先日、経済分野における私の知恵袋的な友人が下記の記事を薦めてきました。
・【特別企画】日本は5年後も日本のまま=ジェラルド・カーティス氏(ウォール・ストリート・ジャーナル)
記事内容は長くないの是非読んでもらいたいのですが、現在の日本経済の状況、そして東京五輪に至るまでの未来について簡潔かつ冷静に、それでいて含蓄深く非常によくまとまっています。普段は自分の表現力を自慢する自分ですが、インタビュー物ですがこの記事ほど中身のある内容をこれほどまで簡潔に表現する自信は全くなく、文字通りおみそれする記事です。
この記事のポイントを敢えて箇条書きにして示すと、以下のような点が挙げられます。
・アベノミクスの成功、失敗それぞれのパターンで予測を書いている
・最重要の政治課題として日中関係を挙げている
・安倍首相の人気を自民総裁二期六年と前提して2018年と予想
・しかし安倍首相の後継者が現在40代の政治家に目下いないのが大きな不安要素と指摘
・今後の日本は良くも悪くもこのまま現状維持。高度経済成長に転じることはないと断言
この記事を書いたのはアメリカ人の大学教授、ジェラルド・カーティス氏ですが、外国人でありながらこれほどまで見事な分析をやってのけてしまうなんてただただ頭が下がります。その上で、日本国内にどうしてこのような分析が出来る人間がいないのかと思うのと同時に、経済予測ではアベノミクスが成功する、失敗するという2パターン予測をする人間が皆無に近いというのは考えるだに頭が痛くなります。
話は変わりますが同じく経済ネタで言うと、例のエアバッグ問題で揺れているタカタですが、かつての騒動時のオリンパスなどと比べると見ていて不気味なくらいに株価が落ちていません。原因もまだ判明できていないし、ぶっちゃけこの後立て直し聞かないのではと思うくらいに今回のリコール問題は根深いのにどうして株価がまだそこそこの価格を保っているのか不思議でしょうがないのですが、昨日その友人と話をした際、「恐らくこの後に政治決着することが内々に決まっていて、それをわかっている奴が買い増しているんじゃないか」という結論に至りました。もちろん勝手な予測ですが、通常では説明できない価格変動をしており、疑わない方がおかしいのではないかと密かに思います。
2 件のコメント:
小生に言わせば、アベノミクスが失敗です。また、円安が進行し、150円台に行くかと思います。
まぁ失敗ゆうてもなんもせんで自滅するよかなんぼもええで。円安は確かに進んどるけど、さすがにもうそろそろいっぱいいっぱいちゃうかな。
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