙戦艦ヤマトの艦長をしている沖田という者だ。
この度連絡に至ったのは、我が艦の危機を君たちに救ってもらいたいがためだ。
軍事機密故に詳細を明らかにすることはできないが、現在我が艦は非常に困難な状況にあり、
地球へ帰還するに当たり厳しい状態にある。
この状況下において、大変心苦しい限りではあるが、地球にいる諸君らにはいくらかの
志しを分けていただきたい。先立つものは金とはいうが、我が艦とクルーらが
無事帰還できるよう、我々にいくらかの寄付を行っていただけないだろうか。
もし共感してくれるのであれば、アンドロメダ銀行のイスカンダル支店にある口座へ
1口10元で振り込んで欲しい。無論、この資金はヤマトが帰還するために使うもので、
無事帰還した暁には必ずやその気持ちに報い、いただいた分の返金を保証しよう。
突然のことで戸惑われているのではないかと思うが、我々は必ず地球に
帰還することをこの場で約束する上、どうか我々の無事と帰還を信じてほしい。
我々が帰ってくるその日まで、遠い星空を見上げながら待っていてくれ。
波動砲より愛をこめて 沖田」
ぶっちゃけ、ヤマトについてはあんまり詳しくないので適当に書きました。
まぁでも実際にヤマトを装うSMSとするならこれくらい怪しくあるべきでしょう。
今日上記記事の見出しを見て、このところ仕事が忙しくて疲れているのか、「えっ、ヤマトってあの宇宙戦艦から?」とリアルに間違えました。すぐにこの「ヤマト」はクロネコの方だということに気が付いたのですが、もし宇宙戦艦からSMSが来るとしたらこんな感じなのかもしれません。
「地球の諸君
突然の通信、失礼する。私は宇宙戦艦ヤマトの艦長をしている沖田という者だ。
この度連絡に至ったのは、我が艦の危機を君たちに救ってもらいたいがためだ。
軍事機密故に詳細を明らかにすることはできないが、現在我が艦は非常に困難な状況にあり、
地球へ帰還するに当たり厳しい状態にある。
この状況下において、大変心苦しい限りではあるが、地球にいる諸君らにはいくらかの
志しを分けていただきたい。先立つものは金とはいうが、我が艦とクルーらが
無事帰還できるよう、我々にいくらかの寄付を行っていただけないだろうか。
もし共感してくれるのであれば、アンドロメダ銀行のイスカンダル支店にある口座へ
1口10元で振り込んで欲しい。無論、この資金はヤマトが帰還するために使うもので、
無事帰還した暁には必ずやその気持ちに報い、いただいた分の返金を保証しよう。
突然のことで戸惑われているのではないかと思うが、我々は必ず地球に
帰還することをこの場で約束する上、どうか我々の無事と帰還を信じてほしい。
我々が帰ってくるその日まで、遠い星空を見上げながら待っていてくれ。
波動砲より愛をこめて 沖田」
ぶっちゃけ、ヤマトについてはあんまり詳しくないので適当に書きました。
まぁでも実際にヤマトを装うSMSとするならこれくらい怪しくあるべきでしょう。
2018年12月11日火曜日
戦争の天才と外交の天才
仮に戦争の天才と外交の天才が揃い踏んだらどうなるのか。この仮定に対する回答として最も適切なのは、19世紀中盤のプロイセンにあると言って間違いないでしょう。この時期のプロイセンには参謀総長にモルトケ、首相にはビスマルクがおり、両者は決して仲がいいという間柄ではなかったものの互いの才能を認めた上で相手の領分は侵さず、絶妙なコンビネーションでプロイセンの急拡大を後押ししました。
実際に、モルトケがオーストリアやフランス相手に大勝しまくる中、ビスマルクは勢力均衡の原則に従って相手国を救済するかのような和睦を結ぶことがありました。こうしたビスマルクの行動に対してモルトケは反発はせず、むしろ協力するかのようにビスマルクと一緒になって皇帝の説得にも回ったそうです。
この時代のプロイセンを除くと、戦争と外交の天才が一緒になる例は近代だとちょっと出づらいですが、無理にもう一つ上げるとしたらこの直前、18世紀初頭のフランスにおいてこの奇跡のコラボが実現しています。具体的には、皇帝ナポレオンと外務大臣タレーランのタッグです。
ナポレオンについては言わずもがなですが、タレーランに関しては外交上手を指して、「現代のタレーラン」と比喩に使われるほど、欧州世界で高名な外交官です。日本ではあまり取り上げられることが少ないですが、ナポレオンがあちこちにケンカを売って相手を叩き潰した後、賠償金を含む和睦条約を悉く結んで終戦に持ち込むなど火消しに長けていました。もっともその賠償金の一部はフランスの国庫ではなく、「妥協してやる代わりに……」としてタレーランの懐に入ったそうですが。
ただ、先ほどのモルトケとビスマルクも普段は仲が良くなかったですが、このナポレオンとタレーランに至っては互いの才能を認め合いつつも、普段の関係は最悪そのものでした。特にナポレオンはタレーランをひどく毛嫌いしており、何度も解雇しては、外交に詰まると再雇用するという繰り返しでした。
そんなタレーランが最も活躍したのはワーテルローでナポレオンが大敗した後のことです。ドイツ、イギリス、ロシア、オーストリアの連合軍がパリに迫る中で和睦交渉にでると、「フランスを叩き過ぎると他の国が今度はお前の国を攻める」などと巧みに囁き、最終的には敗戦国であるフランスの代表であるタレーランの案を連合国が飲む形で条約が締結されました。決して誇張ではなく、太平洋戦争で日本が連合国に日本の和睦案を丸々飲ませたというような神業をやってのけたわけです。
このプロイセンとフランスの例を見るにつけ、やはり戦争と外交のどっちかと言われれば外交を主とし、戦争を従とする方が国家としては強いのかもしれません。翻って見て、交戦力のない現代日本の外交力は如何ほどのものかと考えると、期待よりは不安の方が大きいのが正直なところです。
実際に、モルトケがオーストリアやフランス相手に大勝しまくる中、ビスマルクは勢力均衡の原則に従って相手国を救済するかのような和睦を結ぶことがありました。こうしたビスマルクの行動に対してモルトケは反発はせず、むしろ協力するかのようにビスマルクと一緒になって皇帝の説得にも回ったそうです。
この時代のプロイセンを除くと、戦争と外交の天才が一緒になる例は近代だとちょっと出づらいですが、無理にもう一つ上げるとしたらこの直前、18世紀初頭のフランスにおいてこの奇跡のコラボが実現しています。具体的には、皇帝ナポレオンと外務大臣タレーランのタッグです。
ナポレオンについては言わずもがなですが、タレーランに関しては外交上手を指して、「現代のタレーラン」と比喩に使われるほど、欧州世界で高名な外交官です。日本ではあまり取り上げられることが少ないですが、ナポレオンがあちこちにケンカを売って相手を叩き潰した後、賠償金を含む和睦条約を悉く結んで終戦に持ち込むなど火消しに長けていました。もっともその賠償金の一部はフランスの国庫ではなく、「妥協してやる代わりに……」としてタレーランの懐に入ったそうですが。
ただ、先ほどのモルトケとビスマルクも普段は仲が良くなかったですが、このナポレオンとタレーランに至っては互いの才能を認め合いつつも、普段の関係は最悪そのものでした。特にナポレオンはタレーランをひどく毛嫌いしており、何度も解雇しては、外交に詰まると再雇用するという繰り返しでした。
そんなタレーランが最も活躍したのはワーテルローでナポレオンが大敗した後のことです。ドイツ、イギリス、ロシア、オーストリアの連合軍がパリに迫る中で和睦交渉にでると、「フランスを叩き過ぎると他の国が今度はお前の国を攻める」などと巧みに囁き、最終的には敗戦国であるフランスの代表であるタレーランの案を連合国が飲む形で条約が締結されました。決して誇張ではなく、太平洋戦争で日本が連合国に日本の和睦案を丸々飲ませたというような神業をやってのけたわけです。
このプロイセンとフランスの例を見るにつけ、やはり戦争と外交のどっちかと言われれば外交を主とし、戦争を従とする方が国家としては強いのかもしれません。翻って見て、交戦力のない現代日本の外交力は如何ほどのものかと考えると、期待よりは不安の方が大きいのが正直なところです。
2018年12月10日月曜日
産業革新投資機構の役員辞任報道について
・産業革新投資機構vs.経産省 取締役9人辞任の裏側(JBpress)
既に各所で報じられている通り、日本最大の官民ファンドである産業革新投資機構において民間出身の全役人が突然辞任するという事態になりました。この件について私が見た報道では、民間出身役員らとスポンサーに当たる政府の意向でズレがあったためとされ、そのずれについては一部の報道では、役員らの高額報酬であったり、投資先が当初の目的とは異なる短期的な利ザヤ狙いの会社であったためなどと報じられていましたが、上記の大西康之氏の記事を読んだところ、なんとなくそれらとは違うのではと思うようになりました。
先に書いておくと大西氏はかねてから自分も尊敬していた記者で、エレキ方面の経済記事であれば間違いなく現代日本でトップではないかとも見ています。なおこの前聞いたところによるとエレキだけでなく経済全般に強く、今をときめく(?)カルロス・ゴーン氏の日産入りを最初に報じた上に、日産に来る直前のゴーンに単独で取材してたりしてたそうです。
話は戻りますが上記の大西氏の記事によると、政府と役員の対立は投資方針にあったようで、その内容というのもゾンビ企業を救うか否かという点だったそうです。
これまでも産業革新投資機構は死に体だったJDIやパイオニアなどに投資というか救済を行っていますが、本来ならその名の通り将来の産業革新を担うベンチャーなどを応援する目的で設立されたにもかかわらず、こうした事業破綻した大企業の救済ばかり行っていることに役員らはかねてから疑問に感じていたそうです。
その上で、本来の設立趣意に沿うバイオ系ベンチャー企業への出資を行おうとした矢先、国と経産省によって潰されていたようです。恐らくこれが前述の「短期的利ザヤ狙い」とされた案件かもしれません。
この記事で言わんとしていることには納得、というより私も前々から考えていたことで、官民ファンドとは名ばかりに政界に発言力のある大企業を救済するだけの「ゾンビマスター」だと、産業革新投資機構について思っていました。何気にリメイクが発表されているバイオハザード2の話題を見たばかりだったので、「Gウイルス」という単語も頭に引っかかります。
その上で、こうしたゾンビ企業の救済は果たしてメリットがあるのかという点で疑問でした。はっきり言えば市場主義に舵を切って国有企業の民営化に取り組む中国とは真逆に、日本はこの産業革新投資機構だけでなく年金機構や日銀などが多くの主要企業の最大株主となるなど、実質的に国有化が進んでいます。でもってそれら企業が成長力を持つのかと言えば逆で、むしろ衰退する企業にほど金を流し込んでおり、えてしていうならゾンビやタイラントを作るGウイルスをまき散らしているようなもんです。
そのような観点で言えば今回役員らが一斉に辞任したというのもうなづける話です。本来ならば市場に任せて取り潰さなければならない旧大企業を政府の意向で延命すれば、市場が歪むに決まっています。今夜会見が行われているとのことですが、明日以降の解説記事もじっくり読む必要がありそうです。
既に各所で報じられている通り、日本最大の官民ファンドである産業革新投資機構において民間出身の全役人が突然辞任するという事態になりました。この件について私が見た報道では、民間出身役員らとスポンサーに当たる政府の意向でズレがあったためとされ、そのずれについては一部の報道では、役員らの高額報酬であったり、投資先が当初の目的とは異なる短期的な利ザヤ狙いの会社であったためなどと報じられていましたが、上記の大西康之氏の記事を読んだところ、なんとなくそれらとは違うのではと思うようになりました。
先に書いておくと大西氏はかねてから自分も尊敬していた記者で、エレキ方面の経済記事であれば間違いなく現代日本でトップではないかとも見ています。なおこの前聞いたところによるとエレキだけでなく経済全般に強く、今をときめく(?)カルロス・ゴーン氏の日産入りを最初に報じた上に、日産に来る直前のゴーンに単独で取材してたりしてたそうです。
話は戻りますが上記の大西氏の記事によると、政府と役員の対立は投資方針にあったようで、その内容というのもゾンビ企業を救うか否かという点だったそうです。
これまでも産業革新投資機構は死に体だったJDIやパイオニアなどに投資というか救済を行っていますが、本来ならその名の通り将来の産業革新を担うベンチャーなどを応援する目的で設立されたにもかかわらず、こうした事業破綻した大企業の救済ばかり行っていることに役員らはかねてから疑問に感じていたそうです。
その上で、本来の設立趣意に沿うバイオ系ベンチャー企業への出資を行おうとした矢先、国と経産省によって潰されていたようです。恐らくこれが前述の「短期的利ザヤ狙い」とされた案件かもしれません。
この記事で言わんとしていることには納得、というより私も前々から考えていたことで、官民ファンドとは名ばかりに政界に発言力のある大企業を救済するだけの「ゾンビマスター」だと、産業革新投資機構について思っていました。何気にリメイクが発表されているバイオハザード2の話題を見たばかりだったので、「Gウイルス」という単語も頭に引っかかります。
その上で、こうしたゾンビ企業の救済は果たしてメリットがあるのかという点で疑問でした。はっきり言えば市場主義に舵を切って国有企業の民営化に取り組む中国とは真逆に、日本はこの産業革新投資機構だけでなく年金機構や日銀などが多くの主要企業の最大株主となるなど、実質的に国有化が進んでいます。でもってそれら企業が成長力を持つのかと言えば逆で、むしろ衰退する企業にほど金を流し込んでおり、えてしていうならゾンビやタイラントを作るGウイルスをまき散らしているようなもんです。
そのような観点で言えば今回役員らが一斉に辞任したというのもうなづける話です。本来ならば市場に任せて取り潰さなければならない旧大企業を政府の意向で延命すれば、市場が歪むに決まっています。今夜会見が行われているとのことですが、明日以降の解説記事もじっくり読む必要がありそうです。
2018年12月9日日曜日
今年の冬は唐突だった上海
上記写真は昨日の上海市内の景色です。
日本も昨日から急激に気温が落ちて北日本各地で大雪が観測されているようですが、上海市も大体似たようなもんで、先週までずっと雨で湿気が高く蒸し暑いくらいだったのに、一瞬で冬に変わりました。
そんな上海で自分は何していたのかというと、雪が吹雪く中で自転車に乗ってました。何故そんなことをしたのかというと2019年シーズン版冬装備を試したかったからです。
これまでは割と、ジージャンに手袋という変身前の仮面ライダーみたいな恰好で自転車に乗ることが多かったのですが、今年十月に日本帰った際にイトーヨーカドーで「これは……(゚Д゚)」と思うウィンドブレイカーが売られているのを見つけました。具体的には、中に錦や羽毛が一切入っておらず化学繊維生地のみのレインコートっぽい上着ですが、フードもついておらず、自転車に乗る際には風をまとわないような構造だったのが一目で気に入り、確か3500円くらいでその場で購入しました。
このウィンドブレイカー+手袋で真冬を走ったらどうなるのか、と考えたのと、雪が降っているのだからやたらテンション上がって盗んではいない自分のチャリで走り出したわけです。その結果はというと、めちゃくちゃ寒かったですがウィンドブレーカーの効果は絶大で、一切風を通さない上に無駄にはためかないず、着ている上半身は全く寒くならなかったので最高に具合が良かったです。
一方、手袋に関してはグリップ力を重視して長年ホームセンターで購入する作業用手袋を愛用してきましたが、今回雪の天気とあって漕いでるそばから手袋が濡れていき、しまいにゃ指先がかじかんでグリップ力以前な状態になりました。仕方ないので雪の中を手放し運転して両手を脇の中に入れて温めるというわけのわからない乗り方までする羽目となりました。
やはりグリップがいいとはいえ水が染み込む、しかも通気性を持ち風を通す手袋だと秋口はいいものの真冬は辛いと実感したため、一夜明けた今日は新たな手袋を探しにあちこち回りました。
狙いとしては耐水性、防風性に着目して皮手袋がいいなと思って最初カルフールを見て回りましたが、あんま品ぞろえは良くなく、女性ものばかりだったので何も買わずに去りました。
次にユニクロに行ったところ、急に冷え込んだものだからお客も多かったですが、なんか手袋を置いてあるコーナーはやけに隅っこの狭いところにあってなかなか気づけませんでした。
ただ、そこに置いてあった今シーズンの手袋は皮手袋はなかったものの、まさに狙い通りの防風性に特化した化学繊維製の手袋で、デザインもシンプルで悪くなくタッチパネルにも対応していたので 99元(1700円)だったもののその場でハンマープライスして買ってきました。次回以降から使っていくつもりです。
最後に余談ですが昨日にJBpressの鶴岡編集長が上海にきて一緒に食事しましたが、その際の会話で、「中国のユニクロの値段って日本より高くないですか?」という質問が来ました。寒いので何か買おうかと思って寄ったそうですが、実際に中国のユニクロの値段は、製品はほぼすべて中国で作っているにもかかわらず、何故か日本の1.5~2倍したりします。結局買わなかったそうで値段について説明したところ、「よかった、日本で買お」とほっとしてました。
外国人労働者の門戸開放に対する意見
・外国人労働者の受け入れは日本人労働者を不幸にする(BLOGOS)
上記の記事は久留米大の塚崎公義氏のちょっと前の記事ですが、今話題の入管法とそれに伴う外国人労働者の門戸開放について自分の言いたい意見をきれいにまとめているので引用しました。
この塚崎氏の記事に敢えて付け加えると、今回の外国人労働者の門戸開放によって誰が得するかと言えば、大企業とか中小企業以前の話ではないかというのが今回の主題です。
塚崎氏の言う通り、ただ単にコストの安い外国人労働者を日本が受け入れ増やすことによって、人手不足への対策として現在動きつつある効率化改善の流れが断たれるというのは全面的に同意です。その上で、同じ外国人労働者を雇うという前提であっても、問題のある企業が栄え、法令順守に熱心な企業ほど苦しくなり、社会はいい方向に進まない気がします。
何故かというと、きちんと法令に則って外国人労働者を雇うとの、そうでないのとではコストが変わるからです。保険や福利厚生など、従業員に優しい企業ほどこの方面のコストがかかり、逆に義務付けられている保険や安全対策を怠る企業ほど安いコストで雇え、価格競争力が増します。それによって同じ国内における競争に限れば、法令を無視して低い賃金、悪い福利、法令義務を無視した行動をとる企業ほど外国人受け入れによってますます栄えるという未来が予想されます。大企業とか中小企業とか言うのは議論以前でしょう。
では外国人を受け入れるべきではないのか?長くこのブログを見ている人ならわかると思いますが私は移民賛成派であり、外国人労働者の導入については積極的な立場をとります。この時点で私の言ってることが逆だと感じた人はもうこの後の私の文章を読む資格もなければ想像力もないと思うので、読まなくてもらって結構です。
この議論で問題なのは、外国人労働者を現在の技能実習生の問題同様、劣悪且つ不法な環境で働かせる事業者と企業の存在です。簡単に言えばこうした事業者を排除することが肝心であり、具体的には外国人労働者を雇用するに当たり制限をきちんと設けるべきではないかというのが私の意見です。
具体的には過去に法令違反がないか、既存従業員へのパワハラや差別はないか、雇用する外国人労働者への保険や賃金待遇を雇用前にきちんと示しその通りに実行しているかなどの条件を設け、これら条件をきちんと満たしている企業のみが雇えるというような、そうした制度設計が必要だと思いますが、なんとなくここ見ているとその外国人は雇っていい外国人かどうかの確認ばかり重視されている気がします。日本人雇用ですらブラック企業がいつまでものさばっている社会なだけに、期待するだけ無駄でしょうが。
結論を言うと、この入管法によって問題のある企業がますます栄え、真面目な企業がますます苦境に追い込まれる結果となるのではという気がしてなりません。日本人だけを雇うことが正しいのではなく、まともな企業が外国人をきちんと雇うことが私の中で正しい選択ですが、恐らくその通りにはならないでしょう。それこそさっきのように雇用するに当たる企業側の条件を設けるだけで大分よくなると思うのですが、少なくともそうした議論はついぞ見ることはありませんでした。
ただ、もしかしたらこの懸念は杞憂に終わるのかもなという予測もしています。
・ガイジン頼みもほどほどに(笑う蜘蛛の糸)
この外国人雇用について、潮風太子さんが過去の事例についてリアルな体験談として語ってくれています。こちらの例ではどんだけ厳しい労働環境でも、かつてバングラデシュ人は懸命に日本で働いていてくれたことが書かれてありますが、果たして今後はどうなのかという懸念が私にあります。
具体的に言うとそれは賃金で、仮に日本より多く外国人を受け入れ、多く賃金を払う国が現れた場合、日本に外国人が来るのかという点です。既に別の報道記事で見ましたが、南米での日本の労働者募集はその雇用条件からして総スカンを受けているそうで、募集をかけたところでかつてと比べて豊かさを失った日本に外国人は来なかったりするかもしれません。募集をかけたらすぐやってくると当たり前のように思って議論していいのか、この辺も議論の価値があるかもしれません。
上記の記事は久留米大の塚崎公義氏のちょっと前の記事ですが、今話題の入管法とそれに伴う外国人労働者の門戸開放について自分の言いたい意見をきれいにまとめているので引用しました。
この塚崎氏の記事に敢えて付け加えると、今回の外国人労働者の門戸開放によって誰が得するかと言えば、大企業とか中小企業以前の話ではないかというのが今回の主題です。
塚崎氏の言う通り、ただ単にコストの安い外国人労働者を日本が受け入れ増やすことによって、人手不足への対策として現在動きつつある効率化改善の流れが断たれるというのは全面的に同意です。その上で、同じ外国人労働者を雇うという前提であっても、問題のある企業が栄え、法令順守に熱心な企業ほど苦しくなり、社会はいい方向に進まない気がします。
何故かというと、きちんと法令に則って外国人労働者を雇うとの、そうでないのとではコストが変わるからです。保険や福利厚生など、従業員に優しい企業ほどこの方面のコストがかかり、逆に義務付けられている保険や安全対策を怠る企業ほど安いコストで雇え、価格競争力が増します。それによって同じ国内における競争に限れば、法令を無視して低い賃金、悪い福利、法令義務を無視した行動をとる企業ほど外国人受け入れによってますます栄えるという未来が予想されます。大企業とか中小企業とか言うのは議論以前でしょう。
では外国人を受け入れるべきではないのか?長くこのブログを見ている人ならわかると思いますが私は移民賛成派であり、外国人労働者の導入については積極的な立場をとります。この時点で私の言ってることが逆だと感じた人はもうこの後の私の文章を読む資格もなければ想像力もないと思うので、読まなくてもらって結構です。
この議論で問題なのは、外国人労働者を現在の技能実習生の問題同様、劣悪且つ不法な環境で働かせる事業者と企業の存在です。簡単に言えばこうした事業者を排除することが肝心であり、具体的には外国人労働者を雇用するに当たり制限をきちんと設けるべきではないかというのが私の意見です。
具体的には過去に法令違反がないか、既存従業員へのパワハラや差別はないか、雇用する外国人労働者への保険や賃金待遇を雇用前にきちんと示しその通りに実行しているかなどの条件を設け、これら条件をきちんと満たしている企業のみが雇えるというような、そうした制度設計が必要だと思いますが、なんとなくここ見ているとその外国人は雇っていい外国人かどうかの確認ばかり重視されている気がします。日本人雇用ですらブラック企業がいつまでものさばっている社会なだけに、期待するだけ無駄でしょうが。
結論を言うと、この入管法によって問題のある企業がますます栄え、真面目な企業がますます苦境に追い込まれる結果となるのではという気がしてなりません。日本人だけを雇うことが正しいのではなく、まともな企業が外国人をきちんと雇うことが私の中で正しい選択ですが、恐らくその通りにはならないでしょう。それこそさっきのように雇用するに当たる企業側の条件を設けるだけで大分よくなると思うのですが、少なくともそうした議論はついぞ見ることはありませんでした。
ただ、もしかしたらこの懸念は杞憂に終わるのかもなという予測もしています。
・ガイジン頼みもほどほどに(笑う蜘蛛の糸)
この外国人雇用について、潮風太子さんが過去の事例についてリアルな体験談として語ってくれています。こちらの例ではどんだけ厳しい労働環境でも、かつてバングラデシュ人は懸命に日本で働いていてくれたことが書かれてありますが、果たして今後はどうなのかという懸念が私にあります。
具体的に言うとそれは賃金で、仮に日本より多く外国人を受け入れ、多く賃金を払う国が現れた場合、日本に外国人が来るのかという点です。既に別の報道記事で見ましたが、南米での日本の労働者募集はその雇用条件からして総スカンを受けているそうで、募集をかけたところでかつてと比べて豊かさを失った日本に外国人は来なかったりするかもしれません。募集をかけたらすぐやってくると当たり前のように思って議論していいのか、この辺も議論の価値があるかもしれません。
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