別に隠しているわけではないのですがこれまでの生涯で私は卒業論文を4本書きました。1本は自分ので、残り日本はゼミ同期3人の代行で、大学4回の時に計4本を書き上げました。一体何故こんなことをしたのかというと当時のゼミの教授とTAが全くやる気のない人物で卒論についても全く指導なんかせず、自分ならともかく文章トレーニングを受けていない他のゼミ生はこのままだとまずいだろうと判断したためです。
なお3人とも女子学生でしたが、このうち1人は私に相談するタイミングが遅く提出前日までもつれ込み、自分が執筆しているそばで寝始めたので「起きろっ!(; ・`д・´)」とガチで叱りました。後日、他の人に「あんないい人はいない!」と私のことを言っていたそうですが、そりゃそうだよとこの点に関しては謙遜とかそういうことする気にはなれませんでした。
・夏休みの宿題は何処へ向かうのか?(笑う蜘蛛の糸)
相互リンク相手の潮風太子さんに便乗しようというのが今回のネタですが、やはりご多分にも漏れずこの時期はどの家も子供の夏休みの宿題の対応で大変だそうです。この夏休みの宿題の内、大分昔にも書きましたが読書感想文に関しては基本的に読んだ本の内容を批判したりはせず持ち上げなければならない点や、「我が闘争」とかそっち系の本は選んじゃいけない点など若干思想統制が入っているだけにさっさと廃止すべきだという立場をとります。
ちなみにこれも前に書いた気がしますが、高三の夏になんでもいいから提出してくれと言われた友人は「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」を選んだら、これまで以上に力の入った傑作が出来てしまったと話してました。
話は戻りますがこの読書感想文にしろ自由工作や研究にしろ、結構親の影響が強く、それによって中身が変わってくる面が大きい気がします。中には自分一人で片づけちゃうのもいますが、自由研究テーマなんかガイドブックも出回っているし、読書感想文については潮風太子さんも書いているようにネット上でテキストが販売されていますし、親が代わりに書いて提出した表彰されたという話も実際に聞いたことがあります。中には稀代の劇画漫画家に代筆させた例も。
なお一回、「やらないか?」と読書感想文テンプレート執筆について打診を受けたことがありますが、めんどいので断りました。
何が言いたいのかというと、親がどれだけ子供の夏休みの宿題に介入するかによって出来合いが大きく変わってきてしまう面があり、それだったら変に創意創作なんかさせずにドリルなどを処理するようにした方が夏休みの宿題としてはベターなのではないかと思います。こちらも潮風太子さんのところに書かれているように、片親だったり、仕事で普段家にいない家庭は単純に夏休みの宿題では不利です。またこうした親の介入の強い宿題に教育的価値があるのかといったら、ないとは言いませんがもっと他に効率的な案はあると思います。
それこそ自由応募の懸賞形式にして、出したら成績面で色を付けるとか、企業などを巻き込んでそういう形にするのがいい気がします。あともっともやる気の出る、たとえば夏休み明けに誰が最速マシンを作ってきたかを確かめる「ミニ四駆大会」を開いたりしたほうが、先ほどの私の友人のように無駄に力入れてくる人間も出てくるかもしれません。
結論をまとめると、現状の夏休みの宿題は親の介入による影響が強く教育的影響からしてもどうかと思うので、もう少し形を変えてみては同かっていうことです。その上で創意工夫面ではある程度自由参加形式にさせて、子供らがやる気を出すテーマを作ってみてはというのが提案です。
最後に、中学の夏休みに自分はどんなゲームをしていたのかなと少し思い出してみたところ、確か中一の頃は「新スーパーロボット大戦」、中二の頃は「ジージェネレーション」、中三時は「ラングリッサートリビュート」をやっており、中三の九月には現在プレミアムの付いている「Serial Experiments Lain」を発売日に購入して遊んでいました。もっとも中三の夏休みは小説を投稿するため書いており、当時は手書きだったのでやたら時間がかかるのに親にユニクロ連れていかれてはよ帰って続きかきたいと言ってました。確か毎日2時間以上は執筆に使ってましたが、内容は今思い出すと大したレベルではないものの、ああして自ら取り組むモチベーションに関しては見るべきところがあったでしょう。
4 件のコメント:
こちらこそ毎回、
楽しみに拝読させていただいております。
誠に恐縮です(;'∀')
コメントがなぜか入らないこともあったりで、
タイムリーなコメントが入れられず、
歯痒いときもしばしば・・・
今回は入るとよいのですが。
最近は〇つけと間違いチェックまで、
親がやるところまでが「宿題」というモノが、
本当に昔に比べ増えました。
それ故に「親自体の教養レベル」がモロに出て、
教育格差が露骨な形で現れるように
なってきました。
このままいくと日本の義務教育での学力水準を
担保することが困難になるのは時間の問題かと。
ちなみに花園さんからみて上海の「下流層」の子たちの、
読書レベル(マンガも含め)やリテラシーって、
この10年ほどで劇的に上昇したのか逆か、
あるいは、もう絶望的なほどな現状維持状態なのか?
ちょいとお伺いしたいなと思います。
私の周辺にいる中国からの教育実習生のレベル格差の
なんと激しいことかと・・・
読解力、理解力・・・ある傾向は「仮説」として、
あるのですが裏付け参考ご意見として、
お伺いできればと存じますm(__)m
上海もまだまだ酷暑のようですので、
花園さんもくれぐれお身体ご自愛くださいませ。
ではまた。
「本読みHP」というサイトで 読書感想文は1行よめば書ける というコラムがありました。
これを読んで私は目から鱗が落ちました。このコラムを小学生の時に見ていたら、読書感想文
を書き上げるのに苦労しなかったのにと思いました。 また、このサイトには「大造じいさん
とパンチラ」という小説もあります。 これは「大造じいさんとガン」のパロディ小説であり
大造じいさんを猟師から盗撮魔に、ガンをコギャルに置き換えています。 大造じいさんが
コギャルのリーダーにむかって「おまえのパンチラをひきょうなやりかたで撮りたくはない。
こんどはどうどうとたたかおう」と叫ぶ場面では大爆笑しました。
いつもお世話になります。どうもiPhoneとかでブラウザがSafariだとコメントが入らないことがあるそうです。記入される際はあらかじめコピーを取った上、なるべく別のブラウザからがいいかもしれません。
以前も全くないわけではないですが、親と子の教養の相関はどんどん強くなってきていると感じます。むしろ以前が異常だったのかもしれませんが、教育の平等性については思うところが増えてきていますね。
ご質問の上海の「下流層」の子供についてですが、前提を覆してしまうと、上海の子供である時点で中国では「上流層」に入り、他の地方と比べてたら雲泥の差があるため、「上海の子供」と仮定して話します。単純にこちらの子供も以前と比べたら本とか読まなくなってきているとされ、傾向としては日本の子供に近い気がします。学力自体は理数系を中心に教育熱の高まりとともにけたたましく向上していますが、その分かつてと比べると起業を考えたりする子は減るなどガッツがなえてきています。
一方、上海以外の地域では未だ教育格差は激しく、できることできない子の差は激しいです。ただそれは中国人全体にも言え、同じ業種の資格保有者でも、上と下の実力差は大きいとよく聞き、逆に日本人は全体として平均的な実力に収斂しがちだそうです。
割と読書感想文は決められたテクニックに従って書けばいいものが多いですね。一方でその決められた定石外すと評価されないので、自分は生徒時代はあまり評価されたことはなかったです。
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