本日を以って、現大阪府知事の橋本氏の人気が一年を経ちました。
ちょうど一年前になるのですが、橋本氏が府知事選で勝利した時に私はあまり望ましくないと、それまでの橋本氏の失言癖を鑑みてきっと失敗するだろうと予想していましたが、この一年での業績を評価するなら一年前の私の予想は杞憂に過ぎなかったようです。
まず率直に言って、私は橋本知事はよくやっていると思います。
大阪府の壊滅的な財政状況に対してメスを入れただけでなく、教育問題でも私の支持する学力テストの結果公開を全国規模の問題にまで大きくし、そして何よりつい最近の近畿地方の大戸川ダム建設計画に対して他の知事らと国にNOを突きつけ、見事に建設計画を撤回させた点は素直に評価できます。また就任当初に私が懸念した失言癖も致命的となる失言はなく、ひとまず安定的に自分の権力基盤を確保したのはまずまずでしょう。
あんまり誉めてばかりいるとちょっと自分でもなんなので敢えて橋本知事の今後反省すべき点を挙げるとしたら、就任前に宣言していた大阪府職員等のリストラが未だ達成されていない点には一言あります。
これは何も大阪府だけに限らず国を含めて、そろそろ日本はこれまで「リストラはない」といわれてきた公務員のリストラを、給与カットにとどまらず首切りを含めてやらなければいけない時期になってきていると私は思います。前にも法学部の後輩と話をして来たのですが大半の日本人は公務員のリストラは法律上出来ないものと考えておられるようですが、田原総一朗氏によると首相権限では現行法でも十分に可能だとされており、またなにも無理やり退職させなくとも、大阪の公務員なら叩けばいくらでも埃が出てくるので懲戒処分で片っ端からクビを切るのもそれほど難しくないように思えます。
確かにこんなことやろうものならものすごい反発に遭うのは目に見えていますが、それでも今この段階でやらなければ後年の禍根になることは間違いなく、橋本知事を含めて全国の行政の代表には強い決断を望みます。
2 件のコメント:
僕も、橋本知事はよくやっていると思っています。そこまで言って委員会という番組でパネリストとして出てましたが、そこでのふざけた発言がうそみたいですね。大阪府知事としての自覚や責任が表情にもにじみ出ていますし、説明もわかりやすく方針も抜本的です。
確かに、花園さんの言うような公務員のリストラはできていませんが、彼ならやってくれると期待しています。しかし、彼の周りには味方が少なすぎて彼ばかりに苦労を強いているようで、なんとも見ていてかわいそうではあります。ちょっと感傷的になりすぎているかもしれないけど。
こういうところで大衆が応援しないといけないんですが、しょうがないことで大衆は批判に回ったりしてしまいますから、なかなかうまくいきませんね。
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