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2022年1月26日水曜日

年収200万円台時代に到来?

 本題と全く関係ないプライベートな話題だけど仕事で3万字の中国語レポートを2日で翻訳してのけてマジホッとしています。なにも2日でやらなくてもよかったけどこういうのって作業期間が延びれば伸びるほど後半だれてくるから基本的には2日以内でやるようにしてます。っていうかこのサイズだと、日本語で3万字模写するだけでも大変な気がする。

 話は本題ですが、ちょっと検索で出てきませんが前にどっかで見た記事で「今やかつて森永卓郎氏が唱えた年収300万円時代どころではなく年収200万円時代である」という評論記事を読みました。確かにそんな感じするなと思うと同時に、確か2003年の小泉政権時代にその年収300万円時代を唱えた森永氏は今どう言ってるのかと思ったら、本人が先に年収200万円時代を語ってました
 ただ、結果論的には森永氏の言う通りに2000年代に入って以降は年収が300万円台で頭打ちする層は実際に激増した、というか400万円が一つの大きな壁になっていたと自分は思います。ちょっと古いですが数年前の求人サイトとか見ても募集賃金は基本300万円以下と書く企業が多かったし、逆に400万円以上を保証する求人はてんで見ませんでした。まぁ「800万円行けるかも?」的な怪しい求人は見たけど。

 そういう意味ではいくらか脚光を集めるためにややセンセーショナルに書いた節はあるものの、森永氏の先見は見事に的中したわけです。そうなると今の森永氏が語っているように、今後はさらに落ち込み、年収200万円台が30代、40代でも一般的な賃金となり、20代なんかは年収100万円台も夢じゃないみたいになってくるのかもしれません。っていうか、そうなると私も本気で思っていますが。
 むしろ今の私の目からすると、日本のサラリーマンの給与はマジで半分でもいいんじゃないかとすら思います。というのも中国だと競争の激しさゆえか、複数言語を使い分けたり、かなり高度な技術を持っていながらも、賃金格差もあって日本人より安い給与で働いている人が少なくないからです。ただそれ以前というか、日本の会社を見ていると仕事をきちんと配分できずに本当に全く働いていない、機能していない人も珍しくなく、その組織への貢献と賃金が連動していないにもほどがある点が前から不思議でなりません。

 実際にアイスのスーパーカップを日本滞在中は毎日食ってたと豪語する日系企業勤務経験のある知り合いの中国人女性も、「日系企業に勤務していた頃、何も働いていないし貢献もしていないのに給料をもらうのが申し訳なかった。自分でも貢献しようと思って仕事を手伝おうとしても手伝わせてもらえず、本当にやる意味あるのかと疑問に感じる妙な雑用ばかりやらされていた」と話してましたが「Me too案件(σ・∀・)σゲッツ!!」と自分も同意してました。
 私自身も日本で働いていた頃は、「もうやらないか、外注に任せた方が安上がりだろこれ」と思うような無意味な作業ばかりやらされてて、少なくとも給料分の仕事はしていなかった、否、させてもらえていませんでした。私は単純事務作業が極端に早いのだからそういうの振ったりすればいいのにそういうこともせず、そもそも振るような仕事もないのになんか自分を雇っていたような感じもして、周りを見ていてもなんか同じような感じしました。

 ちょっと話がそれましたが、単純に労働貢献性、効率性で国際比較した場合、日本の賃金は不必要に高すぎるし、今後ますます国際競争にさらされれば賃金はもっと下がり、年収200万円が当たり前、300万円もらえれば高給取りという時代が後5、6年くらいで来る気がします。というより、来ない方がむしろ不健全だとすら思います。
 そのような時代について上記の森永氏は、あまり悲観せず、その年収に合わせてライフスタイルを変えてけば余裕余裕みたいなことを上のリンク先の記事で書いていますが、これに関しては深く同意します。その上で、「年収300万円以下で、普通暮らしていけるわけない」みたいに煽って、社会全体にストレス振りまくような連中と比べれば好感が持てます。


 で、案外というか、もうそういう風に世の中動き始めてるんじゃないのと思わせられたのが上の記事です。真面目にこれからの日本のマーケティングでは、年収200万円台の人がボリュームゾーンとなってくる、っていうかもうなっているのかもしれません。
 ちなみに自分は上司から、待遇をもっと良くするから頑張ってなどとこのところ言われていますが、「お金いらないからもっと従業員増やして楽させて(´;ω;`)ウッ…」という問答を延々繰り返しています。

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