・中国、就労外国人をランク分け…4月から導入へ(読売新聞)
今日はマルクス主義的(=意味なく、空虚な)にブログは書かないでおこうと思っていたらこの件が日本でも報じられていたので、一つ自分の方でも解説が必要だと思うので書くことにしました。
中国当局が中国国内で就労する外国人をランク分けする就業等級制度を導入すると私が聞いたのは昨年十一月頃でした。この方面に通じている知人から話を聞いたのですが、上野読売新聞の報道と比べるといくらか内容に差があります。
まず等級についてですが、読売の報道では「AからC」の三段階となっておりますが私が聞いた情報では「AからD」の四段階でした。Aは大学教授など超VIPであることは共通していますが、Bランクについては中国語も話せて比較的就業が好ましい外国人、Cランクは一般就業外国人、Dランクは就業が認められない外国人と私は聞いております。Aランクに入る人はほぼおらず、実質的にはBかCかで区別されるだけで中国語能力資格検定のHSKで6級を持っている私などは恐らくBランクに入るだろうと言われました。
次にその導入時期についてですが、読売は今年4月からと報じていますが私は昨年末にも開始されるという話を聞きました。何故このような食い違いがあるかについてですが、先程調べてみたところどうもこの件は国内でも詳細が細かに発信されておらず、中国現地メディアが報じている内容は何故か外国メディア(ニューヨークタイムズなど)の引用で、どうもどうもかっちりとした出所が見えてきません。
ただ、昨年末に導入というのは恐らく間違いだったのでしょう。というのも私はこのほどビザ更新を行って今週にパスポートが返ってきたのですが、現在手帳形式の就業許可証が導入以降は就業等級の書かれたカードになると聞いていたものの、今回カードはついておらずこれまでと同じように手帳の状態で戻ってきたからです。そうなると、読売が報じているように4月導入で正しいのかもしれません。
あとこの就業等級はポイント制となっており、前述のHSK資格を取得することによってポイントが積み上がるということから、中国語のエキスパートであるがまだHSKを受けていない同僚が今度受けようかなと検討していました。ランクが高い方が手続き上で有利になるというので、高いに越したことはないでしょうし。
なおこの件について先日私が同僚に話したこととしては、「制度で中国に先越されたね」という内容でした。これはどういう意味かというと、日本もこういうわかりやすい制度を早く導入する必要があると感じたからです。今後の日本は労働力不足が顕在化していき好まざろうと外国人労働者の労働力が必要となるだけに、それこそ日本語能力は日本での定着具合などから就業等級を定め、再入国やビザ更新等の手続きを優遇したり、逆に犯罪歴などから日本での就労を認めない外国人をふるい分けした上、外国人の採用を考える民間企業などに示す必要があるでしょう。
自分はこういう発想の仕方をしたけど、他の人間はどうなのかなと思う当たり我ながら日本人離れしているなという気がします。
2 件のコメント:
キミなら、Aランクに入るやろう?また、ぜひこの様な制度を日本に導入させましょう。
Bゆうとるやないけ。Aなんてとったら日本帰れへん。
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