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2013年9月15日日曜日

みのもんた氏の次男逮捕を巡る報道について

 いきなり強く出ると、控えめに言っても私は情報に対する感度や整理する能力が一般と比べ桁違いに高くて興味のないスポーツネタ以外であれば何でも語れる自信があり、芸能ネタについても人並み以上には話す自信があります。にもかかわらずあまりこのブログで芸能ネタを取り上げないのはほかのメディアなりブロガーなりがあれこれ取り上げるので私が語るまでもなく、それであればほかの人があまり語ることのない政治や歴史ネタを取り扱った方がいいと考えているからです。
 それを推した上で今日は、みのもんた氏の次男逮捕を巡る報道と彼の去就について書きたいことを書こうと思います。

 事件のあらましについては皆さんも知ってるかと思うので省略し、まずいきなり結論ですが、この件を巡る今の報道ぶりは異常とは言わないけれどもちょっとおかしいような気がします。仮に逮捕された次男が未成年であれば親の監督不行ということでみのもんた氏への批判や誹りは免れないとは思いますが、今回逮捕された次男の年齢はなんと31歳。そんな年齢にもかかわらずこんなあほな事件を起こした上に警察への供述を拒むなんて本当に変な人なんだろうなぁという気がしますが、既に成人している子供に対して親が責任を取るというのは如何なものかとしか言いようがありません。

 それでもみのもんた氏は超が付くほどの有名人で次男逮捕の件でコメントが求められたり事件が報道されるのは止むを得ませんが、だからと言って現在出演している番組を自粛するというのはお門違いもいい所です。本人が犯罪を犯したわけでもないのに成人した子供の責任を取るなんて今時連座制じゃないのだから、本人が決めたこととはいえ私はみのもんた氏は堂々と番組を出続けるべきだと思います。テレビ局だって視聴率はしばらくとれるでしょうが代役を探したりしなければならず各方面に面倒が増えることは目に見えているのだし。

 またこの事件に関しては各メディアの報道ぶり、そしてネット上などで散見される世論などに違和感を感じます。最近このフレーズを意図的に多く出しておりますが、あくまで自分の受ける印象としては全体的に、「みのもんた氏はなんらかの責任を取るべきだ」という論調が強いように感じます。それどころかみのもんた氏を擁護しようものなら批判の標的にされかねないような雰囲気すら覚えます。

 私は子供の人格形成に当たってその親の育て方、接し方は重要なファクターになると考えておりますが、どんなに素晴らしい人格の親、どんなに立派な育て方の元でもクズみたいな人間が育ってしまうことがあるという気がします。その逆も然りでどんなにひどい親の元でも立派な人間が育つこともありますが。
 そして子供のうちはまだしも成人した後に至ってはその人格とそれに伴う行動は本人が責任を持つべきです。親の育て方がまずかったからこんな人格になったというような言い訳は聞きたくないし、認めるべきでもないでしょう。何故なら大人になってから起こす問題行動は自らが責任を取らなければならないからです。

 ざっと以上のような観点から、私はみのもんた氏のファンではありませんがこの一件に関しては彼の肩を持ちます。なんでこんな記事を書こうと思ったのかというと話題のトピックスを取り上げてアクセス数が増えればいいな(´∀`*)ウフフという下心と共に、「成人した子供でもその不祥事は親が責任取るべきだ」という風潮がはびこってほしくない一心です。日本はやはり個人の責任よりも組織の責任が問われることが多く、そのため一部の不心得者のために真面目な大多数が余計な損害や雑多な手続きに追われることが多く、これは全体の利益を損ないます。欲を言えばもっと個人主義が日本でも強くなり、自分にとってやりやすい世の中になってくれたら「还可以」なのですが。

2 件のコメント:

片倉(焼くとタイプ) さんのコメント...

クレジットカードの窃盗は毎日どこかで起きている事件であり、新聞の片隅に小さく
記載される程度の事件です。
今回この事件が大きく報道されたのは、有名人の息子で一流企業(放送局)だから、
そして何よりワイドショーに流せば視聴率を取れるからでしょう。
犯罪の責任を無関係の家族に取らせる風潮は私も嫌いですが、みのもんた氏には今回
はあんまり同情できないなと思います。
というのもみのもんた氏は会見で「30歳を過ぎた男の犯罪の責任を親に取らせるのは日本だけでしょ」
といっていましたが、マスコミが大々的に「○×の親(息子)が事件を起こしました」と
報道するから○×は責任を取らざるを得なくなるわけです。
しかもみのもんた氏と次男はテレビ業界に所属しています。今回とは逆に他局の社員や芸能人
の家族が不祥事を起こした場合はそれを報道して視聴率を稼いでいます。直接報道に関わって
いなくても視聴率向上によるテレビ局の収益増加という形で間接的にメリットを受けています。
他人をネタにして視聴率を稼いでいながら、自分がネタにされる事に不満をいうのはなんだかなあ
と思います。
もっともこの悪しき風潮は簡単に無くならないと思います。
なにしろタレントのローラさんの父親が
詐欺容疑で国際指名手配になった時、「タレントのローラの父」と連呼し、はては、
バングラデッシュまで行きローラの父を捜索
する番組(Mr.サンデー)まで出てくる始末。
司会者はローラさんは悪くないと言っていましたが、お前らが報道するからローラさんの
立場がますます悪くなるんだよとテレビに向かって文句を言ってしまいましたよ。

花園祐 さんのコメント...

 自分も先日に友人と話しましたが、みのもんた氏が報道関係者であることは確かに考慮すべき一点ですね。実際に朝ズバではみのもんた氏自身がいらぬ報道被害を実際に産んでますし。
 自分としては以前からこういう事件物では、虐待など事件への影響が考慮される事実などがない限りは親族への報道とかそういうのは一切やめるべきだと主張しております。そういう意味では片倉(焼くとタイプ)さんのいう通り、なんらかの見直しというか基準作りがひつようにな時期なのかもしれません。