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2017年3月31日金曜日

外務省とゴルゴ13の謎のコラボ


「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」(外務省)

 先ほどメールを開いたところ「【上海総】ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」というタイトルのメールが入っており、「なんやこのスパム?」と一瞬疑いました。よくよく発信元を見ると、私も登録している上海総領事館からの中国に関連する安全情報を発信するアドレスから発信されており、中身を開いたところ上記リンク先のページを開設したのでよろしくぅ的な内容が書かれてありました。その内容というのも、海外安全情報について外務省とゴルゴ13がコラボしたという身も蓋もない内容でした。

 上記のYoutube動画は今回のコラボのいきさつについて外務省職員の方が直々に説明するというのもので、より効果的に中小企業関係者へ渡航地の安全情報を伝える「たびレジ」というサービスと、ゴルゴ13のキャラクター性がマッチしていると考えたためだと話されています。曰く、ゴルゴ13は作中でも自分が臆病であると度々述べており、そのような慎重な姿勢こそが渡航地での危険から逃れる上で大事な姿勢だと考えたそうです。深くツッコんだら負けだろうけど、後付けじゃね?
 既にコラボは始まっており、リンクを付けた外務省のページからゴルゴ13が外務大臣から依頼を受ける場面や、パキスタンでの爆弾テロをテーマにした漫画が公開されています。ほかのコラボでもそうですけど、こと解説役であればゴルゴ13はよく機能するなぁって気がします。

 ただそうしたこと以上に私が着目したのは、上の動画に出てくる外務省職員の方の話し方です。普通に聞き取りやすい話し方なのですが、ゴルゴ13の作者であるさいとうたかを氏の言葉を引用する時だけ何故か関西弁になります。しかもめっちゃうまい。
 最近語学関連の仕事すること多くて周りにもその筋の方が多くいるのですが、そうした影響からかイントネーションとかそういうものに敏感になっており、ちょっとした発音の違いとかがかなり気になるようになっています。そんな私からしても見事な関西弁、どっちかっていうと上品な方の大阪弁の様に聞こえ、外務省にもいい人材はいるんだなぁと変に感動しちゃいました。

 一応最後によいしょというか真面目な話をすると、各国の領事館なり大使館サイトへ行けば現地の危険情報とかを自動で配信するメールサービスの登録を受け付けています。また同じサイトで出国登録をしておけば万が一現地で行方不明になった際に身元の確認が迅速に行われるので、数ヶ月単位で海外に滞在するという方はきちんと登録しておいた方がいいです。もちろん私も登録していて、記者時代はここからの配信メールを元に記事とかも書いてました。意外といいネタ元になるんだよなぁこれ。

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