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2018年10月6日土曜日

中国仏寺の意外な掲示物


 連休も終盤ですが、自転車で寧国禅寺というお寺に行ってきました。
 この寺は12世紀の南宋の時代に成立したそうですが、1949年に戦火によって灰となったものの、2007年に再建されたという割と再建の新しいお寺だそうです。実際施設はきれいでした。


 逆光がどうしても消せなかったのですが、三国志に出てくる関羽と関平と周倉の腐れ縁な三人組です。このように三体セットとなっているのはあんま見ないので珍しく感じ、写真に撮りました。


 天井の装飾を含めかなり力が入っています。こうした装飾面では日本とはやや違いがあるものの、お寺の方向性としてはやはり根っこは同じだなと感じます。


 ただそうした仏像や仏閣以上に気になったのはこれです。右上の「财务报表」というのは日本語で「財務諸表」、つまりこのお寺の財務報告書が境内に掲示されていたのです。
 実際見てみるときちんと数字が書いてあり、「寄付金収入」とか「固定資産」、「減価償却費」、「建設仮勘定」などの科目が見られます。法律などで公開が義務付けられているのかもしれませんが、宗教法人(なのかな?)がこうして財務報告書を一般に公開していて素直に驚くとともに、妙に感心しました。

 なお日本の宗教法人は一応、国や自治体にこうした財務報告書を提出する必要はある者の、一般に公開する必要もなければ外部による監査を受ける必要はありません。中には自主的にネットで公開している団体もありますが、隠しているよりかは公開している方がそりゃ世の中の仕組み的にはプラスですし、好感が持てます。

2 件のコメント:

サカタ さんのコメント...

自転車でとはお疲れ様です。
なんキロくらい走ったのですか?

関羽、関平、周倉は樊城陥落の最期まで一緒の三人でしたよね?
なかなか乙な組み合わせですね。蜀びいきの人が、建てたのかな?

サピエンス全史後編書きましたので、また読んでみてください。

花園祐 さんのコメント...

 ここはうちから10キロ程度のところなので、往復で20キロとそんなには走ってないです。
 その代わり今朝は20キロ地点を2時間かけて往復してきました。この前まで暑すぎて自転車乗ってなかったし、ようやくシーズンに入ってきました。なおその後、4時間ゲームしてました。
 そちらの記事もまた後で読みますね。