今日は陽月旦の更新か、自転車をこぐかのどっちかな一日でした。前から考えが煮詰まるとすぐに自転車に飛び乗ってどっか行くの、そろそろやめにしないとなぁ。
それでは本題ですが、最近政治家を見ていてどうもスケールが小さくなったなという思いがまだ二十代のくせにしてきました。具体的にどういうことかというと、今後、それこそ十年や二十年先の日本をどのような社会にしていきたいのか、またどんな手段を用いてそうしたいのかというようなグランドデザインが今の政治家にはほとんど見えてきません。政治家の普段の発言を見ていても今ある問題に対してどんな対策をするのかというようなものばかりで、確かにこっちも非常に重要なのですが今後のグランドデザインについてはほとんどと言っていいほど発言が聞こえてきません。
思えば小泉時代は私にとっては結構楽しい時代でありました。外交面では親米を維持するか、北朝鮮に対してどんな態度を取るか、靖国問題を日中韓でどうするかといったことが常に議論に上り、また内政面でも経済対策としてメガバンクの国有化が実現するかや不良債権処理といった目下の問題に対する対策手段が議論され、今後の日本の国家像として大きな政府か小さな政府かで郵政民営化や道路公団改革などといった議論などと目白押しで、これらがほぼすべて同時平行で為されていたのを思うと今の国会の矮小さには毎回泣かされています。
というのもこのブログを始めて既に一年以上経ちますが、実はここ一ヶ月くらい結構困った事態に陥っています。その事態というのも、国会で全然議論が進展しないもんだから政治系のニュースで解説するようなものがほとんどなく、ブログで政治系の記事が書けずにいるという事態です。
そりゃ書こうと思えば内閣支持率の低迷とか解散はいつ頃になるのかといったような記事はいくらでも書けますが、前みたいに実際に法案が議論されていて、その法案の中身を解説しながら私の意見はどっちの支持なのかというような議論は皆無に等しいです。定額給付金なんて、解説するのも馬鹿馬鹿しいくらいだし。
特に今後の日本としてのあり方を考えるグランドデザインの問題については新自由主義路線が崩壊した今だからこそ非常に求められている議論だと思うのですが、敢えて言うとしたら官僚主導の政策路線を改めるべきか維持するかというくらいの議論しかなく、高福祉高負担か低福祉低負担かの議論も白熱せず、また今後どんな産業を柱にするかというような産業議論も小さいです。
更に言えば、これなんて既に目前まで来ていますが今後の外交姿勢も議論があまりにもなさ過ぎます。米政権が日本寄りの共和党から中国寄りの民主党に変わったことにより、今後は日本の頭越しに米中が接近することも大いに考えられます。その際に日本はアメリカを日本につなぎとめるのか、それともアメリカとはこの際決別して別のパートナーと組むのか、もしくは米中の接近を妨害するような方法を取るのかなどといろいろと考える時期に来ていると思うのですが、麻生首相からは首相になる以前に提唱した外交政策案の「自由と繁栄の弧」も最近はとんと聞こえないままです。蛇足ですが、「自由と繁栄の弧」はすぐに忘れ去られるだろうと思って私はあんまり中身を調べませんでしたが案の定そうなりました。なのにどっかのテストではわざわざ中身を聞いてきて、もっとマシなことを聞けよとカチンと来たことがあります。
なんにしても、今の政治家に強く言いたいのはもっと大きく物を見て意見を言ってもらいたいということです。なんだったら年金問題の抜本的解決のために国民背番号制の導入と合わせて税制体系も直接税から間接税を主流にするなどといったことなど、無謀でもいいからとにかくぶち上げた方がいいと思います。
それにしても、政治の停滞ってのは評論家泣かせなんだなと思わせられる日々です。
2 件のコメント:
そうなんですかぁ。まあ、それだったら、「中国武将列伝」なんかでもいいと思いますよ。僕は、自分でブログ書くのなら「日本戦国武将列伝」みたいなのをシリーズ化して書こうか、なんて思ってますし笑
やっぱり、前にも書きましたが島津家久(貴久の4男)はかなりの戦略家だったんだなと兄と話してました。長宗我部信親、十河存保や、龍造寺四天王など当時の西国の名将をことごとく討ち取っているのは、圧倒的な力があったからとしかいい様がありませんし。15歳の初陣でも敵方の将(工藤隠岐守)を討ち取っていますし。初陣でって・・・そうとうアドレナリンでちゃうタイプだったんでしょうね。義弘の援軍待たないときもあったし。
なんかの本で、家久は島津家の戦闘サイボーグだと書いてたのがありましたが、さもありなんです。そのあまりの武勇を恐れた秀吉が暗殺したとも言われていますが、あれだけ強けりゃやられてもおかしくないでしょう。
中国の武将といっても、唐の時代くらいまでしか私も詳しくありませんからね。ただ高島俊夫氏が書いた「中国の大盗賊」に書かれている人物の中に面白いのがいるので、機会があれば紹介してみようと思います。
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