今日何気なく「Gogle analytics」でこのブログの検索ワードを調べてみた所、
「花園祐 京都大学」
というワードが入っていて、やや苦笑しました。
多分私が京都の大学に通っていたということをこのブログの中で散々言っていたからこういう検索をした方がおられたのかと思いますけど、結論から言えば私は京都大学出身ではなく、別に隠す必要はないのですが京都のとある私大出身です。
ただ私がその大学に在学中、初対面の相手に、「京都の大学に通っている」と自己紹介すると決まって、「京都大学?」と聞き返されるのには辟易してました。近畿圏の人間なら京都にはたくさん大学があるということをわかってくれていますが、どうもそれ以外の地域となると京都の大学となると京大がすぐ出てきてしまうようで、恐らく私に限らず京都の学生は皆似たような経験があるかと思います。
ではそんな京都には一体どれだけ大学があるのか、そこそこ名の通った大学であれば数え上げれば切りがなく、各大学ごとにそれぞれ特徴があります。ただいかんせん私がそれほど他の京都の大学生と頻繁に交流があったわけでないので知ったかぶりしてその特徴を個別に解説することは避けますが、京都はそれだけ大学が多いということもあって学生には住み易く、かつ学生生活に必要な施設も豊富なので個人的には東京の大学に行くよりも就職機会を除けば得られるものは多いと思います。
というのも私は元々今も住んでいる千葉県の出身で、高校時代に私の周囲にいた人間はみんな東京の大学に進学していて彼らからいろいろ事情を聞いており、そうした伝聞の情報と自分の体験を比較すると、個人の体験や経験はともかくとして学生生活全体で見れば京都の学生のが恵まれている気がします。
具体的に何がいいかというとまず圧倒的な利点は家賃の安さです。私なんかは特別で月三万円のアパートに住んでいましたが、敷金礼金が高いものの月五万円も払えばそこそこいい部屋も借りられて通学も京都市内であれば自転車でどこでもいけます。京都精華大学とか京都産業大学は北っ端にあるのでさすがにきついかもしれませんが。
そうした居住条件に加え学術施設の豊富さも見逃せず、ちょっとした博物館から考古学の発掘現場など、興味があればいろいろと見識を深めるきっかけとなる施設が多く、しかも寺社仏閣に行けば重要文化財があって当たり前ですから至れり尽くせりです。
ただこうした利点よりも、何が一番よかったかと言えばやはり山に囲まれていたという条件が私の周りで一番人気がありました。京都は盆地で南を除くと三方が山に囲まれており、ちょっと時間があれば簡単なハイキングがいつでも出来ます。やはり日本人は農耕民族ゆえにDNAに山のある風景が染み付いているというべきか、山に囲まれた生活を経験していない関東出身の私や同じく山のない上海出身の知り合いの中国人もあの京都の風景を折に触れて懐かしがっています。
ただ残念なことに、私の周りではそのような近くの山へ実際に行楽に行く学生はそれほど多くありませんでした。私なんてアホなもんだから、「極寒、信楽サイクリングツアー」で書いたように山越えて滋賀県行ったり伏見稲荷に何度も行ったり、叡山電鉄に乗って比叡山にも行くなどしてましたが、こういうのはごく少数で大抵の学生は盆地の中で止まり続けていました。折角なのだから、見ているだけじゃなく足を運んだ方がいいのに……。
おまけ
京都の北西部に「保津峡」といってトロッコ列車が走り、川下りで有名な景勝地がありますが、ここの近くまで自転車で行ったことがありますが、保津峡と言うだけあってすごい坂道だったので自転車を降りて進んでいき、途中まで行って帰ろうと自転車に乗って坂道を下ろうとしたら物凄い加速がついてちょっとビビりました。どれくらいの加速かというと、全力でブレーキ握っているのに自転車がピタッて止まらず、まるで自動車みたいに緩々とスピードが落ちていく感じで、未だかつてあのような感覚は保津峡以来感じておりません。
2 件のコメント:
私も山がある風景がいいですね。名古屋近辺に住んでいると、建物ばかりで気詰まりなんですよね。
うちの父親も山が好きなので子供の頃はよくキャンプに連れてってもらいました。懐かしいな~。
関東に至っては見渡す限り平野で、なんか病気になってきそうです。イギリスだと同じ平野でも地平線が見えたりするので層でもないのですが、やはり建物に囲まれた生活というのは精神的によくないですね。
コメントを投稿