2008年5月27日火曜日

武田邦彦氏のシンポジウム 追記

 武田氏のホームページでも前回私が行って来たシンポジウムの内容がアップされたので(http://takedanet.com/2008/05/post_917a.html)、その内容に合わせて私の感想も述べようと思います。実際、前回だけじゃ書き足りなかったし。

 まず武田氏が挙げている他のパネリストからの主要な反論(1)の、
「 環境白書には「極地」としている中に北極の海氷や南極の氷は入らない」
 これは環境省の役人の方が言っていた内容ですが、この人に言わせると武田氏が環境省を批判する際によく使う環境調査機関の報告書によると、その報告書内の極地を武田氏は南極と北極だけを定義していると述べていましたが、環境省の人は報告書の別のページに、緯度と経度で極地の定義がなされており、その範囲は北極や南極だけでなく、グリーンランドやシベリアの陸地における氷についてあれこれ書かれてあると主張していました。この件に関しては武田氏も今後続報を出すと言っております。

 次に(4)の「環境負荷はお金の額とは比例しない」の件ですが、その言わんとする内容は、武田氏は環境を考えて生活の消費を控えても、その分余ったお金は別のものに使われては結局環境への負荷は一緒だということを言っており、結局どれだけお金を使うかが環境の負荷の大きさも決める比例関係にあると自著で述べています。しかし、たとえば100万円ガソリン代に使うのと、100万円食料に使うのでは最終的に排出される二酸化炭素量は違う、というのがこの意見の中身です。これについては武田氏も強く反論はしていませんでした。

 そして今度は一般参加者からの質問ですが、まず(1)の、
「国民はリサイクルを始め政府の主導する環境対策を進めているのに、なぜ二酸化炭素は減るどころか、増えているのか?」
 ですが、これは1990年と現在を比べて環境対策技術は進歩して、国民の環境への意識が高まったと言われているが、実際の統計などを見ると増えているがこれは一体どうして、というような内容でした。
 言われて見ると確かにという話で、この質問についてはパネラーの方が答え、事業単位では減っているものの運輸部門と民生部門、つまり国民の生活レベルでの排出が増えたことによる結果らしいです。

 次に(2)の、
「二酸化炭素が蓄積している「層」が上空にあると政府は説明しているが、二酸化炭素が「層」をなすのか?」
 という質問ですが、これについては武田氏とパネラーそろって、「えっ?」ってな感じであまり話が進みませんでした。質問をした方は溶接を仕事としている方で、普段から炭酸ガスを扱い専門家を自称していることから、二酸化炭素が上空の対流圏まで登ると二酸化炭素同士で固まり、層を作って温暖化を助長するらしいのですが、武田氏はそんなことはないと言い、二酸化炭素は対流圏で他のガスと混合、霧散するので層にならないといいましが、質問者はそんなことあるはずがないが、今日はこれまでにしておくと言って席に着きました。

 実を言うと、私もいわゆるガスの専門家とまでは言えませんが、ガス関係に普段携わっているので、早速近くのその筋に詳しい人に今日聞いてみましたが、そんな話は聞いたことはないと、武田氏と同じ解答が聞きました。私自身、炭酸ガスが層化するなんて話や特性は今まで聞いたことがありません。因みにどうでもいいですが、溶接作業時には炭酸ガス、もしくはアルゴンガスなどの不活性ガスが必ず必要です。

 でもって最後の質問(3)、
「温暖化が環境破壊であることは間違いないのに、なぜそんなことを議論しているのか?」
 この質問の内容は特に解説するまでもないのでいちいちせずに私の感想を言いますが、非常にナンセンスな質問だと思います。というのも、武田氏がなぜ環境省やリサイクル業者を批判しているかというと、連中の行っていることは実際の環境の保護になっておらずむしろ助長しているばかりか、リサイクルや環境保護の名の下に利権団体のような所へ国民の税金がばら撒かれている現状があるからです。武田氏自身も実際は環境を憂えているように私には見えますが、それだからこそこのいい加減な現状を黙って見てられないのだと思いますし、私自身この武田氏の見方を指示します。少なくとも、現状のリサイクル業者の状況は詐欺に近いものがあるでしょう。

 今後も武田氏のホームページで細かい書く内容がアップされるというので、それに合わせて私も感想を書いていくつもりです。
 それにしても、これ書いている途中でYou Tubeがうまく動かないで、そっちの方にえらく時間取られたな。

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