2016年5月11日水曜日

自殺の実況中継

 なんか昨日からやたら飛ばし気味な気がしますが気にせず書き続けると、昨日に私は「DEAD Tube」というエログロ漫画のレビュー記事を書きましたが、この漫画の三巻にて「自殺の実況中継」という話が描かれてあります。この回は自殺する場面を自殺する本人が撮影して後に自動でアップされた動画に視聴者数がどれだけ集まるかを競う、というネタで、正直ほかの回と比べて格段につまらなかったのですが、この回を読んだ人は「漫画の世界だしな」と思う人と、別の感想を持つ人の二種類に大きく分かれると思われます。というのも、実際に自殺の実況中継が本当にあったからです。

ユーストリームで予告繰り返し 24歳男性が自殺実況中継(J-CAST)

 この事件は2010年11月に起きたものですがマスコミも遠慮したのか当時はあまり大きく報じられておらず、恐らく事件自体を知っている人はそんなに多くない気がします。逆を言えばなんで自分は知ってるのか、本人でありながらやたら不思議です。あとどうでもいいけどちょうどこのころに中国渡ってます。

 事件内容をざっと説明すると、新卒で働いていた24歳の独身男性がネットの動画サイトの実況中継機能を使い、これから自殺するということをほのめかした上で本当にそのまま首吊るまでの過程をネットに配信し続け、動画を見ていた人たちから通報を受け出動した警察によってその死が確認されたという事件です。この動画の配信前から自殺した男性は2ちゃんねるなどに自殺するという計画を書き込んでおり、その書き込みを見ていた人たちの一部が当の実況配信も眺めていたそうですが、事件後に実際に見ていたと主張する人が書き込んだ書き込みなどによると、「あれあれって思って見ているうちに本当に自殺してしまって呆然とした」という書き込みを見たことがあります。真偽は計りかねますが。

 一体何故この男性は自らの自殺を実況配信したのか。承認欲求があったからとか何か考えがあったからとかいろいろ理由を問う議論も出ていますが正直なところ私はこの方面には興味が無く、むしろ何をすれば自殺を実況配信するのか、こっちの構造的な議論の方が興味あります。
 邪推な言い方ですが実況配信する自殺方法なんてアノミー(自己本位)型自殺の究極系と言ってもいいような自殺方法で、思考が完全に自分自身に向いてて振り切っているような印象を覚え、どういうタイプ、どういう環境、どういう手段でこういう自殺をして来るのか、分析すべきはこっちの方なのではというのが私の見方です。

 でもってひとつ予想を書くと、これからこういう形態の自殺が増えていくのではないかという風にも見ています。リンクは貼りませんが2013年にも自殺の実況中継があり、これも影響を考慮してかメディアはそれほど報じていませんが、何故こうした実況中継が起こるのかというと自殺する人間は昔も今もいるという前提で、一番大きい理由としては実況中継出来るツールが整っている事に尽きます。昔と違って個人でも簡単にリアルタイムで動画を配信できる時代となり、敢えてこうしたツールを活用する自殺者が単純に現れるようになったと見るべきだと考えます。
 ただ別に誰がどう自殺しようが私はあまり気にしませんが、こうした実況中継型自殺が増えていくと社会不安は確実に増すと断言できます。有名人が自殺するとそれに影響されてか社会全体で自殺者が増えるということは世界各国で確認されており、これは私も過去に調べたことがありますが練炭自殺も大きく報じられた時期に件数が増える傾向がありました。いちいち説明するまでもないですが、自殺という者は目に入れば入るほど増えてく概念です。

 何が言いたいのかというと、仮にこれから私の予言通りに実況中継型自殺が増えていくとなると社会はどう対応していくべきなのか。ここまで読んでいればわかるでしょうがある程度の情報のシャットアウトが必要で、過去の事例の様に発生したとしてもメディアはそれを敢えて報じるべきではなく、また各動画配信サイトも、アップロードされることは完全には防ぎようがないので、事がわかり次第に関連動画を規約を頼りに可能な限り削除して拡散を防ぐといった対応が必要かと思われます。

 最後にどうでもいい自殺ネタですが、たまに「日本の20代から30代の若者の死亡原因第一位は自殺であり、これは大きな問題である」と書く記事とか広告ありますが、戦争中とか犯罪の多い国を除くと死因一位が自殺じゃない国なんてほぼなく、単純に若いうちは病気しないから死ぬとなると自殺しかないだけです。しかも日本の場合、明らかに他殺だろうと疑われるケースでも警察が捜査サボろうとして自殺として処理することもあると言われており、要するにあんまこの手の統計でれこれ言うのはやめた方がいいってことです。元となるデータに問題あるんだから。

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