今日の香港の天気は朝から曇り気味で今現在はぱらぱらと雨が降っております。日本ではもう相当寒くなってきているかと思いますがこっちは未だに半袖でも十分過ごせるほどの気温でいい加減嫌になってくるのですが、今日の雨でさらに湿気が増して不快指数が高まりっぱなしなのでさっきまで冷房をかけていました。出張中だからどうせ電気代は会社持ちだし。
さて強引なつなぎ方になりますが湿気とくればつきものなのはカビです。今住んでいる香港の部屋には別にカビが生えてたりするわけじゃないですが、十一月でこれなんだから夏場なんかはカビ対策でいろいろ大変なんじゃないかと密かに考えています。
そんなカビですが、実は上海だと全く見ることがありません。もしかしたら前にも書いているかもしれませんが、上海の気候は東京とほぼ同じでも夏場はそこそこ暑いし湿気だって十分ありますが、何故だかカビだけは生えてきませんし、私も今まで一度も見たことがありません。一体何故カビが生えないのかですが、答えは実は単純で上海の水がカビも生えないくらい汚いというのが理由です。
これは訪問先の企業で聞いた話ですが、なんでも水処理とかそういう関係の会社だそうで、上海の水をいろんなところ比べてみたら圧倒的に汚染度が違っていて恐らくこれが原因でカビが生えないのではと言っていました。
聞くだに恐ろしい話ですがそれ以上に恐ろしいのは、そんな上海の水を平気で沸かし、お茶にして飲んでいたという事実でした。確かにあまりうまい水じゃないとは思っていたものの、お茶やコーヒーにすれば問題ないだろうとミネラルウォーターを全く使わず、気にせずに飲んでいました。それだけにこの話を聞いたときは色々と冷や汗をかきましたが、先日の東京のラジウム瓶の話じゃないですけど、上海人も平均寿命が長い(80歳以上)んだし、少しくらいの汚染もきっと平気だろうとその後も沸かして飲み続けています。
ちなみに同じ中国でも、別の地域に行けばカビはちゃんと見ることができます。またこれは北京での話ですが北京だと水の中に含まれるカルシウムの成分が多いのか、湯沸かし器を何度も使っているとそのうちに底に卵の殻みたいなカルシウムがこびりついてきて、ある日突然パリンと取れたりすることがよくありましたが、これは上海では全くもってありません。個人的には北京の水のが上海の水よりまずかった気がしますが、そこんところはどうなんだろうな。
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