さてようやくこの丹東旅行ネタも最後というわけで、前回までで大まかな旅行行程については書き終えております。今回は補足情報としていくつか追記するわけですが、最初に書いておきたいこととしては宿泊した「新安東大酒店」についてです。「安東」というのは丹東の旧地名なのですが、このホテルは恐らく市内のホテルとしてはトップクラスの規模で宿泊期間中はイベントスペースで常に結婚披露宴が開かれておりメジャーなホテルなのだと思います。
しかしその一方、出資者は香港資本であることは確認しましたが、恐らく北朝鮮の資本も入っている、もしくは何らかのつながりなり便宜なりが確実に存在するホテルだと確信しています。理由としてはホテル内では常に金日成バッジをつけた北朝鮮政府職員らしき人物が見られたということ、もう一つ、ホテル設計が明らかに中国の物とは異なっているからです。
あまり世間で言われることがありませんが中国の大規模な建物には特徴的な設計が必ず盛り込まれており、具体的にあげると「吹き抜け」が絶対存在します。風水の概念で龍が上に登るようにという意匠らしいのですが、ショッピングモールやホテルなどでは最低でも一階から三階程度までは必ず中央またはロビーに吹き抜けが設けられています。
然るにこの新安東大酒店にはそうした吹き抜けがないばかりか廊下が極端に狭くて細く、一見して強い違和感を覚えました。もっとも一緒にいた上海人の友人は私が指摘するまで気が付かなかったけど。
しかも四階から十九階は何故かホテル宿泊客用のエレベーターでは行くことが出来ず、多分これも北朝鮮の事務所なり北傭船人労働者の宿泊スペースになっているせいではないかと思います。フロントも、顔つきからして朝鮮族系に思えたし。
話は変わって買ってきたお土産についてですが、今回買った中では上の写真のコーリャン酒用ボトルがめちゃ気に入ってます。酒飲めないくせになんでこんなの買ったのかというと単純にこのボトルが欲しかったためで、サイクリングの最中にさりげなくこのボトルを取り出して水とか飲みだしたらかっこよさそうと思ったためでした。値段は30元(約540円)で、中に入っていた酒は友人と一口だけ飲んで洗面所に流したら洗面所がしばしコーリャン酒の臭いに包まれました。
ベルトつけるとこうなる
ベルト脱がすとこうなる
この写真は買いはしなかったものの土産物屋で売っててなにコレと思った商品です。見たところなんかの魚の干物のようですが、表面に妙な日本語が書かれていました。
「せいか味のあめ」ってなんだ?
こちらはちゃんと買ってきたお土産で、なんと北朝鮮の紙幣+コインです。
個人的にはこうしたお金以外にも将軍様グッズが何かあれば買っていきたいと思ってはいたものの、その手のグッズは他にはほぼ何もありませんでした。っていうかまともなお土産なんて無く、どこいっても干したブルーベリーとかよくわからないゆで卵、本物かどうか怪しい朝鮮人参ばかりしかなく、後なんか韓国製のお菓子ばかりが売られていました。
一応会社へのお土産として恐らく韓国製と思しき「朝鮮人参キャンディー」を買って帰りましたが、今日同僚から、「お腹すいているけど花園さんの買ってきたくそまずいキャンディーしかない(´・ω・`)」とリアルに言われました。
私も舐めてみましたが実際にくそまずく、なんていうか砂を噛むような味がする上にやたらと匂いが強烈だから近くで誰かが封を開けただけでわかってしまうほど臭います。無駄に二袋も買ってきたから、多分向こう半年は放置されることになると思う。
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