2015年8月1日土曜日

現代の僧兵

 今に始まるわけではなく私はこのブログで部落団体を始めとする人権派団体を激しく批判し続けてきました。特に部落問題に関しては大学時代に私の友人が、「差別が嫌なら引っ越せばいいだけだ」と言った通りで、整形手段が農業に限られて土地に縛られていた昭和以前ならともかく現代であれば出身を誰も知らない都市なりなんなりで仕事探して引っ越していけば自然と部落差別問題は消えていくであろうことを考えると、彼らが求める補償や対策は不合理に思えてなりません。何だったら、私みたいに日本出て行ってもいいんだし。

 そうした部落団体以外にもいわゆる人権派を標榜する団体なり組織は自分たちの活動が正当で社会に必要とされるものだから自治体などに補助金、または財務や労役支援などをやたらと主張することが多いように見えます。私の価値観が一般の日本人の水準からぶっ飛んでいることは認めますが、中国と違って人権が比較的保障され行動の制限のない日本で人権をどうこう騒ぐ必要なんてあるのか、私には理解できません。人権が保障されていない他の国や地域での活動を支援するというのであればまだ理解できるものの、日本国内だったら人権はある程度の水準に達しているのだからそれよりいじめや自殺問題をもっと真剣に活動したらどうかと余計な気を揉んだりします。

 こうした人権派団体を敢えて厳しい表現で評するなら、見出しに掲げた「現代の僧兵」という言葉がぴったりくるように思えます。僧兵というのはもちろん平安時代に出てくるあの僧兵で、白河上皇が思い通りにならない三不如意に挙げたものの一つです。
 当時の僧兵は主に朝廷に対し、寄進や訴訟での便宜を図るに当たって「強訴」という行為を繰り返しました。この強訴とは具体的にどういうことうかというと、自分たちの要求が聞き入れられないとわかるや神輿や神木を担いで貴族の家や内裏の門前に置き、その周辺でわいやわいやと文句を言い続けたり暴れたりする行為を指します。当時は仏教信仰が厚かっただけに神輿や神木を強制撤去することなどできず、平安後期に武士が台頭するまではほぼ言いなりになるしかなく、寺社側もますます図に乗って南都北嶺(興福寺と延暦寺)は独立した軍事力を持つほど強大化していきました。

 人権派団体を何故僧兵に例えるのかというと、どちらも相手の倫理観に付け込んで自分たちの都合のいい要求を一方的に押し付けてくるからです。本来倫理観というのは他者に対する「思いやり」の気持ちを代表する感覚ですが、こうした他者を思いやる気持ちに付け込んで自らの利益拡大を図るという行為は人の優しさを踏み台にするような行為に思えてならず、下手すれば真面目な人が利用されるだけになりかねない行為に思えてなりません。
 もちろんすべての人権派団体がそのような団体だとは思ってはおらず、根強い差別や偏見などは長い時間をかけてゆっくりとならしていく必要があるということは重々承知しておりますが、それを推しても人権を標榜する団体はあまりにもずる賢い連中が多いように見えず、やってることは僧兵そのまんまだとほとほと呆れてきます。もっとも、90年代以前と比べれば現代は大分マシにはなりましたが。

 私の目から見てそういった人権派団体は恐らく、やっている活動の方向性は正しいのだから多少の融通というか資金補助や優遇策を受けてもいいと思ってやってるように見えます。しかし現在はどこの自治体も借金漬けである上に生活保護世帯も増え続けるなど、単純にお金は今足りてないのです。そうした時代にあって、社会保障に回せたかもしれないお金を受け取って必要性のあるとは思えない妙な人権活動に使うというのはやはり間違っている気がします。
 なお部落差別対策などに私はあまり共感できませんが、冤罪被害者対策は昨今の日本の司法問題を見ていると確かに活動の必要性はあると思います。近年になって東電OL殺人事件や袴田事件といった大型冤罪事件が動き出すなど改善が見られていますがまだまだ警察と検察の問題ある行動は少なくなく、こうした団体だったら私も神輿置かれなくったっていくらかなら寄付したっていいと考えております。

  おまけ
 平安時代の僧兵が「わっしょいわっしょい!」と神輿担いでもってく姿を想像したらなんか楽しそうです。本人らも案外楽しんでやってたんじゃないかなぁ。

2 件のコメント:

  1. 家畜にはなりたくない2015年8月3日 21:30

    先日最近はやりの反安保デモ団体に遭遇したのですが記事内のおまけにあるように切迫感があるというよりはわいわい楽しんでやってるような印象を受けましたね。案外本気でデモ運動をやっているというよりはわいわい騒ぐのが目的なのかもしれません。もしそうだとすれば彼らは案外幸せ者なのかもしれませんね。もちろん熱心に活動してるかたもいるとは思いますが。

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    1.  考えてもみよう。みんなでワイワイとやりながら自分たちにとって一方的に都合がいい意見を上から目線で要求するなんて、アムロ・レイ風に言うなら「こんなに楽しいことはない」はずです。私の目から見てデモしてる本人らも本気で要求通るわけない、初めから交渉なんてする気ないような態度の人が多いですし、はた迷惑な神輿担ぎみたいなもんでしょう。楽しそうだし、俺も僧兵にジョブチェンジしよっかなぁ。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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