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2012年5月20日日曜日

政治を測るのに必要なもの

 このところ疲労が抜けないのもあるのか、真面目にブログでかくネタがホントにありません。日本の報道を見ていてもいちいち報道するほどのものかと悩むくらいくだらないものが多い上に、政治環境も解説する価値もないしょうもない話ばかりで困ってます。まぁ一言だけ書くと、最近なんだかが自民党の谷垣総裁と鳩山由紀夫元首相は空気が読めない点で案外似た者同士かもと思う程度です。
 そんななのでちょっとしょうもないことを書きますが、先日に知り合いに簡単に日本政治史を指導しましたが、改めて政治を測るのには何が必要なのかと考えてみました。基本的に必要なものは政治家個人々々に関するデータはもとより、政策や法律に関する知識ですが、それらの中でも一番重要なものを挙げるとすると変遷の歴史こと過程だと思います。

 ひとつ例にとるとメディアが全く騒がずにすんなり決まってしまった郵政の再国有化ですが、そもそも一体何故民営化が進められたのか、そしてなぜ郵政選挙に突入したのかという背景と共に説明する記事はついぞ見ることはありませんでした。しかし何故ここで再国有化が決められたのか、またそれによって生まれるメリットデメリットを見るためにはやはり過去の議論をもう一度見直す以外にほかありません。またちょっとグレードを上げるのであれば、2010年夏に起きたペリカン便とのシステム統合によって起きた混乱も付け加えればそこそこ話としては面白くなってきます。

 これは政治議論に限るわけじゃないですが、やはり最近の報道に欠けているのは前段階の知識や背景の解説のような気がします。スポット的に今起きた事だけをさらりと報道するだけならそれほど難しくはありませんが、なるべく詳細に前後関係をはっきりするような報道がないせいでなんだかニュースが詰まらなくなっている気がします。もっとも、仮に自分がやれと言われたら面倒がってそれほど解説せずに、「わかるやつにはわかるだろう」と言ってさらりとした記事にするでしょうが。

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