2016年6月21日火曜日

シチズン子会社の解散に伴うリストラについて

 このほど以前に書いた「シチズンの広州工場閉鎖について」の記事に、以下のようなコメントが寄せられました。あまりにも長すぎてスパムと認定されたため表示されてないのですが、折角寄せてもらったのでここで紹介します。
 非常に長い文章なので体調絶好調につき一つ私の手で簡単に要約すると、以下の通りとなります。

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 精密機械大手シチズンホールディングスは今年3月、連結子会社であるシルバー電研を日本金銭機械に事業譲渡すると発表しました。事業譲渡に合わせシルバー電研社員は譲渡先の日本金銭機械の求人募集に応募し、採用されたものはそのまま移籍し、それ以外の社員は人材会社リクル ートキャリアコンサルティングに登録してシチズングループからの求人に直接応募し、採用された者はそのままグループ企業へと移籍するようにと告知されました。しかし実際にはシチズングループからの求人はほとんど行われず、その後も追加の説明や告知はなくシルバー電研社員は解散に伴って規定された退職日の来週6月30日を迎え、半自動的に退職へと追い込まれかねないという状況になっています。
 なお、一般企業へ転職する場合は既定(最大12ヶ月、年齢によっては最小6ヶ月)の特別退職金が支払われます。
 こうしたシチズンのやり方についてコメント投稿者は、業績も好調に推移しているにもかかわらずグループ内移籍等の雇用対策手段を講じず、シルバー電研の社員を無理矢理解雇させるようなやり方は不当だとし、方々へ同じような投稿を行って主張を展開している模様です。
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 正直、この投稿をこのブログで取り上げるか否かは少し悩み、直前に友人にも相談しております。
 念のためシチズンが3月に出したシルバー電研解散のプレスリリースを目に通してみて一段落目末尾に、「なお、シルバー電研は事業譲渡後、解散及び清算を行う予定です。」と書かれてあるのを見て、通常であれば「吸収合併」という言葉を使うのが適当と思われるのに「事業譲渡後、解散及び清算」という妙な表現にしていることから語られている内容は恐らく事実だとは思います。
 その上で今回こうしてブログ記事に仕立てたのは私個人からの意見を表明するためで、「悲しいことだがこれが日本流の強制解雇手段である」、というのが嘘偽りのない私の回答です

 今国会でも議論されましたが従業員の解雇規制についてもっと緩和するよう意見が出ており、一定額の退職手当などを条件に企業側が従業員を強制的に解雇できるよう法改正すべきだという案も出てきました。私はかねてより派遣行政を始めとして様々な労働問題をこのブログで扱ってきましたがその際の結論は一貫して、「日本にはもっと労働流動性が必要だ」という意見に終着しており、その立場から述べると解雇規制の緩和にも賛成する立場にあります。
 もしかしたら、「そんなこと言ったってお前も解雇される立場になったら嫌だろう?」なんて反論が来るかもしれませんが、そもそも私は日本の労働法に守られた期間(二年ちょい?)なんてほとんどなく、今も元気に中国で現地採用で働いておりこと労働に関してあらゆる日本の法的保護を受けていません。でもって中国での就労も色々な制限付きで、日本政府が中国と社会保障協定やってないので年金も払ったことにならないし、何よりもこちらでの採用は契約制のため戦力外通告を受けた時点で即解雇であぼーんです。そんな私から見れば、ちょっと日本の労働者は法律に守られ過ぎだろうと内心思っています。

 話しは戻りますが、今回シチズンが取ったこの手法は言ってはなんですが日本でよく見られる強制解雇手段の一つです。事業部または子会社を他社へ売却譲渡合併するに当たって行う人員整理にかこつけ不要な社員をまとめて切るというのは90年代からよく見られたリストラ手法であり、ここだけの話、JDIは要らない社員をまとめて荼毘に付すため三社合同で作ったんじゃないかと発足当初に私は思ってました。
 この手法が不当かどうかとなると舛添っぽいですが、「不適切ではあるが違法ではない」というのが私の見方で、直接解雇し辛い(と言われる)日本の現況を鑑みるとまだ比較的定式化した手法であるように思え、抵抗するのも難しいような気がします。ましてや各社で「追い出し部屋」が氾濫する今の世の中、嫌らしいっちゃ嫌らしいし誉められた手段ではないですがここよりひどいやり方で解雇へと追い込む会社はほかにいくらでもあります。

 仮に今回社員をまとめて切るに当たり何のプレミアムもつけないというのであれば話は別でそれだったら私も全力で応援しますが、投稿によると6~12ヶ月分の特別退職金が出されるようだし、正直言ってまだマシな方なんじゃないかなと思ってしまいました。
 というのもまた不幸自慢になってしまいますが私なんて前の会社で問題のある行動を取った中国人ローカルスタッフを叱った所、スチール棒で殴られて顔面出血したにもかかわらず病院に連れていってもらえなかったばかりか、「叱ったお前の方が悪い」などと逆に怒られ、問題のローカルスタッフはお咎めなしになりました。さすがにふざけるなと会社上層部に言ったところ特に引き止められることなく退職を促されたのでそのまま辞めましたが、退職に当たりプレミアムは何もつけられなかったばかりか、日本にも帰らず中国現地で退職したため確認してませんが勝手に自己都合退職にさせられたことでしょう。有給消化についても何も言われませんでしたが、どうせ暴行してもお咎めなしになるなら目玉の一個でも抉り取っておけばよかった。

 多分一般の感覚からしたら私の体験の方が異次元なので比較対象はよくないでしょうが、日本国内の現状を考慮してもこの件に関してはシチズンは広州の件といい嫌らしいと感じはするものの特段かばい立てするような案件には思えません。個人的には同情はするものの、会社に用済みとされたら捨てられるのが社会であり厳しい現実であると私は考えており、頑張って這い上がってこいとしか言えません。
 まぁ死んだら死んだでそれはそれで楽なんだけどね。

11 件のコメント:

  1. 上記コメントを投稿した者です。
    新しい記事読ませていただきました。ありがとうございます。
    あれから有識のある友人や機関に相談しました。
    結果として花園祐さんのおっしゃられるとおりだなという結論です。
    そういう時代なんですね。
    あくまでも過去の事例を相対的比較したり、特別退職金や再就職支援を見ると。
    不誠実である部分はあるにせよ。
    香港での話を聞くと比較するのは変ですが驚く限りです。
    最初に投稿した長文に関して引用したものは長すぎるのと生々しい部分もあるのできれば削除をお願いしていいですか?
    後からの短い文章であれば削除しなくてもよいかと思っています。申し訳ありません。
    今回の件で法的な部分の勉強になり次の人生に生かせると思っています。

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    1.  ご返信ありがとうございます。
       個人的には同情しますが、これ以上は深く拘泥せずもっと新天地を目指すなど前向きになった方がいいと思われます。この記事で引用している最初の長文コメントについては削除することで了解しました。
       個人的にシチズンについては広州での一件以前にいろいろ思うところがあり、実は嫌いな会社だったりします。以前持っていたシチズンの腕時計も投げ捨てましたし、変な会社であるというのは私も同感です。

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  2. 話園祐さん、記事を投稿した者です。
    コメントの削除の件で手間をおかけしまして申し訳ありませんでした。
    私のコメントに対して的確な要約文がのくるだけで十分の思いです。とても励みになります。新しい新天地を目指しがんばろうと思います。
    ありがとうございました。

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  3. お、都合の悪いコメントは削除か、自分の母親を随分と
    ののしっていたけどお前も同レベルだな、もう一度書いてやる

    叱ったじゃなくて殴っただろ、自分が被害者気取るのに
    都合が悪い部分をぼかすなよ、卑怯者

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    1.  先程のコメントはもしかして自分に向けて書かれていたのでしょうか?てっきりほかの人と間違われたのではと思い削除しました。
       ここ数年で他人殴ったことは本当になく、この記事でも書いてますがスチール棒で殴られて流血はしました。もしかしてスチール棒殴った本人?だったらひさしぶりー。

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  4. とぼけていればごまかせるって考え方が幼稚だわ
    第一やめることになったのはどっちだ、考えてみろや

    日本の企業でも実家でもトラブル起こしてるのはてめーだし
    誰も味方にならねーじゃん
    それがお前のすべてだろ、せいぜいマウス投げてぶっ壊しとけよ

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    1.  否定しないってことはやはり君か。っていうか自分はこの件が起こる数ヶ月前から転職活動して内定得てたからこの件だけで辞めたわけじゃないよ。っていうか、もしかしてあの程度撫でただけで殴られたと思っているのであれば、念のためまだ連絡取っている同僚に確認を取ってみるけどどうかい?よければ昆山いくでー。

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  5. 横槍で失礼しますが、撫でたとはどういうことでしょう?
    結局のところ上記の一件は管理人さんが先に手を出したという認識でよろしいのでしょうか?

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    1.  面倒くさいけど一応お答えしますね。
       以前にも注意した行為を繰り返したので再び注意したところ突然私に向かって罵倒し始めたので、少しきつく言い含めようと廊下に出るよう伝えたら椅子から立ち上がろうとしなかったので、横に来て軽く服引っ張っただけです。あれで暴行になるなら、あらゆるボディタッチが暴行になるでしょう。
       そしたら突然私に向かって体当たりしてくるなど暴れ出したので一旦取り押さえて話したら、今度はスチール棒持って私に殴り掛かってきました。それで顔面から出血もしたものの、さすがにこれでこっちも殴りかかったら問題だと思ったのと、凶器的に致命傷にはならないと判断して受け続けたところ別の従業員が間に入って止めた、というのが事の顛末です。
       事件直後に凶器や怪我具合などの写真入りで日本の本社に報告書出しましたが特にその後訂正要求は来ず、第一、その場に別の従業員もいたんだから私が嘘ついてもしょうがないでしょう。ただ当時の現場の日本人責任者がカスで、何故かその中国人従業員を庇ったためどうも本人も勘違いしたみたいです。
       もっとも、そのカスな日本人責任者は私がわざわざ指摘してやったのにその中国人従業員のスクラップ横流しを黙認しましたし、会社資金の横領も指摘したら何故か私に金握らせて黙認するように要求してくるような人間で、すぐその後更迭されて日本で無役になったそうです。っていうか退職の際にビザ更新手数料を私に払わせてきたので、次日本帰ったらこの人訴えようかなと検討してます。
       その後ですが次の責任者はまともな人だったため、この前にその中国人従業員を業務上横領で解雇してます。これまでの損害としては多分億単位までいってたでしょうね。
       また上記コメントの直後に本人に連絡しましたが知らないととぼけてました。まぁあの現場にいた人間から考えれば一択ですし、叩けばいくらでも埃でるのでほっといていいんですが。

       こんだけ書いといてなんですが、どうせ聞かれるなら記事内容に関する方がうれしいですね。そっちの方が建設的ですし。

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  6. 先ほどの匿名です。スマホから失礼します。
    わざわざ長文での説明ありがとうございました。
    嫌な記憶を思い出させてしまい申し訳ありません。

    ただ今回の私のコメントで気分を害したのは分かりますが、それだけでアク禁にするのは勘弁していただけませんかね。
    返信を読もうにもスマホがなかったら読めませんでしたよ。

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    1.  これは失礼しました。頻繁なアクセス回数から当事者ではないかと考え処置しました。さきほど指定から外しましたので恐らくもう大丈夫かと思いますが、もしまだ駄目だったらお手数ですがまたご連絡ください。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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