上記の動画は以前に見つけた猫動画ですが、やけに二本足で立つのが得意で妙な踊り方を見せる「桃太郎」という名前の猫が紹介されています。ほかにもこの猫にはいくつか動画がアップされていますが、どれもなんか猫らしくないというか、独特な表情と相まってやけに印象に残ります。
知ってる人には早いですが私自身が猫を見るのが好きで、このような猫動画を暇さえあればよく検索して見ております。なんで猫が好きなのかというと単純に子供の頃から実家で飼われていた影響が何よりも大きいのですが、それ以前にうちの一族は猫と因縁があるというかちょっとしたエピソードがあります。
これはうちの親父が生まれる以前の私の祖父の話ですが、祖父は戦時中に努めていた会社に派遣される形で上海に滞在しておりました。本国を離れての生活ながらも戦時中の上海は物資が豊富だったそうで、食料が不足していた内地とは対照的に祖父は毎日ステーキ食って毎日中国人と麻雀を打ったりして楽しく過ごしていたと話していました。しかし敗戦と共に祖父は日本へ帰国したのですが敗戦後の日本は全国どこでも物資が不足しており、戦時中の上海での生活とは打って変わってその日の食事にすら事欠くほど困窮していたそうです。
日本帰国後のある日、いつものように祖父一家では食料がなく腹を空かせていたところ、当時飼っていた猫がなにやら袋包みを口にくわえて家に帰ってきました。一体何を持って帰ってきたのかと包みを開いてみると、中身は当時としては有り得ないくらいに貴重だった牛肉だったそうで、しかもきちんと切り分けられた状態で包装されていました。何故猫が牛肉を、しかもどっから持ってきたのかなどといろいろ突っ込みどころが満載ではあるものの、祖父一家は食べるものが無かったということもあって猫が持ち帰ってきた牛肉を、食中毒とかそういったことはあんま考えずに鍋かなんかで煮て食べちゃったそうです。後年この時のことを語るにつけ、「ほんまあの時は助かった、あの猫はええ猫やった」と述懐していたと聞きます。
こうした縁(?)もあってか、うちの一族は基本みんな猫好きです。恐らく祖父の代に牛肉を持ち帰る代わりに将来に渡って敬い続けるよう契約めいたものを結んだんじゃないかと勝手に想像してます。この自分の推理にうちの親父も、「せやったんか」とやけに納得しておりました。
2 件のコメント:
今度、犬に関する記事をuploadしてくださいね。
犬とのかかわりはほとんどないから、このリクエストには答えられないな。
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