2014年10月2日木曜日

任天堂とユリ・ゲラー、そしてユンゲラー

 自分はアップル製品とはとんと縁がない(マジで一度も買ったことがない)のですが、先日発売されたアイフォン6がポケットに入れていると折れ曲がるという報道もあれば、実際の耐久試験ではむしろ他のスマホに比して頑丈だとの報道も出ています。そしたらなぜかスプーン曲げで一世を風靡したユリ・ゲラーもこの話題に参入して、世界中にいるアイフォンユーザーの思念が曲げているという超理論を言い出したというのが上記のニュースです。

 まぁ話しのネタとしてそこそこ面白いのですがちょうど先月にもユリ・ゲラーの話を友人にしたこともあるので、今日はちょっと小話がてらその逸話を紹介します。その逸話というのも任天堂との裁判についてです。
 このところ凋落著しい任天堂ですがソフトウェアの競争力は現状でもやはり高く、特にポケモンシリーズはスタートから実に十年くらい経過しているにもかかわらず関連商品や続編が飛ぶように売れるなど未だ高い人気を保っております。そのポケモンですが私は初代の「ポケットモンスター 赤」だけをやったことがあるのですが、この初代版から「ユンゲラー」というポケモンが出ており以降の続編にも登場しています。

 このポケモンはどんなポケモンかというと、カテゴリーでは「ちょうのうりょくポケモン」に分類され、右手には何故かスプーンらしき物体を握ってて、一部ソフトには「スプーンまげ」というわざまで入っています。ってか、名前からして明らかにユリ・ゲラーをモチーフにしていることがバレバレなのですが、なんとアメリカでユリ・ゲラー本人から勝手に肖像権を使われたとして本当に訴えられたことがあります。
 ユリ・ゲラー曰く、「勝手に自分のキャラクターが使われた」として訴えたのですが、こういってはなんですが、「うん、まぁそうだろうね」としか言いようのないキャラクターです。なもんだから裁判がどのように進展するのかと思っていたら、なんと任天堂は下記のようなとんでもない反論を主張してきました。その反論というのも、

「このユンゲラーは超能力を使うポケモンです。もし貴方のキャラクターが使われたと主張するのであれば、この場で超能力を使ってスプーンを曲げてみてください

 実際にこのような反論をしたのかは自分が確認する限り伝聞しかなくやや本当かどうかはっきりしませんが、仮に本当にこう主張したというのなら任天堂法務部は評判通り非常に優秀であると共に、なんてひどいことを言う奴らなんだと思わざるを得ません。ちょっとユリ・ゲラーに対していじめすぎだろ。

 ただユリ・ゲラーが訴えた裁判自体は本当にあったことは間違いなく、判決は「ポケモンは日本で開発、販売されているソフトであるため連邦法の適用を受けない」という内容となり任天堂が勝訴したそうです。このエピソードから言えることとしては、任天堂に対しては下手に訴訟を起こさない方が無難そうだというオチです、ちゃんちゃん。

4 件のコメント:

  1. 片倉(焼くとタイプ)2014年10月5日 11:42

    任天堂法務部といえばセガテトリス事件が有名です。任天堂はゲームボーイにテトリスを移植したいので
    版権の調査をしたところ重大な事実に気づきます。旧ソ連の学者が開発したテトリスの版権は外国貿易
    協会(ELORG)が所持していました。ELORGから版権を買い取った会社が別の会社に版権を売り、また
    さらに別の会社に売って、最後にセガがテトリスの版権を買い取りました。 ここで重要なのがELORG
    が売った権利というのが「IBMパソコン互換機用のテトリス」に関するライセンス」でした。
    つまり、世間で出回っているアーケードゲームや家庭用ゲーム等のテトリスは無権利状態で発売されて
    いたわけです。 この重大な事実に気付いた任天堂は、ELORGと直接交渉し、家庭用ゲームに関する
    ライセンスを取得しました。 そのため他社は家庭用ゲームでテトリスを発売出来なくなりました。
    特にセガはメガドライブ版テトリスを作成し、出荷寸前でしたが、発売を自粛する事になりました。
    逆に任天堂のテトリスは売れに売れ、ゲームボーイ躍進の原動力になりました。

    この件はセガの権利関係に関する調査が不十分だったといえばそれまでですが、どうもセガはいい
    ところまで行くのですが、運に恵まれなかったり、ポカをやらかして、ゲーム業界の首位にはなれま
    せんでした。

    任天堂の社名の由来は「運は天に任せ与えられた仕事に全力で取り組む」との事ですが、ゲーム産業
    自体、何がヒットするかわからない、運を天に任せる「任天事業」なのかもしれません

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    1.  テトリス事件は私も知ってますよ。
       この件では任天堂法務部が優秀であることはさてより、セガの法務部の稚拙さに呆れてきます。任天堂に先手を打たれた後でも何かしらロシアの権利者裏書なりなんなりを得られればその後問題なく売れたのではと思うだけに、事後対応でもミスをしたと見ています。
       もっともセガはあの「パソナルーム」を始めとして、実は前からかなり嫌っています。よくセガは商売が下手だ、運が悪い会社だと擁護する人もいますが、元から性根が腐っているからこういう失敗をやらかすのだと本気で信じています。

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  2. 任天堂はblack企業でしょうか?

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    1.  めっちゃホワイト。ただ今後も業界の主役でいられるかはかなり微妙な位置に来ている。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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