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2019年12月26日木曜日

夜なべした和牛記事

18年ぶりに輸入解禁、中国で和牛の実力は火を噴くか(JBpress)

 っていうわけで今日、正確には日本時間で昨日配信されたのが上の記事です。本当はこのブログ記事も早く書く予定でしたが、Steamのゲームで遊んでて今頃書いています。

 この記事は本来、来年一発目用の記事として準備していました。構想を立てたのは先週土曜、たまたま昼飯に寄った日本食屋で別の日本人が仲間に、「中国ではあまり牛肉はメジャーじゃない」というような会話を耳にして、十分記事ネタとして通用すると考えたことがきっかけでした。
 早速、年末とあって次回分の締め切りが早く設定されていたことから翌日曜日にはリサーチ、執筆を始めたのですが、自動車や家電などと比べると牛肉関連のデータはあまり調査、公開されておらず、思っていた以上にリサーチで苦労しました。特に日本のデータは経済産業省、農水省で消費量から輸入量までバラバラで、正直あまり信用できないデータもあって思い切って切り捨てました。

 特に一番疑問に感じたのは、日本人の一人当たり年間牛肉消費量を約6kgとするデータを多く見ましたが、中国ですら約5.2kgであることを考慮すると、やや少なすぎるような気がします。こんな具合で、意外と市場調査のなってない分野だと今回気が付きました。

 そんなこんだで日曜夜までずっと記事書いて、次の月曜に見直して提出すればいいと思って朝を迎えたら、その月曜に中国が日本国産牛肉の輸入解禁を発表したことでひっくり返りました。
 それまでの想定では解禁は来年になると各所で見込まれていたことから、私の記事でもそのように書いた上で、どちらかと言えばマクロデータ中心の記事としてまとめていました。そしたらいきなり解禁されてしまったので、こりゃヤバイと思って内容を書き換えるとともに、時期を合わせた方がいいと考えて編集部に連絡を取り、繰り上げて掲載することとしました。

 書き直した内容としては、マクロ中心からミクロ意見も取り入れて、あと解禁ニュースに合わせて出てきた追加のマクロデータも加えました。上記の通り牛肉消費関連のデータはあまり公開されておらず、また信用度も低いデータも少なくないだけに、比較的確実なデータを記事内でうまくまとめられたかと思っています。
 ただこの記事、経済記事としては比較的よくまとまっているものの、内容が地味故かアクセスはあまり良くなかったです。この点は私も想定していたとはいえ、業界関係者にうまく届いてくれればいいと願いながら出しています。果たして届いてくれただろうか。

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