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2021年12月25日土曜日

中華カップ麺:過橋米線


 本題と関係ないけど上の広告画像の男の顔、ほんとムカつく顔してんなと思いました。ハラスメントする側の人物描いてんならわかるけど。


 でもって本題ですが、今日湯豆腐でごはん1合食べたけど風邪ひく前なのかやたらおなかすいたので、今日かっておいた上のカップ麺を追加で食べました。普段そんなにカップ麺食べる方ではないのですが、色々食べて記録残しておけばあとでまた中華カップ麺総評みたいな記事にまとめられるかもなと思い、なるべく珍しそうなのを選んでおきました。

 それで今回買ってきた「過橋米線」ですが、中国語で「米線」とは「ビーフン」という意味で、実際このカップ麺も中身はビーフンでした。まずお湯煎れる前に若干ビビったのは、スープの素やザーサイなどの具材だけでなく、ビーフン本体や謎肉とかも袋詰めされてて、計5袋もの構成になってました。そのためお湯煎入れる前に袋開けるだけでも結構時間取られました。


 それでお湯注いだ後がこれ。見ての通り真っ赤っかです。
 何もこれに限らず、中華カップ麺は基本スープが真っ赤で、辛味ベースな味となっています。最初に書いておくと、全部辛い系の味付けで同じようなスープと具材なため、中国のカップ麺業界の同質化は自分から見ていて異常なほど深刻です。直近のデータを調べてないですが二年くらい前に調べた時はやはりそうした同質化が一因となったか、消費量がこのところ落ちてきているという統計になってました。

 話を戻し今回のカップ麺を食べた感想ですが、やっぱり味は激辛とまではいかないまでもビリ辛で如何にもな中華カップ麺な味してて、スープについては何故工夫しないのかと疑問すら覚えてきます。
 一方、麺、っていうかビーフンに関してはいい方向に裏切られました。インスタントだからてっきりパサパサで切れやすい麺になっているかと思いきや、思いのほかコシが強く、噛み応えもよければその味もスープとうまく絡んで意外なほどおいしかったです。分量も結構あり、これ食べてようやくおなかいっぱいになれました。

 このほかだと、今回改めて自分も気が付いたのですが、具材に関しては日本のカップ麺とは比べようもないほどレベルが低いです。謎肉に関してはこのカップ麺に限るわけじゃないですが味も歯ごたえも悪く、またザーサイも切り方が細かすぎるせいか、麺を少しかき混ぜるとほぼすべて一気に底へ沈み込み、浮かんでくることもないため麺をすすってる際にはほとんど口に入りません。もう少し大きく切り分けていたら、麺をかき混ぜる度にいくつか浮上してくるのではと思うのですが、この辺の具材の処理の仕方では日本と中国で雲泥の差を感じます。
 あと単純に、具材自体がそんなおいしく感じられないっていうのは昔からです。

 結論をまとめると、麺に関しては意外なほどしっかりしていて感心させられたものの、スープは保管カップ麺と全く差がないほど工夫がなく、具材も同様に沈み込み、流しにスープ流す時に排水溝のの口をふさぐくらいまとまって出てきます。スープまで全部飲んだら違うかもしれませんが、あのピリ辛味のスープを全部飲む気にはなれません。

2021年12月23日木曜日

自我があるがゆえに淘汰される日本の現状

 かねてから世話してきた中国人留学生が大学卒業を控えるものの内定がなく、今月に入ってようやく自分に泣きついてきたのであれこれ入れ知恵しています。自分の入れ知恵もあって先週の面接は突破し、今日の二次面接もそこそこ好感触を得ているそうですが、この面接対策の際に自分が何度も言った言葉というのも、「俺のアドバイス聞いて役に立つのか?」でした。
 というのも、私自身も新卒時の就活では非常に苦労し、エントリーシート分を含めると100社超からお祈りされてこの際、新興宗教「内定ない」教の教祖にでもなろうかと思ったくらいです。なお中国勤務ファーストツアーを終えた2013年の再就職時も100社超に落ちていますが、今現在はその時落とした全会社、下手すりゃ全部の会社をひっくるめた以上の規模の組織に属していて、人間何がどうなるかわからないものだなという気がします。

 話を戻すと、自分が就活においては明らかな劣等生だったという自覚もあって、自分でやっときながらそのアドバイスには若干自信がありませんでした。もっとも向こうからは、「大学の就活相談窓口よりは頼りになる」とのことで、確かにそいつらよりかは珍しいことはちょっと言えるかなと自信取り戻しました。

 そうした就活アドバイスを通して自分でも再発見したというか、突き詰めると自分が何故就活であれほど苦労したのかというと、日本人離れした極端に強い自我が原因だったのかとこのところ考えています。

 この辺の自我の話はこのブログで何度もしていますが、まず大前提として日本の義務教育は子供の自我を完全に取り除く、叩き潰すことを究極的な目標にしていることは間違いありません。これは話した人間全員が「その通り!」と自分でも驚くくらい同意される意見なので、多分あってるでしょう。
 その上で、日本の教育現場における自我の形成に関して大学が唯一の期間であり機関になっており、この辺が各大学のスクールカラーの形成にもつながっているのではないかと思います。

 ただ、大学在学中にようやく形成し始めた自我を再び叩き潰すのが就活になっている気がします。基本的に就活というのは、面接官が期待する答えを言えるかどうかが重要で、どれだけ内容が優れていたとしても、想定リスト外の答えしてくる人間は無価値と扱われて排除される傾向があります。詳細までは言いませんが、やはり見ていてこういう答えを期待しているのだろうなというのはすぐわかるのですが、だからこそ自分はそういう答えを敢えて選ばず、別の答えを言っていました。理由は単純に、自分は他の人間と違うことをはっきり示すためでした。

 結局はこういうところで、慣例に従わず無駄に自分の頭で考える癖が自分の首を絞めていたのでしょう。その上で、基本的に日本人は自分の考えで行動する自我の強い人間をまず嫌っており、私自身も子供の頃の時点で自分はどうあがいてもマイノリティに属さざるを得ないとはっきり自覚しており、その辺が自分でも異常と感じるほど弱者に対する憐憫的行動を多々取る理由だとも見ています。
 もっとも、この前そんな弱者から強者に見事ランクアップした奴がいて、貸した金の一部がちょっと戻ってきました。ぶっちゃけそいつには累計で150万円も援助してるだけにガチホッとしてますε-(´∀`*)ホッ

 話を戻すと、基本的に日本で生きる上では自我はなければない方がいい、あればあるほど迫害めいたものを受けることになると、そこそこの年齢重ねた上で自我が強いと自覚する自分は言います。世の中や組織に疑問を持つ人間よりも、持たない人間の方がその組織外でも歓迎されるし、余計な苦労も重ねずに済むでしょう。
 そこまでわかってるのにという点については、別に自分は自我を強めようと意識したことは知識に対する追求と違ってこれまでに一切ありません。断言してもいいですが天性のもので、生れ出た時点で他の日本人がまず持たないであろう考えや思考をするように自然になってました。そういう意味ではやや被害者意識が強いだけとも感じるものの、自らはマイノリティであると早くから自覚していた点については能力としては認めるものの、小賢しさも若干覚えます。

 じゃあそんな自我なぞ捨てればいいのではという点については、単純に自由と同じだと考えています。比喩としては知恵のリンゴのがいいかもしれません。
 もっとも創世記の知恵のリンゴは、本当は「果物」としか書いていないようで、実際はリンゴじゃなく多分イチジクらしいです。

 就活で苦労していた時、ロシア語の講師から「当たり前じゃん、あんた愛想ないもの」と言われ、これは「うちらの業界だと誉め言葉だ」と言われましたが、言われた当時は結構ハートに来てました。ただようやく今になって、この「愛想がない=はっきりとした自我を持っている」という意味だと分かり、やっぱ語学屋なだけにそれに近い属性の自分についてよく理解してくれていたんだなと思います。

2021年12月22日水曜日

一番記憶に残るラスボス

 最近疲れているのか、ゲッターロボの主人公三人組がラーメン三銃士にみえてしまうことがあります。ただぶっちゃけ、二人目と三人目はどことなく面影があるような。

 話は本題ですがRPGゲームにおいて何が一番大事かというと、壮大なストーリーとかヒロインとかいろいろ要素ありますが、極端な話で言えばラスボスが一番大事じゃないかという気がします。どれだけいい内容でも最後のラスボスがしょぼかったり、戦闘自体は白熱しても主人公と対立した理由がクソしょうもない理由だったりすると、作品全体で一気に価値が暴落します。終わりよければすべてよしではないですが、ラスボスが駄目だったらすべてダメになってしまうところがRPGゲームにはある気がします。

 いくつか具体例を出すと、真っ先に思い浮かぶのは「幻想水滸伝2」のルカ・ブライトという悪役です。彼自身は実の父親を毒殺したり、戦争を引き起こすため味方を虐殺したり、「豚は死ね!」とか言ってみたりと残虐な一方、個人戦闘力が化物みたいでぶっちゃけ彼一人で戦争に勝ってしまうようなところがあり、日本RPG史上でも屈指の悪役キャラであると今でも超人気です。
 ただ唯一の問題として、彼はラスボスではなく中ボスで、一応彼を倒した後もそこそこ盛り上がるものの、作品全体で一番盛り上がるのはやはり驚異の三連戦ことルカ・ブライト戦だった気がします。名作っちゃ名作だったけど、幻想水滸伝2はルカ・ブライトがラスボスだったらまた別の形の名作になっていた気がします。

 逆にラスボスが良くて盛り上がったという作品としては、ファイナルファンタジー7のセフィロスじゃないかと思います。このキャラはイケメンで単独でも人気があり、またストーリー序盤から強い存在感とともに暗躍し続け、また主人公たちも彼と戦うはっきりとした理由があるだけに、FF7を名作たらしめている要素になっていると思われます。敢えて欠点を挙げると、ラスボスとしてはやや弱い方のキャラで戦闘があんま盛り上がんない点です。
 もっともラスボス戦のBGMは植松伸夫氏の作品の中でも傑作と呼ばれているのと、地味に一騎打ち(カウンターで仕留められるが)で決着つける演出は当時としては画期的でした。

 同じFFシリーズからだと、FF6のケフカはややダメな例になるでしょう。序盤から憎たらしいキャラとして登場し続けるものの、いまいち彼が狂った理由がはっきりしないし、また世界を滅ぼそうとしている理由もあいまいなため主人公側も彼と戦う理由がよくわかんなかったです。でもってラスボスとしてはクソ弱く、実際に全キャラにドリルを装備して挑んだ小学生の私が唖然とするほど弱く、消化不良感が半端なかったです。このFF6も、魔大陸に行く中盤が一番盛り上がってたような。
 それとFF9は私はやってないのですが、人づてに聞くと突如現れるペプシマンで、悪い意味でみんな唖然とするそうです。でもってみんな、「ラスト以外はいいよ」とFF9をよく誉めてました。

 さてそんな感じでラスボス批評を続けていますが、見出しの一番印象に残ったラスボスは誰かってなると、やはり「マザー2」のギーグじゃないかと思います。実際にプレイした人ならわかるでしょうが、ほのぼのとした糸井ワールドにそぐわぬ不気味という概念そのもののようなビジュアルしたキャラで、セリフも「ネスサンネスサンネスサンネスサン……」を始め、正体が一切わからない得体の知れなさで言えば日本RPG史上ぶっちぎりトップでしょう。
 敢えて言うなら、漫画の「ベルセルク」に出てくるゴッドハンドが「ドラえもん」ののび太の家に突如現れるような不気味さで、初見ではみんなびっくりするキャラです。その正体については様々な考察がなされていますが、最近見た中だと実はマザー3のあるキャラクターの成れの果てではという推測が結構面白く、改めてまたこのキャラについて調べていました。
 もっともマザー2については、ラスボス以前にゲーム全体としても名作ですが。あと印象はすごいんだけど、ラスボス戦が実質イベント戦ってのはちょっと惜しかった気がします。

 このほか気になったラスボスを挙げると、あんま遊んだ人はいないでしょうが「ラングリッサー4」のラスボスも最初から因縁ある相手なのと、最終ステージがかなり激ムズだったということで、倒した時はやばいくらい興奮しました。やっぱ感情移入して憎いと感じるラスボスほど達成感があります。
 逆に続編の「ラングリッサー5」は、なんか宇宙にある変な機械が実質的なラスボスで、作業感満載で超つまんなかったです。

 最後もう一つ、いい意味で印象に残ったラスボスとして「サガフロンティア2」のエッグがいます。このキャラも序盤から登場、っていうか主人公のウィル・ナイツの一家を3代にわたり呪い続け、作中世界で100年近く騒乱を引き起こし続けた諸悪の根源の中の根源ともいう敵キャラで、ストーリーの絡み具合で言ったら本当に屈指の存在でした。
 具体的にはこのエッグによって主人公は、両親、叔母、恋人(分岐によるが)、息子が死に追いやられることになり、そんな憎いことこの上ないエッグを、世代を超え、ウィルの孫のヴァージニア・ナイツが叩き割るという最後の展開は非常に興奮させられました(*´Д`)ハァハァ

 しかもこのエッグの場合、非常に強く設定されていてラスボス戦も白熱します……というと聞こえはいいですが、実際には強すぎてゲームが詰む可能性も高く、やりすぎなところがありました。特に設定ミスでほぼ確実に石化をつけてくる特殊攻撃とか、「世界の合言葉は森」と幻想的な技名ながら目を疑うかのようなダメージを叩き出してくる攻撃など、自分も初めて立ち向かった際は「頭おかしいんじゃねぇのか?」と本気で思いました。っていうか攻略情報ないと絶対に攻略無理だった。
 サガフロ1がこの前リメイクされて好評を博しているようですが、サガフロ2ももっとマイルドなシステムにして、むしろ現代のこの技術できちんとリメイクしてもらいたいものです。もっともマイルドにするにしても、「お呼びじゃないのよカス野郎!」などのサガらしいセリフは残すこと必須ですが。

2021年12月20日月曜日

中国オフィス記事の裏側

一等地でも空室だらけ、中国のオフィスビルがガラガラだった(JBpress)

 正直目を開けているだけでも苦痛を感じるくらい疲労しているので簡単にまとめます。
 恒大問題など中国の不動産は個人向け住宅販売ばかり目を向けられるのが嫌なのと、地味にこちらの方が中国不動産業界の問題として大きいのではないかと思い、書くことにしました。

 友人にも指摘されましたが、空き室率について過去の比較データがないというのは自分でも非常に良くないと感じています。できればグラフの一つは用意したかったのですが、月次で直近までデータを後悔しているシンクタンクがなく、またあっても2020年までと古いのしかなかったために、JLLのレポートデータだけ引用することにしました。
 まぁJLLなら権威あるし、一つの機関が全国についてまとめてくれているのでこれはこれで価値あるデータですが。

 なおその空き室率の数値について補足すると、中国では15~20%が健全な水準とのことで30%言ってるからヤバイということですが、直近の東京のオフィス空き室率は大体6%台です。この点についてヤフコメで指摘している人がいて、30%なんて想像もつかないけど大丈夫なのと書かれてあり、良いコメントを書いてもらえました。そのコメントとはまた別のコメントではもっといい内容があり、曰く、資産税がないからこれだけ空きがあってもやってけるのだろうという指摘がされていました。
 実はこの指摘が、敢えて書きませんでしたが今回の記事を読み解く重要なポイントだったりします。日本と比べると中国の商業不動産オーナーが支払う運転費用は施設維持費だけで、資産税がない分、日本より資金的には楽だったりします。上記コメントをした人は、中国では今後資産税を導入しようとしているがそれでどうなるのかとも書いていましたがまさにその通りで、商業不動産に関しては結構逆風が吹いているような状況だったりします。

 上のコメントを読んでみて自分も、改めて資産税の影響というものについて考えさせられました。逆から見れば資産税があるからこそ空きを出さないための工夫、具体的には競争が起こり、その結果として日本みたく低い空き室率が維持されているところがあるでしょう。一方で、資産税の分だけ賃料に上乗せがされる面もあり、消費者も資産税の負担を被っているところもあると考えると、またどうしたものかと思えてきます。

 このほか今回の記事のポイントとしては、自分の肌実感も書いてある点でしょう。本当に夏ごろまでは見ているこっちが大丈夫かと思うくらいテナントの埋まっていないショッピングモールが多かったですが、秋ごろより段々と埋まり始め、アピタの島忠が撤退したスペースもこの前見に行ったらテナントが入る準備をしていました。
 多分今後はある程度は回復するだろうけど、それ以前に中国の商業不動産は新規供給が多いため、地味に住宅よりもこっちの方が爆弾抱えている気がします。

2021年12月18日土曜日

逆転生するキャラの特徴

 諸葛亮が現代に転生するという漫画の「パリピ孔明」の1~2巻が無料中だったのでダウンロードして読んでみましたが、どっかの「一騎当千」な漫画と違ってちゃんと原作の諸葛亮らしさを上手く現代ネタに溶け込ませていたので、そこそこ面白く感じました。「一騎当千」な漫画はさすがに三国志知らないにしてもひどすぎた気がします。

 その上で、この作品読んでて思い出したのは、タイトルは忘れましたが明治の文豪である森鴎外が現代に転生するという小説です。この作品で森鴎外は、女子高生に本名が森林太郎だから「モリリン」と呼ばれながら携帯電話(当時のガラケー)を使いこなしたりするという話なのですが、こうした過去の時代の人間が現代に転生する話だと諸葛亮や森鴎外のように、やはりインテリキャラになりがちなのかもと思いました。
 何故インテリキャラが使われるのかというと、話の必然的に現代の機器や技術を学ぶ必要があり、そうした学ぶ姿勢がはっきり出るキャラじゃないと成立し辛いところがあるからじゃないかと思います。それこそ張飛とかが現代に転生しても、パソコンとかスマホを使うイメージ持てないし。

 もっとも張飛が現代に転生して、RIZENとかで朝倉未来と戦ったり、鉄球ドッチボールする等という話なら面白くなる気がしますが。

 話を戻すと、上記のように過去から現代ならインテリキャラが使われやすいですが、その逆で現代から過去へ転生するというのならどんなキャラが多いのかなとも考えてみました。真っ先に浮かんだのはまた漫画の「仁」の主人公で、実際にこの作品は読んだことないけど医者という職業上のスキルを幕末にフルに生かすことになるキャラになっています。基本的に現代人の方が過去の時代の人と比べて知識などで勝ることが多いため、むしろ一点物のスキル、上記のような医術や馬術といった何か特定の技術を過去の時代に活かして活躍するというキャラが過去に転生しやすいなのかなと見えてきます。

 ならこの手の一点物のスキルで過去に転生したら面白そうな人はいるかなと考えたその時、天啓が降りてきました。それは誰かというと、永遠の中間管理職こと漫画の「カイジ」シリーズに出てくる利根川幸雄(トネガワ)です。
 悪徳消費者金融会社に勤めるトネガワですが、彼が過去の時代、具体的には江戸時代に転生してどっかの会長によく似た悪代官の腹心となり、天領の農民からあの手この手で搾取する、でもって目付に詰められるのを上手く切りかわす話なんか結構ありなんじゃないかという気がします。っていうか、農民のキャラとかまんまカイジの絵柄がそのまま使えそうで、スピンオフとしてそこそこいけるんじゃないかなという気がします。諸大名の接待でいびられるとかいうのなんかすぐ想像できるし。

 こう考えると、本当にトネガワはなんにでも使えるキャラクターだなという感じがします。あのカイジの第一部は実は思い出があり、連載当時によくゴミ捨て場とかから拾い読みしていたヤンマガをパラパラ読んでいた時、ちょうどEカードをやっているところで出会いました。当時はなんか妙な絵柄の漫画だなぁと感じつつ、やたら心理描写が細かく書かれていて、よくわからないけど強く印象に残る漫画だと思ってみていました。まさかその漫画が未だに続いていて、こうして様々なスピンオフまで作られるようになるとは当時思わなかったけど。

2021年12月16日木曜日

三井住友カードからの不審なメール

 今日会社の昼休みに余った時間に昼寝してたら、夢の中か何かで反応したのか急に足ピーンっとなって机の内側を蹴飛ばし、周りの人間を無駄に驚かせてしまってました。今までこんなこと一度もなかったのに(;´・ω・)

 話は本題ですが、今日メールボックスを開いたら送信者名が「三井住友カード」となっているメールが来ていて、さっそく中身を開いたところ一見して不審な内容であり、詐欺メールか何かではないかと思いました。具体的なその文面配は以下の通りです。

*******************
内臓おろし 様

平素より三井住友カードをご利用いただきありがとうございます。

*******************

 なんだよこの「内臓おろし」、 っていうのが第一印象です。
 いくらなんでもふざけ過ぎた呼び名だし、それをメールの文面に普通出すのかといろいろ疑問に思うし、詐欺メールにしてもおかしいにほどがあると当初思いました。

 しかしその後の文面を見ると、通知に関する規約の変更について真面目な内容が書かれてあり、アクセスを誘導する妙なリンクもつけられていません。これは一体どういうことかとしばし思案に暮れたところ、「内臓おろし」とはかつて自分が設定したニックネームだったことを思い出しました。

 そもそもこの三井住友カードですが、入ったところ約束した給与を支払わなかったため2ヶ月で辞めたマジふざけた会社に入社した際に三井住友銀の口座作らされて、加入したカードでした。しかし私のメインバンクは「世界ふしぎ発見」並にカードをボッシュートするみずほ銀行、ではなくて三菱UFJのため、その会社を離れてからは一切使うことない休眠口座となっています。
 ちなみにその三井住友銀の口座を作る際の申請書類で、本人署名欄に貿易事務時代から使っているローマ字でのサインをしたら、「外国人以外にはローマ字でのサインは認めない」という妙な人種差別を受けて突き返されています。ぶっちゃけ今でも意味が分からない。

 話を戻すと、すぐ使わなくなったけど確か口座できてカードが送られてきた際に、一緒に添付された案内に従ってWeb登録みたいなのを確かやっていて、その際にニックネームだか表示名を記入する欄があり、「どうせ使わなくなるんだし」と思ってなんか適当に「内臓おろし」って記入していた気がします。前述の通り三井住友は口座もカードも一切使っておらず、この「内臓おろし」っていうのも全く見ないまま何年も過ごしているだけに、急にこうして忘れた頃にメールで呼びかけられると焦るに決まっています。

 ただ改めて考えるにつけ、こういう真面目な案内メールを本名ではなくニックネームで送るっていうのも、先ほどのローマ字サインといい、なんか三井住友って変な気がします。マジふざけてんのかと思いますが、ふざけている張本人は自分なだけに面と向かっては言えそうにないです。

2021年12月14日火曜日

自民の公明切り、維新との連結はあるか

 本当は昨日にこのネタも書く予定だったけど、頭文字Dの性転換ネタがなんか楽しくて書くの忘れていました。ちなみに今日も帰り道、「ここでは私がエンペラーよ!」などとセリフを考えてました。

 結論から言うと、これまで全く想定していなかったけど、案外自民が公明党を切って、維新の会と連立組むシナリオも今後は選択肢に入れていく必要があるのではと考えています。それにしても昨日は13日だったけど、正直「13日の金曜日」より「13日の月曜日」の方が恐怖感増す気がする。


 自民と維新の連立について最初に疑ったのは上の記事を見てからでした。出したメディアは当初は気にしてませんでしたが読売ですし、かつてナベツネが橋下氏のことを「ヒトラーのようだ」とお前がゆうな的なコメントをしたメディアがこういう記事を書く日も来るものだと思います。

 ただ上の控室共用の話の時点ではまだそんな気にするほどでもなかったのですが、昨日も書いた通りに例の十万円給付で岸田首相が、当初の謎のクーポン案を放り投げて全額現金給付を容認する姿勢を見せたのを見て、「ああ公明切るつもりなのか」と感じました。
 一体何故かと言うと、昨日にも書いていますが何故クーポン案にこだわったのかと言うと、まず間違いなく中抜きをやるためでしょう。なんか馬鹿などっかのメディアがクーポンにする理由を「現金だとそのまま貯蓄に回るから」と書いてましたが、地域振興券の時のデータ(配ったクーポンの分だけ貯蓄に回った)すら忘れる奴が出る時代になったのかとちょっと思いました。

 13日の月曜日に妙に仕事張り切ったせいか今日はガチ疲れてて話が頭文字Dのバトル並みに二転三転していますが、先ほど言った通りにクーポンにするのは中抜きをするためで、でもってその主力中抜き業者はこのクーポン案に異常なほどこだわる公明党(創価学会)系の業者じゃないかと私は見ています。彼らとしては前回選挙で費消した選挙資金を補充し、来年の参院選に臨むためにも、かなり譲れない点だったんじゃないかと言う気がします。
 何気に先週あたりから、この十万円給付に関して公明党関係者の声がほとんど聞かれなくなったのも密かに気になっています。

 話は今度は自民党目線に移りますが、世間の批判も多いこのクーポン案をなんで飲んだのかと言うと、連立を組む公明党の選挙協力が必要とされてきたからです。何気に公明党との連立は小渕政権に始まってますからかれこれ二十年くらい続いているものの、その選挙協力の効果はこの間、確実に落ちてきているでしょう。

 先の選挙もそうでしたが、このところがっちりとした支持団体の組織票が弱くなる一方、選挙ごとに立場を変える無党派層の投票が決勝を左右する選挙結果が増えてきているような気がします。これは無党派層が投票するようになったかというよりは、組織票の票数が減ってきていることが原因じゃないかと思います。こうした傾向の煽りを受けてか、公明党の選挙協力も前ほどの威力を見せなくなってきている気がします。
 その上で、前回選挙では関西地方で維新の会が連戦連勝を重ねた結果が大きく取り上げられましたが、この結果を見て、改憲方針を始め思想的にも近い維新の会との乗り換えを考えない自民党員はいないでしょう。またうるさいことは言わないけど、今後も付き合っていくべきかで公明党との距離感がなんか遠くなっている気がします。

 こうした過去の積み重ね、そして今回のクーポン案の実質的な放棄を見て、案外自民党は公明党を切って維新と組む可能性も出て来たんじゃないかなと思えてきました。もっとも一番可能性があるのは、公明党とは連立を維持したまま、維新の会が連立に加わるというシナリオでしょう。この場合、公明党が逆に自民と手を切って維新とのコンビで打倒自民に動くシナリオも後々の選択肢に入ってきます。

 最後にどうでもいいネタとして、もはや消滅状態にある社民党の元支持層は今どこを応援してんのかなと気になりました。関西地方は案外そのまま維新の会が吸収したのではないかと思いますが。